DEAD?ALIVE?
(WHAT IS THIS PAGE?)

ある数学者に「あなたは、数学という世界のすべてを俯瞰できる学問を、操ることができてうらやましい」
といったことがある
しかし、彼は「それはちがう」と答えた
数学は確かに世界の多くのことを、鮮やかな切り口で示すことができる
世の中のあらゆる現象を、象牙の塔の高みから俯瞰することができたはずの彼が
見ることのできなかったものとは何だったのだろうか
象牙の塔の一階に登るのがやっとだった僕にそれを知るよしもないが
それは多分、僕たちがいつも見ているものだったに違いないと思う
シュレーデインガーの猫は、生と死がないまぜになった猫である
生と死は相反するもので、本来同居するものではないが、この猫は「生と死の両方を兼ね備えた」猫である
アインシュタインは「神はサイコロをふりたまわず」という言葉を残したが、
僕たちはこの世界をサイコロ抜きで説明できることばをまだもたない
つまり僕たちが今できる精一杯のことは、シュレーデインガーの猫の生死を決めることではなくて、
その頭をなでてあげることなのだろうと思う
長々と書き綴ってしまったが、結局僕がいいたかったことは、
難しい物理の法則や、数学の公式などではなく、
僕は数学が苦手だということでは勿論なく、僕は猫が好きだということでも当然ない
ただ、今のところサイコロで決められているこの世界のタネが明かされ、
サイコロを振る手におおきなしっぺがくわえられるその日まで、いや、もしそのタネがやっぱり無かったとしても
愛すべき人(自分?)の為に生きていこうといいたかったのである
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