| 欲望のターゲット |
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1990年にデビューを飾ったLA出身の4人組。VINNIE VINCENT INVASIONから脱退した、マーク・スローター(vo)とディナ・ストラム(b)(オジーにランディを紹介したあの人!!)の2人が結成。アメリカだけで250万枚以上、全世界で300万枚以上の売上を上げた大ヒットアルバム。あの「American Music Award」で“HM/HR部門最優秀新人賞”を獲得、さらには数々の音楽誌の人気投票で最優秀新人バンドを獲得した。確かにこのアルバムの楽曲もプレイも超一流。当時はフル・チューンで聴いた。今でもこれを聴くとノリにのって爆発しそうだ。 カメラのシャッター音のSEから始まるグルーブ感のあるヘヴィな「EYE TO EYE」は、不思議なリズムとキャッチーなメロディが絡み合ったすばらしいオープニング。ディナのベース・ラインはすばらしく駆け巡っている!!「BURNIN' BRIDGES」も面白いリズムで走っていく。どの曲もそうだが、マークの歌声のバックで流れるメロディはすごく良く練られている。そしてこの曲から火がついた「UP ALL NIGHT」。サビはみんなで大合唱!!曲の終わり方もフレンドリーで、ファンのバンドって感じ。「SPEND MY LIFE」のさわやかなメロディのラブ・ソングもすばらしい。感心するくらいどの曲も良く出来てるよねぇ。「THIKING OF JUNE」でちょっと一休み。流麗なインストゥル・メンタル。「SHE WANTS MORE」のマークのボーカルにこの変わったメロディは他の誰も真似できないよね。聴いたことないもん、こんな不思議でキャッチーなハード・ロック。ティムのギター・ソロも綺麗にきまって最高。曲間のちょっとした遊びの部分もすばらしくはまっている。そしてスローターといえばこのバラード、「FLY TO THE ANGELS」。各人のプレイがすばらしい緊張感を与えている壮大なバラードだ。自分もよく歌ったもんだ。マークのアドリブから繰り出される「MAD ABOUT YOU」は力の入るハード・ロック。続くマークの歌から始まる「THAT'S NOT ENOUGH」は歯切れ良いリズムで成り立つ1曲で、ディナとブラスのリズム隊がぐいぐい引っ張る。ここから続く3曲がメロディパワー炸裂!!後半10曲目からしてのこの楽曲の充実ぶりには恐れ入った。寂しげでアダルトな始まりをもつ「YOU ARE THE ONE」のアコースティックは効果的。暖かいメロディを持つ心に染み入る一曲である。「GAVE ME YOUR HEART」のキャッチーで明るいポップ・ロックを聴くと、体中から訳の解らないうれしさがこみ上げてくる。夜を思わせる「DESPERATELY」のキャッチーなパワーを持つサビには力が入ってしまう。ティムのギターも気持ち良いくらい響き渡りかっこいい。そしてライブ風な作りのパワー・ロックな「LOADED GUN」では力の入ったマークのシャウトが聴ける。続いては「FLY TO THE ANGELS」のアコースティック・バージョン。そしてラストはなんとアカペラの「WINGIN' IT」この終わり方には思わずびっくり!!なんとも楽しい雰囲気でバンドをやっているのが解る。 このアルバムは全15曲にもなるが、すばらしい出来なのでそれが許せてしまうところがすごい。各人のここまでの技量と楽曲を考えると、スーパー・バンドといってしまいたくなる。楽曲重視のハード・ロック好きは必ず聴くべし!! |
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