1.メタルとは・・・
ヘヴィーメタルが生まれたのは1960年後半、このころのバンド達は自分達のやってるロックが
ヘヴィーメタルだとは思っていなかったに違いない。ハードロックだとも思っていたかもどうか・・・
でも、それまであったロックよりも斬新でうるさいものだとは意識していただろう。
それをいつしかジャーナリストやファンがハードロックと呼び始めたのである。
このころを象徴するバンドは、ディープパープル、レッドツェッペリンなどがあげられる。
ヘヴィーメタルという言葉が世に出てきたのはステッペンウルフが68年にビッグヒットさせた
「ボーントゥビーワイルド」が最初だったと思う。映画「イージーライダー」にも使われた曲中に
”ヘヴィーメタルサンダー”という歌詞が出てくる。
その後ストレイのアルバムタイトルに”ヘヴィーメタル”が登場したり、ヘヴィーメタルキッズと名乗る
バンドもシーンに姿を現したりする事によってロック界に”ヘヴィーメタル”は言葉、スタイルとして
浸透していったと見る事ができるのである。
ヘヴィーメタルをするバンドの中には欧米文化の核ともいうべきキリスト教さえも反抗の対象にしてみずからの
スタイルでパフォーマンスするものまで現れた。こうしたいくつものタブーを破壊する事によってヘヴィーメタルは
反社会的音楽、悪魔に魂を売リ渡した音楽というレッテルが貼られてしまうのである。
ロックがコマーシャリズムと同化した80年代後半に黄金期を迎えたヘヴィーメタルだったが、世間の目は
ヘビメタ!!であった。格好とイメージで”悪”と決めつけられ、その音楽性すら否定されてしまう。
そんなママっ子の状態は現在でも残っている。しかし、ヘヴィーメタルという音楽の真価に触れた者は、
必ずその深さ、魅力の虜になってしまうのである。
2、歴史
まとめてみました。 歴史
3、メタル界?用語
・あ行
・か行
・さ行
・た行
・な行 ・は行
・ま行
・や行 ・ら行
・わ行 ・アルファベット
4、ハード・ロック/ヘヴィー・メタルの置かれた立場
80年代後期の全盛時あるいはLAメタルが注目を浴びた頃、アメリカの様々な団体から”悪魔の音楽”と
指摘されたことがあったが、まさに”出る杭は打たれる”であった。世に出れば出るほど、こうした非難は
大きくなるが、メタルの勢いが沈静化している現在でも、未だに攻撃を受けることがあるのだから、よほど
世間の良識派と呼ばれる人々は”ヘビメタ”を毛嫌いしているらしい。
「俺達の音楽はいつの時代もアゲインストの中にあった。80年代にどうだっただろうと、それは今も変わらないし
スピリットやマインドをきっちり持っていれば他人にとやかく言われようが何ら揺らぐことはないんだ」と
メガデスのデイブ・ムスティンが語ったことである。まさに、それこそが真理だろう。
長髪、うるさい、ケバイ、など、ヘヴィー・メタルに興味のない人たちは見かけでそう判断し、そういう類の
ものを”ヘビメタ”と言って隔離した。もちろん彼らは曲を聴くこともないし、聴こうとすることもない。
非常にアンフェアな状況のもと、ヘヴィー・メタルは取り扱われているのである。
そうした次元で語られるからこそ、メタル・ファンは無駄と知りながらも”誤解”を解こうとする。しかし、
先入観だけでものを言う人にこの理屈は通用しない。したがって、説得を諦め孤立を受け入れる。
だからこそ排他的になっていくという悪循環がヘヴィー・メタル・ファンを取り囲んできたのだ。
この環境がヘヴィー・メタルという音楽への強い愛着、こだわりを生む。なぜなら、高度なテクニックや
優れたメロディ、活力となるエネルギーを供給してくれるヘヴィー・メタルの真価をファンは知っているから
である。
かつて、ボン・ジョヴィが世界的スーパースターになった時、ラジオから流れてきた曲に若い女の子たちは
耳を惹かれた。その美しく、わかりやすいメロディに釘付けになった。そして、アーティスト写真を見た時
彼女たちは言った。「ロンゲはムサくて嫌いだったけど、この人たちなら許せる。カッコイイじゃない。」と。
その後、皆、こぞって昔は避けていたロンゲ・バンドの曲を愛聴するようになった。
これこそ正しいメタルへの入り方だ。見た目や格好じゃなく楽曲から入って、その世界の中枢へと入り込む。
80年代後期、あれほどのムーヴメントが起こったのも、彼女たちの参入、サポートがあったからだ。
何事もムーヴメントは若い女の子が加わり中心とならなければ成立しない。
若いバンドと若いファンが共にヘヴィ・メタル・シーンを
形成していくのが21世紀の真の理想像である。