「うれしい!」

 妻から聞いた話です。
 クリスマス前にはどこの街でも駅前などに、大きなクリスマスツリーが飾られるでしょう。 クリスマスを数日後に控えたその日、我が街でも例に洩れず、巨大なクリスマスツリーが設置されました。 妻と3歳の息子とがそこを通りかかり、その美しさに目を奪われて 立ち止まったとき、息子が嬌声をあげたそうです。

 「うわぁ、うれしい!」

 ・・・「大きい!」とか「きれい!」とか、そういう感想なら思いつくのですが、「うれしい!」という言葉は・・・。
 そうか、美しいクリスマスツリーは、「うれしい」 もんなんだなぁ、と。「大きい」って思ったり、「綺麗」と思うのは、それは「うれしい」と感じるからこそなんだ、とハタと気が付いたのです。
 美しいツリーを見て即座に「うれしい」と言った息子をうらやましく感じ、わたし自身「うれしい!」と感じたのでした。