SLAUGHTER

Albums
1990 Stick It To Ya
1990 Stick It Live
1992 The Wild Life
1995 Fear No Evil
1997 Revolution
1998 Eternal Live
1999 Back To Reality

欲望のターゲット
 1990年にデビューを飾ったLA出身の4人組。VINNIE VINCENT INVASIONから脱退した、マーク・スローター(vo)とディナ・ストラム(b)(オジーにランディを紹介したあの人!!)の2人が結成。アメリカだけで250万枚以上、全世界で300万枚以上の売上を上げた大ヒットアルバム。あの「American Music Award」で“HM/HR部門最優秀新人賞”を獲得、さらには数々の音楽誌の人気投票で最優秀新人バンドを獲得した。確かにこのアルバムの楽曲もプレイも超一流。当時はフル・チューンで聴いた。今でもこれを聴くとノリにのって爆発しそうだ。 カメラのシャッター音のSEから始まるグルーブ感のあるヘヴィな「EYE TO EYE」は、不思議なリズムとキャッチーなメロディが絡み合ったすばらしいオープニング。ディナのベース・ラインはすばらしく駆け巡っている!!「BURNIN' BRIDGES」も面白いリズムで走っていく。どの曲もそうだが、マークの歌声のバックで流れるメロディはすごく良く練られている。そしてこの曲から火がついた「UP ALL NIGHT」。サビはみんなで大合唱!!曲の終わり方もフレンドリーで、ファンのバンドって感じ。「SPEND MY LIFE」のさわやかなメロディのラブ・ソングもすばらしい。感心するくらいどの曲も良く出来てるよねぇ。「THIKING OF JUNE」でちょっと一休み。流麗なインストゥル・メンタル。「SHE WANTS MORE」のマークのボーカルにこの変わったメロディは他の誰も真似できないよね。聴いたことないもん、こんな不思議でキャッチーなハード・ロック。ティムのギター・ソロも綺麗にきまって最高。曲間のちょっとした遊びの部分もすばらしくはまっている。そしてスローターといえばこのバラード、「FLY TO THE ANGELS」。各人のプレイがすばらしい緊張感を与えている壮大なバラードだ。自分もよく歌ったもんだ。マークのアドリブから繰り出される「MAD ABOUT YOU」は力の入るハード・ロック。続くマークの歌から始まる「THAT'S NOT ENOUGH」は歯切れ良いリズムで成り立つ1曲で、ディナとブラスのリズム隊がぐいぐい引っ張る。ここから続く3曲がメロディパワー炸裂!!後半10曲目からしてのこの楽曲の充実ぶりには恐れ入った。寂しげでアダルトな始まりをもつ「YOU ARE THE ONE」のアコースティックは効果的。暖かいメロディを持つ心に染み入る一曲である。「GAVE ME YOUR HEART」のキャッチーで明るいポップ・ロックを聴くと、体中から訳の解らないうれしさがこみ上げてくる。夜を思わせる「DESPERATELY」のキャッチーなパワーを持つサビには力が入ってしまう。ティムのギターも気持ち良いくらい響き渡りかっこいい。そしてライブ風な作りのパワー・ロックな「LOADED GUN」では力の入ったマークのシャウトが聴ける。続いては「FLY TO THE ANGELS」のアコースティック・バージョン。そしてラストはなんとアカペラの「WINGIN' IT」この終わり方には思わずびっくり!!なんとも楽しい雰囲気でバンドをやっているのが解る。 このアルバムは全15曲にもなるが、すばらしい出来なのでそれが許せてしまうところがすごい。各人のここまでの技量と楽曲を考えると、スーパー・バンドといってしまいたくなる。楽曲重視のハード・ロック好きは必ず聴くべし!!


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