
『27:00』
真夜中の街路樹には溶け込まない 君の声
いつもの不安から会話が始まる けれど
その不安もアリさ どこにも嘘がない
先史の頃から変らない真冬の 寒さに
何もかも曝け出し今夜も二人 笑えた
四足のリズムで 明日を奏でよう
揺れてかすんだ白い吐息 頬をなでる冷気
甘くて苦い 缶コーヒー 寒さが心地良い
幾億光年の 星の光浴びて歩く 27時のこと...
幸せは 揺れて重なる影
あの瞬間に確かに僕らは 言葉を越えていた
『色彩』
五月の縁側に響く 壊れたオルガンの調べ
晴れた土曜の白昼夢 誰かが俺を呼んでいる
どれだけ伝えられるだろう 俺は此処に居る
錆びれた想い出の風景 俺の色に染まれ
野中に咲いた紅い花 いつの間にか落ちた視力
高い光の傘の下 寝不足の瞼が重い
過ちの度に想い出す 淡く蒼い空
俺は俺のやり方で きっと幸せになるだろう
高く 空へ
後悔の歌よ 蒼く染まれ
『熱帯夜』
熱帯夜 眠れずに 何となく 部屋を出た
垂れている 電線が 頼りなく 揺れていて
物語り 告げてるが 口笛を 吹くだけさ
足音 響かず 思わず 笑う
遠くに見える街の灯火 そっと消えた
堅すぎた日々 諦めの日々 きっと同じだった
裾濡らす 畦道の 草靡く 夏 夜風
透明で 青臭い 永遠を 想い出す
意味無き 意味ゆえ 傍に居て欲しい
朽ち果てること 永うことも 恐怖ならば
泡沫の音に 涙よ乾け 歌 闇に咲けよ
忘れられた 水門の上
錆びたレバー 動かず想う
「修羅に入る」
『summurized』
曖昧な記憶の歴史 放り投げられ積もる
ガラクタの中から選ぶ 一握りの真実
風化して忘れ去られて ガラスケースに入る
黄金の眩しい玉座に 装飾された正義
名前の契約 平らな世界だ!
幸福の鐘の音 溢れる世界だ!
掴めない輪郭を 妄想でなぞる
平等な死の前に 不平等の人生(とき)
テレビのニュースを見ていた 厚い布団の中で
部屋に電話が鳴り響く 疑心暗鬼の夜に
カーテンは開け放したまま 君と秘密を語る
俺の人格と感情は 俺の中にあるかな?
一人で戯れ 疲れた世界だ!
始まりと終結で 要約された旅
『溺れる魚』
遅く目覚めた朝 煙草に火をつける
鏡を覗き込む 俺と俺を繋ぐ
昨日の映画で 涙を流したけれど
何で泣いたのか はっきり思い出せない
窓の向こう側で 子供が蝶を追う
頑張れと急かした 蝶は空に消えた
ガラスの器で 綺麗な魚が死んだ
上手く泳げずに 溺れていたのか?
記憶が紡いだ糸で 俺と君を繋ぐ
記憶が紡いだ糸で 俺と俺を繋ぐ
まやかしの楽園は 求めない
深く 深く 潜れ
混沌の海の底の 光届かぬ場所
綺麗な水に溺れて 一人消えていくの?
『確信犯』
さっきまで響いてた 耳鳴りが止んで
畳の上 目を閉じた
ずっと無色を求め ずっと無音を求め
諦めたら いつの間にか寝た
不感症のふり 確信犯の孤独
誰よりも無意味を恐れてる
明日の約束をするという罪を
何度も繰り返してた
陰に潜む悪意も 受け容れてしまう程
確証のない明日は 甘美だ
「何処へ」なんて君に問うけど
きっとわかってる
ぼんやりと描いた場所へ
秘密のルートで 進め
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