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無性に髪が切りたくなった。

そこで家の近くにあるサビれた美容院に行きました。
そこがもう間違っています。
若い娘はサビれた美容院にはいきません。
若者用の美容院を求めて街へ繰り出すはずです。

まぁ、いいとして。

そのサビれた美容院に入った瞬間、

「あ、こりゃダメだ」

一瞬にして悟りました。

だって客も美容師もみんなババア。

でも、ババアでも髪くらい切れんだろ、と思って、
というか、いったん入っといて出るワケにもいかないから仕方なく、
促されるままにイスに座ってしまいました。

あーあ、逃げりゃよかった。
 

おばさん(いちおう美容師)が髪型の載ってる本を4冊くらい見せてくれたのですが、
そのうちの2冊は、いつの時代?といった感じ。
だってモデルの眉が太い。恥ずかしいくらいに。
口紅が濃くてアイシャドウが黄色っぽい。
髪型はへんなソバージュとか。
あったあったこういう時代!って感じの。
あぁ、だっさい。ださくて笑える。

しかしそんなの見て喜んでる場合じゃなく、
早くどれにするか決めないと。

私の中ではだいたいイメージができていました。
でもあまり近いのはなかったので、適当にそれっぽいのを選んでオーダー。
 
 

最初は順調だったのですが、だんだん雲行きがあやしく。
それと同時に私の鼓動も激しくなってきました。

だって明らかに切りすぎ。
どうなんのこれ?

一番長いところの長さはあってる。
でも一番短いところが短すぎ。
なのにまだ切り続けてる。

「あの、もうそれくらいで・・・」

とかなんとか言いたかったけど、言えずじまい。小心者だから。
 

さまざまな思いが胸の中を渦巻きつつも、
黙ったまま成り行きを見守ること数分。
 

「いかがですか?」

と言われたときには、
 

「・・・死のうかな・・・」

とさえ思うくらい変な頭にされてました。

私は髪を切られたあと、たいてい「死」が脳裏をよぎります。
だっていつも注文と似ても似つかない風にされるから。
いつも短すぎる。
これからしばらくこの頭で過ごすと思うとツライくらいに。
 

あまりにも変でどうにもなからなったのですが、
短いところが短すぎるために、今度、長いところが変に見えて、

「うーん・・・・・・・この長いところもう少し切った方がいいかも・・・」

「じゃ、もうちょっと切りましょうか」

結局全体的に短くなってしまいました。
 

そしてできたのがこんな。
 

「やっぱりちょっと切った方がよくなったわね」

ってオマエほんとにわかってんのか。
 

その後、別にいいのにスタイリングをしだし、
そのセンスがまたおばさん。

年寄りに若者の感覚なんてわかりゃしねーよ。
 

みんな、私の頭を見て、
何を思ってこういう髪型にしたのか、どういう風に注文したのか、などと思うでしょうが、
私はこうしてほしいと頼んだ覚えはありません。
 

しばらく髪の毛と卒業後のことについてはふれないでください。

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教訓

『年寄りの美容院<ヤングな床屋』
 

床屋でも切られすぎたけどまだマシだった。

というか若い娘はどっちにも行かないのがベスト。