恋と戦争とベースボール





野球ほど数学的なスポーツはない。


野球は、その中で起こるあらゆることを、数字に置き換えることができる。

個人・チームの成績・記録。対戦時の確率。

その日のゲームでどこにボールが動き、それがどういう結果になったのか。

他にもありとあらゆることが、数字に置換可能なのである。

サッカーやバスケットボールでもある程度は数字に置き換えることは可能だろうけど、

野球ほどは綿密に数字化することは不可能だろう。



よくプロ野球ファンが、シーズン開幕前に「今年は松坂が15勝して、西口が12勝、松井が20ホーマーで・・・」

と予想をしてる姿をみかけるが、それを突き詰めていけば、

そのシーズンのチームの動向をすべて、数字で表現することも可能なのである。


そんな「野球」というスポーツであるが、その「数学的」であることとは

正反対とおもわれるもうひとつの顔をもつ。


「人間くささ」である。


ゲームの前の夜に大酒を飲み、滅茶苦茶な二日酔いなのに

ホームランをかっとばすバッターの話。

自分のチームに有利なようにファールラインを細工する、グラウンドキーパーの話。

ノーヒットノーランまであとひとり。最後のバッターのぼてぼての内野ゴロ。

セーフともアウトともとれるぎりぎりのタイミングで走りこむバッターを

「アウト」にするアンパイアーの「英断」


・・・など枚挙にいとまがない。


そんな「ふたつの顔」をもつ「野球」というスポーツが僕は大好きだ。

今年も球場に行きたいなあ。









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