昭和20年代の生まれの人は思い出すかもしれません。電蓄、たぶん電気蓄音機の略だろうね。昔は電気冷蔵庫とか電気掃除機っていってたっけ・・
電蓄は家から10分も歩かない南栄の商店街の「とおやま?」(今もあるかもしれない)きれいなリサイクルショップである。学校の帰り友達とこのショーウインドの中をのぞく。幅は2mもない。そのウインドウを通して中が見える。ギターなどが並んでいる。
この商店街の周りには、ホンダの独身寮や下請けの工場、自衛隊があったので、引越しのときや、お金が要りようになったら利用していたかもしれない。
そこである日、水色のふたの、幅40cmくらいの電蓄にであった。毎日学校の帰り見ていた。貧乏だった家は「買ってください」といえる雰囲気ではなかった。でも母はいつの間にか、どう知ったのかそれを買ってきなさいとお金をくれた。値段は覚えていない。
母は370円だったかなその先のレコード屋さんで美空ひばりの「真っ赤な太陽」を買ってきた。母はそれを聞きたかったのかもしれない。当時370円もするレコードはなかなか買えなかった。ぼくがはじめて買ったのは、たぶん中一のときそのレコード屋さんでフォークルセダーズの「悲しくてやりきれない」だった。「帰ってきた酔っ払い」は母が買って来ていた。B面の「ソーラン節」が気にいらなかったね。
高校3年のときバイトして中古のコンポを買うまでこれで聞いていた。ラジカセは高一の夏休みにさかのぼる。
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