WHITE MUSIC/XTC


いわずと知れたXTCの記念すべきデビュー作。当時はパンク最盛期であり、ニューウェーブがどうとかそんなジャンルすらなかった時代にキーボード(オルガン)を大胆に導入したぶっ壊れポップスを演奏していたのだから凄まじい。彼らも当時はパンクだったのだ、というより他のジャンル自体がなかった時代だから無理矢理パンクシーンにほうり込まれていただけなのかも知れない。
当時のパンクは粗削りなギターロックというものがスタンダードだったと思うがXTCのパンクは粗削りでありながら非常に巧妙なコード進行だったり、オルガンが曲をひっぱっているしなかなか凝ったアレンジが聞いていて楽しい。後のXTCからは想像もつかないくらい若さで突っ走っているXTCがここにある。曲自体も彼ららしくポップに仕上げられているので非常に聞き易い。当時のこの彼らのスタイルは後のアーティストにもかなりの影響を与えているだろう。BISなんでよく似た曲もあるし。
この1st、そして「GO2」までははじけたR&RスタイルをとっていたXTCよりもむしろ後期のポップス職人としてのXTCの方が評価が高いが、ファンの間ではこの1stに入っている「THIS is POP」が名曲とされている。この曲今聴いてもぜんぜん色褪せてないし。この初期のXTCのロゴマークもかっこいい。ジャケットもなかなか良いと思う。音楽性云々で後期が本物のXTCかどうかはどうでもいい。初期のXTCもかっこよくて好きだ。
ま、ビートルズの初期もパンクやったしな。人間熟成すると違う方向性を見出すものなのか。