| いけないチェリーパイ |
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1990年に発売された彼等のセカンド・アルバム。前作で300万枚近くのセールスをあげ、乗りに乗ったままに作り上げたアルバムだけあって、充実した流れを作り上げている。もちろん頭が下がるかのような、前作のための精力的なツアーの賜物でもあるが、前作同様に200万枚以上のセールスを記録し、アメリカでの彼等の地位を築いた。 デビューアルバムを思い出す始まりからの「CHERRY PIE」のパワーとPOPさは絶妙。POISONのハイパーC.C.がゲスト参加してよりダイナミックに。アホなマスコミを吹き飛ばす力強さにかっこいいを連発。ビデオクリップがショッキングだったブルージーなバンジョーの始まりを持つ「UNCLE TOM'S CABIN」では彼等の懐の深さを味わう。単純であらず、さらにパワーあふれる楽曲。次はお得意のメロメロバラード「I SAW RED」。ピアノによるこの楽曲は間違いなくすばらしい。(ジェイニーによるギター弾き語りヴァージョンもある。)余韻を残す間もなくメロディアスな「BED OF ROSES」が勢い良く始まる。コーラスも素敵な1曲。勢いを増して突っ走る「SURE FEELS GOOD TO ME」は彼らのデビュー・アルバムからも窺い知れるハードでヘヴィな部分。簡潔明瞭で、爽快な曲。タイトルからもわかるとおりスピーカーから流れ出る「LOVE IN STEREO」も非常に良く出来たロックン・ロール。すばらしく考え抜かれた作りになっているが、そうは感じさせないところが彼等の才能であろう、楽しすぎる。ラジオ・ノイズから始まるこれまたすばらしいバラード「BLIND FAITH」には鳥肌が立つ。ジェイニーの作曲能力には脱帽。ためにためてサビに入りこむ力強い「SONG AND DANCE MAN」やギター・リフによって作り上げられた「YOU'RE THE ONLY HELL YOUR MAMA EVER RAISED」のキャッチーさもすばらしい。マイナーなところで、後者の跳ねたベース・ラインも良い味を出している。ヘヴィかつすばらしい流れを持つハード・ロック曲「MR.RAINMAKER」はなかなかの佳曲!!このメロディの組立てはガンガン胸を打ってくる。ハーモニカの始まりもゾクゾクさせるBLACK FOOTのカヴァー「TRAIN, TRAIN」も力強くしあがっている。「ODE TO TIPPER GORE」は聴いてのお楽しみ。途中でげらげら笑ってしまうけれど。遊び心を満喫した後のボーナス・トラック「THIN DISGUISE」はなかなかの佳曲。良い曲を外しても、なお良いアルバムを作れる彼等はすごい。 13曲あっても約40分というのはすばらしいロック・アルバム。彼等の本領発揮といったナイスなアルバムであり、彼等をクソとののしる奴らがクソじゃー!!これを聴いてひれ伏すがよい。 |
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