Pop Trash


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ニック・ローズ

"Starting to Remember" は確かにジョン・レノンの影響を受けてることは認めるよ。
 元々、ウォーレンが弾いた美しい、シンプルなアコースティックギターの曲だったんだ。
 もちろん僕が詞を書くときに、よし、ジョン・レノンみたいな詞を書こう、と思ったわけじゃない。
 ただ、とても個人的な内容の詞になるな、とは思った。この曲は情緒面が強くなると。
 ・・・それと、エンジニアのKen Scottは、このアルバムでもたくさんレコーディングしているけど、
 ビートルズの"White Album"を手がけていることも言っておかないとね。彼はほかに、
 "Hunky Dory"、"Ziggy Stardust"、"Alladin Sane"(いずれもデヴィッド・ボウイ)、
 "Walk on the Wild Side"(ルー・リード)も手がけている。今回 "Starting to Remember"を
 作るにあたって、Kenに "70年代の枯れたドラムサウンドをおぼえてる?"と言ったら、
 "ああ、ああいうのはダメなんだろ?今はすごくいい音がいくらでもあるからね"と言うんで、
 "いや、あれがいいんだよ!"と言ったんだ。そうしたら、すぐにそれに応えてくれた。
 すごい知識量だよ。すばらしいよ。」

"Last Day on Earth" は実は、以前映画のために書いたんだけど、使われなくて
 そのままになってたんだ。映画会社の意向からすると、激し過ぎたみたいだ。
 それを今回掘り起こして、"これはすごくパワフルだ!"ということでまとめあげた。
 "Last Day on Earth"というタイトルだけど、これは決して恐ろしい黙示録では
 ないんだ。僕らはみすみす人生を無駄に過ごしたり、やるべきことをやらないでいて
 後から振り返ったり、後悔したりする、そういった思いをこのタイトルに込めた。
 この曲は"自由"がテーマなんだ。」

ウォーレン・ククルロ

「  "Starting to Remember"  は僕の父が亡くなった後、最初に書いた曲。
 父を偲んで書いたわけではないけど、"曲を作るときに、最初に自分自身から
 生まれ出るものは何だろう?"と考えることがあって。そんなことを考えているうちに
 ある時急にアコースティックの曲が浮かんで、たちまち出来上がったのがこの曲。
 "これだ!"と思った。これが、父が地上からいなくなって、最初に書いた曲さ。」

「 このアルバムは、とても直観的な作品と言える。たとえば、何曲かは、僕らの演奏に
 サイモンが即興で歌ったものが元になっているんだ。"Someone Else Not Me" は
 "Electric Barbarella"(1997) のビデオ撮影の合間に僕がギターを弾いているのを
 聴いたサイモンが歌い始めたことからできた曲。ニックを含め3人顔を見合わせて、
 すごくいい曲だ!、ということになり、ディレクターがビデオ撮影の再開を告げたけど
 そのまま曲作りを続けた。サイモンが"ああっ、メロディーを忘れた!" なんてことも
 あったけど5分かけて思い出した。また忘れてはいけないので、念のため、ニックが
 カメラマンを呼んでビデオに残しておいた。もう忘れなかったけどね。こうしてサイモンが
 歌ってできた曲が(今回の)ファーストシングルになった。まさに直観だよ。ほかに、
 "Playing with Uranium" も僕がスタジオで演奏したときサイモンが "わぁ、これ
 気に入った!" と言ってマイクを取って歌い始めたんだ。だからこの曲はメロディーも
 詞もファーストテイクが多いんだよ。(詞の)"In for an evening of light entertainment"、
  コーラスの"Come on over to my place"、サイモンが即興で歌ったんだよ。とても
 不思議。僕もとても気に入った。」

 

 

Wild Boys Go the Way of Pop Trash
An Interview with Nick Rhodes and Warren Cuccurullo
By Gail Worley, 2000 summer

 

Pop Trash (Part1)  (Part2)

 

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