ARRIVAL 05 FEB 2004



04 FEB<IRELAND>

前日以前からのパッキングが当日になっても終わらない。
押して、捨てて、乗っかってのくり返し。
ようやく終わりかけたと見せかけて
重量オーバーに恐れおののき再度廃棄作業へ。
出発3時間前どうにかこうにか詰め込んで
部屋を見渡す。

掃除機をかけ、モップをかけ、窓を開けた。
昨日までの大雨とは違いかすかに晴れている。
汗ばんだ肌に冷たく湿気を帯びた風を感じる。

ゴールウェイの風だ。

忙しく時は過ぎ、最後だからゆっくりとと思ってみたものの
結局はお決まりパターンでパスタを喉に詰め込み
いつものアールグレイで流し込む。

もう見る事もないだろう部屋を
最後に見渡して、窓を閉め、
タクシーのクラクションの音に
リビングにキッチンに後ろ髪引かれながらも
ドアを閉め、鍵を閉めた。

まるで、いつも学校へ行くときの様に。

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タクシーでバスステーションに向かう途中、
最後にシティーセンターに行きたかったな
と悔やみつつ

大好きなキャシドラルを見上げて
コリブ川を見下ろして
ユニバーシティを
ポストオフィスを
ケネディパークを
小道を道路を
行き交う人々を

―ゴールウェイを

窓の中から、ただ虚ろに眺めていた。

私の街。
私のもうひとつのふるさと。


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荷物の重さに汗だくになり
腕にあざを作りながらバスに乗り込む。
朝から息つく暇もなく動きとおしで
やっと、ほっと一息する。

バスが動き出し、街が遠ざかり
レンモアの家々が遠ざかってゆく。

まるで嘘みたい、今のが最後だったなんて
またすぐ帰ってくるような気がするのに。


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ダブリンに着くと、かよさんとデーブが迎えに来ていて
タクシーを捕まえ、かよさん宅まで向かう。
荷物を置いて、夕食へと向かう。
スペイン人が作る本場のパエリアとかで
パエリア初体験な私は非常に感動。
ウマイ。
皆英語上手いなーとただただ感心しつつ
時は過ぎ、帰宅。

再度荷物を取り出して、パッキング術を
習いながら、体重計に乗りながら
明日の魔のチェックインに向けて頭を悩ます。

明日は朝早いから今のうちににお別れねと
かよさんと抱き合う。

She is so tiny!!!

とデーブにはしゃいで報告。
そういう貴方もso tiny

ふと時計を見ると既に2時。
明日というか今日は5時起き・・アレ?
3時間後なんですが?(爆)
とりあえず、朦朧としながら床へダイヴ。

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眠りがたりねェー
とりあえず起きて皆を起こさないよう
準備をして、タクシーに乗り込む。
まだ、暗いんですけどと思いつつ空港到着。
張り切ってチェックインカウンターに行くが
オープン前で撃沈。
二手に分かれて機内持込を隠しつつ
時間丁度にチェックイン。
あんなに心配してたのに規定重量以内で
間抜け。

デューティーフリーにてお土産を買い漁り
重さで痣が悪化。ちくしょう。



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何だかんだで、飛行機に乗り込み
落ち着かない間に、容赦なく飛び立たれる。

ちょっとはひたらせてよ、と思いつつ
機内では10ヶ月前のあの日同様、一睡も出来ず身悶える。
ニモを2回見て、あとはひたすら「現地までの飛行時間」
「到着予定時間」の画面とにらめっこ。



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05 FEB<JAPAN>

悶絶ののち成田に到着、干乾びた私はもんづに
めでたく迎えられるのであった。

こうして、何の実感も沸かないまま、
長いようで短い私の留学生活は、疲労困憊の中
2004年2月5日に幕を閉じたのでした。



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