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時代と嗜好 1.
  Date: 2003-09-24 (wed)


 時代とともに人間の好みって変わるんだな、と思うのは、それだけ多くの「はやり廃り」を、ネットその他の情報源にて知ることが出来るから、でしょう。
 今日は、「菓子」について考えてみます。
 現在の日本の菓子のレベルの高さは世界一ではないか、と思っています。日本人自体が味にうるさく、おいしいものが好きで、それなりにお金をかける、という性向から菓子製造業界も無縁でなく、たくさんのメーカが相当な開発費を投入し、また生産システムを洗練させて、少しでも安い値段で味の良い商品を生み出すべく激しい競争を繰り広げています。

 個人的にはあまり甘いものは好みませんが、それでも日本製品の値段に不釣合いなレベルの高さ(時々暴れたくなるようなものもありますが)は、電化製品だけではないということを、輸入製品に触れるたびに思うわけです。

 ですので、そういった競争原理からほぼ無縁な「伝統的な菓子」というものが、非常にコストパフォーマンスが悪く感じられるのも、いたし方のないところでしょう(もちろん例外もある)。
 1.伝統の製法にこだわるため量産化できない
 2.伝統の味にこだわるので、改善がなされない(完成している、という認識か。しかし実際には「完成」しているものはわずかである)。
 3.伝統の味なので顧客も文句を言わない。
 思いつくだけでも上記3つが考えられ、他にも多くの要因があるでしょう。このホームページがマイナーなので書きますが、京都の和菓子の多くは、観光客以外に買う人はいないのではないか、と思っています。売れなくなれば改善に向かうのでしょうが、それなりに売れ続けるため伝統が守られるわけです。

 伝統の老舗も、創業当時があったわけで、同業他社に差をつけるべく大変な努力を続けた時代があったはずです。味の「洗練」はもちろん、当時の有名人や有力者に金を払って評判を書いてもらう、といった「宣伝」もしていたでしょう。

 当時はその味はNo.1だったのでしょう。そして現代においてその味に触れ、人間の嗜好の変化を体験することが出来る。これはとてもすごいことなのかもしれません。が。
 どうしてもだめだっ、この○○○っ!!
  



また頑張って更新しマース