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| TREVOR RABIN / TREVOR
RABIN (邦題)誘惑の貴公子 TOCP-6355 CD 1)Getting To Know You Better |
TREVOR RABIN /
BEGINNINGS VP(VOICEPRINT) 254CD
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| 南アフリカのベイシティー・ローラーズと言われていたラビット(現にKeyとボーカルのダンカン・ フォーリーはレスリー・マーコーエンの後、BCRに加入している)を"脱皮"したT・ラビンはソロ 作を発表し独立。1曲目からイエス時代と寸分違わぬ重圧ギターサウンドから幕を開ける。 何重にも重ねられたギターオーケストレーション、マルチプレやーとしての編曲、プロデュース は若干20歳前半の仕事としては群を抜いている。自分の才能を確信した上でのラビット脱退 は自他共に認めるところだろう。どの曲も非常に分かり易いメロディー・ラインを持っていて、 プログレッシブと言うよりはポップスというカテゴリーに属するのは避けられないものの、コーラ ースワーク一つとっても、イエス時代に見せたセンスの良さは確立されていたようだ。イエスか らトレーバーを聞いた人(私を含む)にとって一番抵抗があることは、"声質"であろう。90125 イエスでのジョン・アンダーソンとのバランス上中間より低音を歌っていたスタイルはここでは 聞かれず、かなり高音域でのボーカルになっている。多分、イエスファンならこれに多少の違和 感を覚えると思う。ただ単に、トレーバーが若く、初々しい声しか出なかったのかもしれないが。 特に面白い曲は9曲目の「Love Life」。父親のゴドフリ−とのヴァイオリン共演や、ヴァイオリン とのユニゾンによるジャズロック調のイントロ、展開はファンキーなディスコ調だけどしっかりとメ ロディーは確立している。唸るようなギターソロもしっかりプレイされている。6,8はエア・サプラ イなみのラブバラード。当時、シングル盤として出せばかなりのヒットは出そうなくらいのキャッチ ャーなメロディーだが、南アフリカの様々な弊害により広まることはなかったようだ。4曲目は個人 的にはインパクトの強い曲。全体通してのポップなメロディーはここにはなく、アレンジ的には 一番90125イエスに近い曲。意図が見え見えなのはこの邦題。アイドル路線として売り出そ うとしているのが見え見え。アイドルには決して出来ない、高尚で、所々に見せる"ひねくれた" 音楽性には日本のファンも多少気後れしたようだ。 2002にVoiceprintから出たTrevor Rabin / Beginingsは南アフリカで出た彼のファーストアルバ ムのジャケットを採用してあるが、内容はこのアルバムと同じ。南アフリカ盤(アナログ)は若干 曲目が違っている。 (2003 3/22 ) |
Produced By Trevor Rabin
All Instruments Played by Trevor Rabin
Excerpt Drums by Kevin Kruget