
JUST A GIGOLO
This is the leaflet of the movie that was issued in Japan.

パンフレット 編集・発行 テレキャスジャパン 全20ページ
1978年 独・レグアンフィルム 上映時間104分
1977年から1978年の冬にベルリンで撮影された。
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ー(撮影現場にて) by:クリス・ボドンフィールド
ジャスト・ア・ジゴロは、ドイツのプレミアで不評を買い、当初、イギリスでは配給元さえ決まらなかった。
日本公開は、レッツ・ダンスの頃、ボウイ人気が大爆発した年だった。
ボウイ・インタビュ
O演技について
ボウイは2Fのエデン・バーから紅のタペストリーで統一されたキヤフェ・ウィーンに降りてきた。今日のコスチュームは着古したよれよれのコートだった。
ク:「ボウイ、君はリンゼイ・ケンプのグループでパントマイムをやっていたね。」
ボ:「そう、僕がする動作はすべてバスター・キートンの影響を受けており、目標とするのも彼だけだ。キートンは肉体表現を第一としたが、その顔は“偉大なる石顔”と呼ばれ、ほんの少し顔を動かすだけで人間の感情のすべてを表わす事ができた。僕の一番恐れるのは演技のしすぎだ。」
ク:「正しい身体表現とはどういうものだと思う。」
ボ:「ビクターマチェレは言っている。“感情的なシーンを見た時どう行動にしたら良いか?右を見るかい?左を見るかい?”と。僕はいつも感情表現の時はこの質間を思い出す。」
ク:「地球に落ちて釆た男はどうだった?」
ボ:「あの作品以来、僕の中の中にはStranger in Strange Land.〈見ず知らずの地の異邦人〉という考えが巣喰っているんだ。これは70年代初めに僕の頭の中で首をもたげた考えで、今でも、この考えにとらわれており、最終的にはeternal alian(永久的宇宙人)に僕はなるような気がする。実際ここ数年宇宙人の役ばかりやっているが、本当に楽しいよ。」
ク:「ファンや大衆に対してどう思うね。」
ボ:「僕の場合一般的に大衆は僕を火星人的なイメージで見、またそれを期待しているから、こういう役は彼らの要望にもかなうわけさ。実際、僕自身は気の向くままに“自分の役”(キャラクター)というものを変えてきたから、フアンがそれを不満に思っているんだ。しかし人間の本性なんてものはそう簡単に変えられるものではない。真のロックン・ローラーはたった一つのものを追求めているんだ。たとえ、それを人々が受け入れようと、受け入れまいと。」
ク:「追い求めるものと、演じている役(キヤラクター〉を変える事は全く別なんだね。」
ボ:「そうさ。それは古い言葉で言えば、一種の冒険なんだ。キャラクターを持つ事はいくつかの違った人生を生きるという意味で有効な事だよ。たとえそれが表面的なレベルでも。芸術もそういう意味では一つの別な世界であり、僕はその世界でも船出をしているんだ。」
ク:「君がキャラクターを変えるのは、エロ一ル・フリンが、キヤプテン・ブラッドからロビン・フッドの役に変わる様なものなんだね。」
ボ:「その通り。僕はいつでも同時に異なるキャラクターを演じていられるよ。僕が演ってみたいのはぶざまな人間や、気狂いや、異邦人さ。それから時代錯誤的な芝居も入るが。」
ク:「JUST A JlGOLOの中ではただのロマンテチックな情夫の役だけど…。」
ボ:「それは違うね。『人間の心の中に住む、異邦人』又は『もう一人の自分』という役所が気に入ったのさ。」

戦場(第一次大戦)では、青年将校として地位も誇りもあったポールだが、終戦後は、ただの失業者でしかなかった。 50年代のセックス・シンボルだったキム・ノヴァクが演じる金持ち女ヘルガの若い情夫になったりして、ポールは、ジゴロの世界に浸って行く。
監督のデビッド・ヘミングスは、この映画をめまぐるしく変わっていく世の中、誰も何をしたいのか分からないような社会で、自分の生き方を探し求める少年を描いたものだ、と語っている。(デヴィッド・ボウイー ブラック・ブックより)