FEP LIVE REPORT


991127 京都NEGAPOSI


<曲順リスト>

 1.白梅町の歌
 2.灯台守になった江上さんの歌
 3.こおろぎのせい
 4.フロリダ
 5.九月ともなれば彼女は
 6.お兄さんは働きもの
 7.恋の回送列車
 8.まるで何もないみたい
 9.遠来(えんらい)
10.キャバレー
11.奥さん
12.ミスター・メキシコ
13.PLASTIC LOVERS
14.(IT'S JUST LIKE A)BEAUTIFUL DAY


ライブ開始15分まえにすでに席は満席、これまでにないほど熱気の満ちた京都は丸太町のライブハウスNEGAPOSI。
控え室までとどく客席の熱気に、FEPのメンバーは今日のライブ成功への確かな手応えを感じていた。


19:30、定刻通りにライブはスタート。一曲目から五曲目まではFEP初のアコースティックセット。
普段はドラムを担当する谷山がアコースティックではその達人級のピアノの腕前を披露。
尾坂はピアニカ、笠間はパーカッション、フルカワはフォークギターという変則的な編成で演奏。

←ピアノは谷山氏(後ろ姿ですが)ピアニカをひく尾坂氏(右


一曲目は青春のほろ苦い郷愁を歌う「白梅町の歌」。
多少ハーモニーの不調を感じるも、曲が進むにつれFEPメンバーは徐々にペースを取り戻す。
2曲目は「灯台守になった江上さんの歌」。
デモテープでは<オザケンとジャクソン5のパクリ>と自嘲気味な
アレンジだったのが、今回はアコースティックに合わせブギウギに変身。
間奏のソロコーナーでは、笠間がタンバリンを投げる芸を見せるなど、

←間奏でタンバリンを空に投げる笠間氏

その大胆な変身はおおいに賛否両論を巻き起こした。
三曲目、ジャズの香りを漂わせる「コオロギのせい」で少し落ち着いた雰囲気へ。
そして四曲目は名バラード「フロリダ」。会場からは感動の余り涙する人の姿もあったとか。
五曲目はFEPお得意のコーラスによるハーモニーの魅力を遺憾なく発揮する
「九月になれば彼女は」。まだ演奏回数は少ないものの、完成度・難易度の高いハーモニーは
初めて目にする方にはとても新鮮に映るようだ。地味目ながらも、毎回反響が多い曲である。
この曲を持って、アコースティックセットは終了。つぎのエレキセットへと突入。
   
FEPのライブではずっと演奏され続けている定番の「お兄さんは働きもの」でスタート。
アコースティックセットで喉が潤ったのか、いつになく笠間の声の調子が良く、
バンドの演奏がさらに活気づく。間髪入れずにそのまま七曲目の「恋の回送列車」へ。
フルカワは前日風邪をひいており喉の調子は良くないものの、テンションのたかい歌で
ぐいぐいと前へでる。アレンジを大幅に変更した尾坂氏のキーボードも素晴らしいさえを見せた。
フルカワのMCにはいつも苦情が多いが、今回のライブでも次の「まるで何もないみたい」の紹介で
「中途半端な曲です」という失言をしてしまう。本当は「ミドルテンポの曲」という事を
いいたかったらしいが、ステージ上ではいつも冷静になることができないフルカワは今回も、客席から
もれる苦笑に胸を痛めたようである。気を取り戻し次曲の「遠来」へ。この曲は演奏回数を増すごとに
リズム隊が良くなっているようだ。今回のライブでも心地よいグルーブを叩き出していた。
そして、お客さんからのリクエストが非常に高い、ドラムの谷山氏の作曲によるインストの「キャバレー」。
イントロが鳴り出すと客席からは「おおっ」という声が。すかさずそれに反応したメンバーは
荒削りながらもかなりテンションの高い演奏を披露。リクエストが多いだけに、会場は大変な盛り上がりを
見せた。そこへ畳み込むように濃厚な「奥さん」が続く。熱気は最高潮へ。
ここで「ミスターメキシコ」。さわやかな歌詞とハーモニーで一息。「最後の曲です」曲は
「プラスチックラヴァーズ」。笠間による歌詞が玄人筋から非常に大きな評価を受けている名曲だ。
曲の最後でフルカワは勢い余って大声で熱唱。それに伴いライブは終了した・・・・。
お客さんの熱烈な拍手に応えるため、アンコールをやることになった。
曲は「(IT'S JUST LIKE A)BEAUTIFUL DAY」。アカペラの四声にアレンジしたこの曲では
いままでのFEPになかった複雑なジャズっぽいハーモニーを披露。

-----ライブは、四人の声のかすかな残響とともに静かな終わりを迎えた、鳴りやまない拍手を背に。

 


<HOW DOES IT FELL? 〜ライブの感想〜> TEXT BY MAKOTO OSAKA

「今までで一番楽しめたライブではなかろうか?
まだまだ演奏能力は十分とは言えないものの、(もちろん、O氏の事だが、)
少しずつ、みな着実に進歩している。
今回は、半分をアコースティックでうめるという、
今までにない大胆な構成にやや不安を残しつつも、
みな堂々と歌い、演奏していたではないか。かの「ハラッパカラッパ」の
前座でありながら、その威風堂堂たる姿は、
まるで往年のザ・ドリフターズのようであった。
(ドリフターズはかつてビートルズの前座をつとめた。)
FEPの飽くなき挑戦は続く・・・。」


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★< おまけ:控え室でのメンバーの画像 >☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★