Pop Trash


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ニック・ローズ

"Someone Else Not Me" をアルバムの1曲目にすることは、全員一致だったんだ。
 これはじわじわと効いてくるんだ。この曲を聴くと、とりあえず気に入ったならもう1回、
 またもう1回と聴きたくなる。理由は分からないけど、これは曲を書き上げたときに
 僕ら自身も感じたこと。ああ、ほんとにいい、と思った。とても不思議な曲だよ。
 転調もあまりないし、僕らにしては珍しくコードの変化も少ない。でも、とても感情が
 こもっている。やはりアルバムのスタートにふさわしいと思う。」

"Someone Else Not Me" のビデオについて

「 (デュランデュランの)インターネットサイトを全面リニューアルするスタッフを探すため
 いろいろなデザイン会社を当たって、彼らをとても気に入った。彼らはファンキーで
 あか抜けてる。どこがちがうのかは分からないけど、とてもいいデザイナーを擁して
 いると思った。西海岸を拠点にしている会社なんだけど、彼らのFlashビデオ作品を見て、
 こんなに目新しいもの、インターネットでは見るけどテレビで見たことがないのはどうなん
 だろう、と思った。そこで彼らと相談して、テレビ用のビデオに変換できるということに
 なった。これは僕らの進むべき未来だと考えた。インターネットとテレビのハイブリッドを
 作ったんだ。静止画像と動画、デジタル加工とFlashアニメを全部混ぜて、とても面白い
 ものになった。」

"Lava Lamp" は最初にタイトルが決まった。僕が紙切れに、まさに "La la la la lava lamp"
 と書き留めた。とても軽薄な感じがするのに、なお魅力的。それこそポップミュージックの
 僕が大好きなところ。この不思議な曲は、ウォーレンとスタジオで作った。ウォーレンが
 ギターリフを弾き始め、僕はこれだ!と思って紙切れをウォーレンに見せる、そしてコーラス
 部分は10分程度でできた。なにしろこの曲はこうなるべくしてなった、という音ができたんだ。
 ここまでで、すでにいくらかカリビアンなフィールが備わっていたから、それに合わせて詞を
 落とし込んだ。
 ・・・この曲には、たくさんのシャレやおもしろい韻を使っている。また、さまざまなところから
 想起するイメージをちりばめている。(詞に出てくる)Babe Rainbowというのは、Peter Blakeの
 絵なんだ。彼はイギリスのポップアーティストで、ウォーホルに匹敵する人だよ。実際、とても
 有名な、素晴らしい絵なんだ。」

"Mars Meets Venus" の詞で、一行詞に仕立てた部分は、新聞の個人広告から持ってきた。
 個人広告をつなぎあわせたんだけど、やみつきになりそうだった。人が自分自身を宣伝する
 ということに、ひどく興味をそそられたよ。理想のパートナーを見つけるために、たった4行で
 自分を売り込もうというんだから。・・・決してばかにしてるんじゃないんだ。とにかくとても興味
 深い現象だよ。たとえば、僕の気に入っている「お姫様を探すカエル」、「正真正銘のアメリカ人」、
 「キャンドルライトのディナー(にふさわしい)」といった、すばらしい表現を使ってる。ここに僕は
 惹かれるんだ。これも人間の本質だね。僕は物事の表面をこすり落として、少しだけその下を
 垣間見るのが好きなんだ。」

 

Wild Boys Go the Way of Pop Trash
An Interview with Nick Rhodes and Warren Cuccurullo
By Gail Worley, 2000 summer

 

Pop Trash (Part1)  (Part3)

 

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