STRAWBERRY FIELDS FOREVER





僕の嫌いなもの。

ナウなヤングの集まるちょっとお洒落なスポットに、昔なつかしの駄菓子やおもちゃを
取り揃えているスペースと、そこで「なつかしー」とかいいながらそれを見ている女の子たち。

・・・・なんか嫌なんである、ああいうのって。

宮崎駿監督の映画「おもひでぽろぽろ」。
主人公は、自然や田舎暮らしにあこがれる女の子。
彼女は機会があって田舎暮らしをすることになり、最初はその生活を楽しむのだが、
次第に田舎や自然の「本質」を知ることになり、自分が結局、田舎や自然に対して
遠巻きな安全な位置からあこがれていたのにすぎなかったのだ、ということに気づくというお話。


「ニュータウン」とよばれる郊外の住宅街、また、そこよりももっと郊外の「地方」で生まれ育った
人たちにとって「じゃりんこチエ」のような世界は興味をそそられる対象なのかもしれない。

しかしその「下町」も、自然や田舎と同じように、ある種の「本質」を内包しているのである。

本当に下町で生まれ育ったものにとって、下町のさまざまな事物は単に「なつかしい」だけのものではない。
それは、乗り越えてきたもの、捨ててきたもの、忘れたいもの、なのかもしれない。









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