Medazzaland

1997年発表。デビュー当時の路線にひねりを加えたような、不思議な雰囲気のアルバム。
制作途中でジョン・テイラーが脱退してしまい(全12曲中、4曲はジョンのベースで収録)、
さらにレーベルとのトラブルで、本国イギリスでは発売されなかったといういわくつきだが、
”Electric Barbarella” ”Big Bang Generation””Out of My Mind” などは出色。



―― ”メダザランド” がコンセプトアルバムと紹介されたことについて

サイモン・ル・ボン

「 ”メダザランド” は ”デュランデュランの” アルバム。コンセプトアルバムじゃない!」

ニック・ローズ

「 いわゆるコンセプトアルバムのつもりはない。僕が言いたいのは、いろんな曲が
入った折衷的なアルバムだということ。どの曲もそれぞれスタイルが違うけど、
すべてが一つのアルバムとしてまとまっているんだ。」

 

―― ”メダザランド” の名前の由来

サイモン・ル・ボン

「 アルバムのタイトルは、”メダシリン” という、歯科で使う薬から来てる。僕、治療を
受けた後、スタジオに戻ったけどまだ麻酔が効いていて、それがすごく変なんだ。
麻酔なんだけど意識ははっきりしていて、だから治療中の指示には応えることが
できるのに、その間の記憶がかき消されてしまうんだ。僕の場合は3時間分の
記憶がなくなった。つまり僕は ”メダザランド” にいたってこと。趣味悪いだろ。」

(歯医者さんに聞いたところ、”メダシリン” なる薬、少なくとも日本では
聞かないけど、「商品名」だったら分からない、とのことでした/管理人

 

―― アナログ録音について

ニック・ローズ

「 大部分はまずデジタル録音して、アナログ変換した。ギターやドラムは最初から
アナログ録音した。」

ウォーレン・ククルロ

「 ドルビー(雑音を少なくする方式)はもう使いたくなかった。必要ないんだ。
デコード作業には手間取ったけど、ノイズが欲しかったんだ。」

 

―― 楽器について

ニック・ローズ

「 シンセは、僕が1st,2nd アルバムで使ったのと同じ物を使った。すでに手放して
しまったのと同じ機種をオークションでまた買ったりしてね。ローランド・ジュピター8、
(シーケンシャルサーキット)プロフェット5、ローランド・システム100、ジュピター4。
” Silva Halo ” では (EMS)Synthi-AKS というシンセを使った。Wasp もまた買って、
” Undergoing Treatment ” ではフル活用したよ。パーカッション系はだいたいWasp。」

 

―― 曲について

サイモン・ル・ボン

「 音楽シーンにはサイクルがあって、循環してるんだ。ちょうど今、80年代初期の感じが
戻ってきてる。この数年の妄想めいて内省的、自滅的な歌ばかりの時期を脱しただろ。
みんなパーティーミュージック、きれいで楽しくて、のりやすい音楽を求めてる。僕らに
ぴったりさ。” Electric Barbarella ”” Big Bang Generation ” を作ったのは、
.. そういう理由からさ。」

ニック・ローズ

「 タイトル曲 ” Medazzaland ” はインストゥルメンタルとして作ったんだけど、ウォーレン
とスタジオでエレクトロニックパートの仕上げをしていたときに、僕がモノローグを
かぶせてみよう、と提案して、すぐ詞を書いたんだ。麻酔にかかったような詞が、曲に
ぴったりはまった。(ニックのヴォーカルなので)最初、サイモンは自分の仕事があぶ
ないと思ったみたいだけど、何度か聴いて、気に入ったよ。で、これはアルバムの
最初にもってくるしかない、ってことになった。」

「 多くのバンドが年を経るとシリアスぶったり、何か社会的なメッセージを入れなきゃ
いけないと思い込んだりするものなんで、逆に ” Electric Barbarella ” のような曲を
作れたことが嬉しい。そう、僕はポップミュージックの信奉者で、このアルバムでいえば
” Be My Icon ” のような暗い感じの曲と同じくらい、” Electric Barbarella ” が気に
入ってる。」

” Buried in the Sand ” はジョンへの短かい手紙のようなもの。ついに彼がバンドを
去ってしまったとき、いろんな思いがはがれ落ちて、すごく感傷的な気分になったんだ。」

 

 

Boys on Film / Duran Duran’s journey from ”Rio” to ”Medazzaland”
interview by Kevin Raub 1997.10.8

Scandalous! The Duran Duran Interview by Gail Worley / Ink 19 Magazine

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