SNAKEPIT REBELS 「SNAKEPIT REBELS」
好きな1曲 4.「YOU LEFT ME」 |
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1991年の彼らの日本デビューアルバム(アルファ・レコードより)。ダーティな出で立ちからアメリカのバンドと思いがちだが実はスウェーデンのバンド。音は聞けばわかるがアメリカン・ダーティー・ロック!!モトリー・クルーやスキッド・ロウを混ぜて出来あがったような音作りである。と言うか絶対モトリー・クルー好き!!(ちょっとパクリっぽいところも…。2曲目「WILD BOY」はどこかで聴いたようなバイク音で始まるし、6曲目「SEX BOOZE AND TATTOOS」のサビはもろにあの「KICKSTART MY HEART」!!)でもアルバム前編通してなかなか聴ける以外や以外に良いバンド。どれもすっきりコンパクトで、キャッチーにまとまっており聴きやすい。4曲目のバラードもそつなくこなしている。時代背景的にデビューが少し遅れたのと、スウェーデンというお国柄がこのバンドの成功を消してしまったのかな? |
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SWEDISH EROTICA 「WILD,YOUNG & FREE」
好きな1曲 「WILD,YOUNG & FREE」 |
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北欧スウェーデンのバンドであり、これは1990年の日本でのビューアルバムである。(結成は1984年〜1985年にかけて)アメリカ的なロックバンドである。ヴォーカルはこのあとTREATへ参加した人物である。さらにメンバー全員が、MADISONやTNT、TINDRUM、ALIENなどといった知っている人は知っているバンドのメンバーたちとつながりがある。(北欧は狭いメタルの世界なのね。) このアルバムは全体的に非常にいい感じで、自分は当時結構ヘヴィローテーションしていた。好きな1曲にあげたこの曲は確かにキャッチーで良い若者向けのアンセム。この他にも「LOVE ME OR LEAVE ME」や「DOWNTOWN」などの良い曲も入っている。全10曲で、最後の10曲目だけ前任ボーカルが歌っており、彼は北欧らしい歌い方である。 これ1枚でこのバンドは消滅したと思うが、良いアルバムを残してくれたと思う。 |
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PAGAN 「PAGAN」
好きな1曲 「IMMIGRANT SONG」 |
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1991年にU.S. Metal Recordsより発売された彼らのデビューアルバムになる。スウェーデン出身のプロデューサー兼bのケン・オルソンが1987年に自分のこれまで書き溜めた曲でアルバムを作ろうと友人に頼ったのがバンドへと発展。デモ・テープをそのままCDにした感じで、音には手がかけられていないのが聴くと分かる。ギターがソロに入るとバックを固めるのがbとdsだけになるので、どうしても音が薄くて頼りなくなってしまう。 音楽的には不規則な曲展開を持つ冷たく陰を落とした楽曲に、ヘヴィなギターやベースが乗っかり、クイーンのコーラスを各所に配した微妙に大仰なハードロックって感じ。時にメタリカっぽく歌をいれてみたり、ジャーマンメタルのように突っ走ったり…。各人のプレイはうまいと思うけれど、何ともまとまりのつかないアルバムである。3曲目のレッド・ツェッペリンのカバー「IMMIGRANT SONG」なんて、クイーンの「WE WILL ROCK YOU」のリズムに乗せるという強引な荒業を披露してくれる。このバンドはどうしたものか何とも評価しがたい、いやつかみ所のない代物である。でもって、好きな1曲には唖然!!という意味でこれにしました。 |
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ZERO 「ZERO」
好きな1曲 「ETERNALLY YOURS」 |
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スイス出身のバンドで、1994年に日本発売された彼らのデビュー・アルバム。リーダーはアンジー・スキリロ(g 1985年に「STORMBRINGER」でデビュー。CHINAへの曲提供や、PAGANINIへの曲作りでの参加、KINGDOM COMEへのレコーディング参加など影での活躍は多彩。)で、1992年のソロ・アルバムに続いての表舞台へのデビューとなった。メンバーは弟のクラウディオ(vo)を始め全員イタリア系である。 音はメロディ重視のアメリカン・ハード・ロックに近いが、1曲を通してもっとギターが比重を占めたものとなっている。(確かにギターはうまいので当然かもしれないが…。)良い意味での異国の香りやマイナー臭さと、多少の方向性のばらつきを感じるかな。「NO TIME FOR LYIN'」のアコースティックな部分なんかがこの人の本当の持ち味。綺麗で叙情的な旋律は光るものがある。サビのコーラス部分が厚みがありすぎてボケてしまっているのが残念…。「BREATHLESS」のサビまでのメロディはすばらしいが、あと一押しって感じがもどかしい。そしてやっとスムーズにいったのが「ETERNALLY YOURS」。ギター・ソロも少しの個性を含めて曲の雰囲気を壊さずに流れていく。 この人独自の感性があるようだが、ここで聴くことが出来る音楽の方向性には微妙に合っていない気がする。やはり従来の様式美スタイルがいいかな。 |
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SVEN GALI 「スヴェン・ガリ」
好きな1曲 「UNDER THE INFLUENCE」 |
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日本では1993年にカナダのトロントからデビューしたバンドのデビュー・アルバム。1987年に結成されて以降、自国カナダやLAでのライブを精力的に展開。何度にもわたる交渉の末、BMG Canadaよりデビューを飾る。デビュー前はかなり危ないライブで人気を博していたとか。 「アメリカに対するカナダからの答えだ!!」と銘打ってデビューした彼らの音楽は当時全盛を誇ったSKID ROWのセカンドに近い(ルックスもそれっぽい?!)音作りをしている。もっともSKID ROWの方がもっとパンクに近くわかりやすい音作りをしているが。曲名に「SWEET LITTLE GYPSY」や「IN MY GARDEN」など似たものがあるのはやっぱり意識してるんだろうなぁという感じ。(後者は雰囲気まで似てたりして…。)歌い方までセバスチャンそっくりだし…。個人的にはSKID ROWがこの手の楽曲は確立した感があるので、耳に残らないでいるんだよね。でもって好きな曲は1曲目。このインパクトはあの「MONKEY BUSINESS」を思い出させるから。プラスして、どこかキャッチーさを持っているから。さてさて本家SKIDを聴こうかな。 |
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DOMINOE 「キープ・イン・タッチ」
好きな1曲 「I DON'T KNOW」 |
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ドイツ出身のバンドで、これは彼らが1988年にセルフ・プロデュースでリリースしたアルバム。1989年の日本デビュー・アルバムとなる。結成は1980年代半ばで、女性キーボードを含む6人編成のバンド。「HERE I AM」や「LET'S TALK ABOUT LIFE」といった曲は本国を含めヨーロッパでもヒットしたということ。 音楽的には前進的なポップ・ロックといったが良いかな。ドイツのバンドとは思えないさわやかな楽曲がずらりと並び、どちらかというと北欧のバンドに近いかもしれない。サビがソフトでキャッチーな「FAMILY MAN」や「MIRACLE」、透明感あふれ繊細な「I DON'T KNOW」や「TOUCH」なんか聴いているとそう思えてくる。「THE DICE」みたいなアップ・テンポのポップ・ロックもなかなかの出来。ヒットした「HERE I AM」はなるほどっていう感じのサビを持つ佳曲。さらにもう一曲「LET'S TALK ABOUT LIFE」はアダルトな雰囲気を持つポップ・ロック。このバンドずっと聴いてると果たしてハード・ロックといえるのかどうか、いや言えないという結論になってしまう。それほどキーボードやプログラミングをしっかりとフューチャーしたポップ・ロックということ。楽曲がしっかりしていることがハード・ロック・ファンでも聴けるところかな。「NO MORE LIES」なんかでは激しいギター・ソロが聴けるけれどね。 繊細な音楽好きは是非どうぞ。 |
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BLUE BLUD 「ザ・ビッグ・ノイズ」
好きな1曲 「DON'T TURN OUT THE LIGHT」 |
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1989年にイギリスのサッフォークよりデビューした彼等。メンバーのうち3人が、NWOBHMの最中活躍したTRESPASSに在籍した経歴を持つ。このバンド名になってから約2年で正式なデビューを飾った。ちなみに1991年のセカンド・アルバム「Universal Language」のリリース時からバンド名の綴りを変更したが、音楽性も変わりキーボードが後退して、面白味のない作品となった。 フィルの歌声から華麗に始まる「ONE MORE NIGHT」の分厚いコーラス(メンバー全員が歌える!!)とキーボード、哀愁漂うメロディアス・ハード・ロックで聴き手をぐっと引きつける。ヘヴィなギター・ソロの始まりとは対照的に美しく始まる「RUNNING BACK」。サビのメイン・ボーカル・ラインに若干弱さを感じるが、ソフトな楽曲はなかなかの出来。メロディ・ラインに初期のBON JOVIを感じさせる「DON'T TURN OUT THE LIGHT」や、キャッチーでサビも歌いやすい「LOVE GROWS WILD」も心があったかくなる。キーボードとコーラスに関しては水晶のようなきらめきを放っている。アダルトな雰囲気と哀愁を存分に漂わせた「NEVER RAINS IN ENGLAND」。タイトルから何か良い感じだよね〜。アメリカのバンドにはなかなか出せない色かな。ギター・ソロも綺麗な「MY IDEA OF HEAVEN」から、イントロが幻想的な「I CAN'T WAIT」へ。ラストはアルバムでも1番ヘヴィで、ガッツのある音を出している「ROAD TO RUIN」。 後半の楽曲の出来がちょっと気になるが、アルバム通して彼等の持ち味を貫いている。前半部のテンションを保てれば、かなり良い線いったんじゃない? |
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MYSTERY 「MYSTERY」
好きな1曲 「THE LAND OF MYSTERY」 |
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ベルギーの元CROSSFIREのボーカルのピーター・デ・ウィントが、音楽の方向性の違いで脱退後に結成したバンド。これがそのデビュー・アルバムで、1991年に発表された。プロデュースやミックスもピーターが手がけている。日本では1年遅れてのデビューとなった。 SEから始まる「THE LAND OF MYSTERY」の美しくメロディアスなハード・ロックはかなりの高品質。アメリカのバンドにはない曲作りが心を心地よく刺激する。ギターもなかなかのテクニシャンである。「PLEASE DON'T LEAVE ME NOW」のメロディー構成も不思議でありながら美しい。やはり一味違った違った感性を持っているよね〜。ハードでスピードに乗った「HEART ON FIRE」や「WE ARE UNITED」も独特な作りとともに良いメロディが紡ぎ出される。ユニークな車のSEが聴ける「KEEP ON ROLLIN'」もハードに、それでいてキーボード満載でメロディアス・ポップ、さらにはギター・ソロもすばらしく絶妙な全体のバランスである。終わり方も思わずニヤリとしてしまう。完成度も高いしっかりと緻密なハード・ロック「ONE WAY TO ROCK」から、なんともうつくしく煌びやかなメロメロバラード「FOREVER」へ。高品質のバラードには高品質のギター・ソロを、いやはやなんともこの出来には圧巻である。 |
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MARQUIS 「ALIVE IN A CRYSTAL AGE」
好きな1曲 「PHANTOM OF MY NIGHTS」 |
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1993年に日本デビューを飾った彼等の日本デビュー・アルバムである。ドイツのバンドであり、いわゆるメロディック・スピード・ジャーマン・メタルである。元STORMBRINGERのキーボードを含む6人編成で、ハービー(g)とマイク(vo)が中心となって結成された。 「CRYSTAL AGE」から彼等独自のセンスが前面に押し出されている。キーボードによるクラシカルなアレンジを施したスピード・メタルが、ザクザクのリフを刻むギターと、テクニカルに動き回るギターにより構築されており、さらにはそれが複雑な展開を見せる楽曲構成で成り立っているという、よくよく聴きこみ、ついて行かないと迷子になりそうな音楽である。一際美しいギター・ソロから成り立つインストゥル・メンタルの「TEARS AND RAIN」もなかなかの出来で、これも独自の世界を作り上げている。美しさの中に力強く、幻想的な光景を描き出した「PHANTOM OF MY NIGHTS」のコーラスやきらめくキーボードも聴き応えは充分。「SHOCK TIMER」はあのRUNNING WILDのような勢いとコーラスを聴くことが出来る。懐の深い導入部を持つ「BIOMECHANICS」では伸びのあるマイクのボーカルを聴くことが出来る。もう1歩いくと、「FAVORITE OF THE GODS」ではQUEENのような楽曲とさらに伸びのあるマイクのボーカルを堪能出来る。 あらゆるパートの力量を、充分に理解した上での曲作りを行ったこのバンドは、すばらしい音楽集団なのであろう。しかしあまりにもやりたい事が多すぎて、1曲の中におけるまとまりが多少悪く感じるのは自分だけであろうか?チープにしか聞こえない録音状態が、さらに追い討ちをかけている。 |
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