78-03 Japan Tour 2003

Live Report -Osaka-
Simon、Nick、Warrenの3人DURANによる来日公演から約2年、今度はオリジナル5での来日。私は初日、七夕の日の大阪城ホールに参戦しました。

開場約30分前に大阪城公園到着。落ち着かない私はホール前でパンフレットを買うと、早々に開場待ちの列に並びました。見る間に行列は大きくなり、前回参戦した神戸国際会館のときとは違う雰囲気を感じました。オリジナル5再集結のインパクトがどういうものか、このとき実感しました。

会場の準備がどうとかで、10分ほど遅れて開場。まだお客さんがあまり入っていないホールはとても広く感じました。運良くアリーナの前の方、しかもセンターに席を確保でき、ステージの近さにますます落ち着かなくなってしまいました。

開演を待つ間、周りのお客さんの会話を聞くともなく聞いていると、ブランクのあった復活組ファンの方も多いようでしたが、みんな興奮気味で、誰もがDURAN DURANに会えるのを心待ちにしていることが伝わってきました。・・・ところが、開演時間になっても始まらない。結局、30分遅れで開演。しかし、始まってしまえば問題なし!遅れたことなどすぐ忘れてしまいました。

オープニングは、真っ暗なステージに横一列に並んだ5人のシルエットがほの見える、という演出で始まりました。今回、衣装を全員ダークスーツで統一したというだけあって、ステージもスタイリッシュに始まりました。いやー、カッコイイ。

メンバーのポジションは、向かって右からAndy,Nick,Simon,John,Roger。Nick と Roger の位置がステージの少し奥になっていました。全員ダークカラーのスーツで、インはSimonが白いシャツ、Nickはモノクロの幾何学プリント、John、Roger、Andyは黒で、Andyだけはサングラスをかけていました。

オリジナル5再集結の記念すべき1曲目は Friends of Mine 。オープニング曲はファーストアルバムからかなぁ、とは思っていましたが、少し意外な選曲。詞の内容はともかく、この Friends of Mine というタイトルが文字どおり、「揃って帰って来たよ」というバンドからのメッセージなのかなと思いました。

続く2曲目は Hungry Like the Wolf!もちろんお客さんの反応も上々。元気に始まったのですが、途中で口ごもってしまったSimonはずるずるとAndy側からステージ袖に消え、Burnin' the ground! のところでステージセンター奥から勢いよく飛び出してきました!ここ数年、HLTWの間奏で披露されていたNickの”手かざし楽器”は、今回はなかったようです。ギターがとても強く感じました。

3曲目は Planet Earth!ひそかにオープニング曲はこれでは?ちょっとベタかなぁ、と思っていた曲です。私にとっては、オリジナル5のイメージが最も強い、象徴的な曲です。

ここでSimon最初のMC、
「コンバンハ。ワタシハ”ジュランジュラン”デス」
あやしいニホンゴがかわいい〜。後は英語で「待たせたね」みたいなことを言っていました。また、Simonはジャケットを脱ぎ、真っ白なシャツ姿になりました。

Come undone は前奏が「?」で、Simon、出だしは少し唄いにくそうでした。残念ながら女声コーラスもなしでしたが、Hey, child stay wilder・・・ のところでジ〜ン。Johnがやたら嬉しそうに演奏しているのが印象的でした。

続いて、Simonが「子供たちへのメッセージ」と紹介して新曲、What Happens Tomorrow を披露。サビの部分が心地よく、耳に残りやすい曲です。早くちゃんと覚えて口ずさみたいと思いました(CMにも良さそうです)。

この曲からステージ奥の壁面がスクリーンとなり、What Happens Tomorrowの間は、演奏しているメンバーの姿が順に映し出されました。ややステージ奥のNickや、ドラムセットにほとんど隠れているRogerの表情を見ることができました。2人とも生真面目な表情で黙々と演奏している感じでした。

次はがらりと趣を変えて、New Religion。20年以上前の曲とは思えないカッコイイ曲で、Liveには欠かせない曲のひとつです。

Nickが曲紹介したのは新曲のVirus(Nickがしゃべったのはこの時だけでした)。Playing the Uraniumなどに通じるあやしい感じの曲で、私はかなり気に入りました。オリジナル5に戻ってもマニア道を行くNick(のハズ)に、嬉しくなりました。(どんなにマニアックでも必ずぎりぎりでpopなところがDuranの持ち味?)この曲の間、スクリーンには顕微鏡を覗いたような、曲に合わせた映像が映し出されました。

次はなんとWhite Lines!オリジナル5でこれが聴けるとはうれしい限り。Liveの定番になったみたいですね。Freeze! Rock! Freeze! と張り切りすぎて、ブチ壊れそうになりました。

9曲目は渋く(Waiting for the) Nightboat。Simonは膝くらいまである黒いロングジャケット(コート?)を来て登場。ステージの照明を落として、Simonが持ってきたライトをもったいつけて客席やら四方に向けて、不気味な雰囲気を演出していました。

10曲目は新曲Still Breathing。ターラ、ラーラというゆったりとしたメロディが印象的な美しい曲。ステージ奥のスクリーンには空や山等の景色が映し出され、曲とよく合っていました。

そして、Save a Prayer。何度聴いてもいい曲。というか、バンドが年齢を重ねるほどにますます良くなっているような気がします。

続いて、Simonが「10年前に考えるところがあって作った曲」と紹介してOrdinary World。SimonはPVみたいに身振り手振りをし、曲の世界にものすごく入り込んで唄っていました。後からパンフに出ていたWhat Happens Tomorrow の詞を読んで、これはOrdinary World の続編かも、と思いました。

しっとりとした曲が続いた後、13曲目はA View to a Kill。このときが、Nickの動きが最も激しかったと思います。手をバン!と振り上げたり、体を揺らしたり。スクリーンの映像は恐怖におののく女性やら刃物や血やらの怖い映像でした(白黒です。カラーだったらイヤです)。Johnが割とゆっくり客席を眺めて、反応を確かめているように見えました。

次はSimonが力を入れて曲紹介して、新曲Reach Up For the Sunrise。前向きで気持ちが明るくなる、これまた耳に残るメロディでした。

ノッ、ノッ、とくればNotorious!自然と体が動く曲ですね。Simonも快調、客席に向かってしきりに「ご一緒に!」という感じで盛り上げていました。

続いてなだれ込んだWild Boysではステージの照明が落とされ、Simonがスポットライトに浮かび上がり、白いシャツがまぶしいほど。なかなかの迫力で、強ーーいミルコにぴったり、と改めて思いました。

17曲目は再び1stアルバムからCareless Memories。スクリーンにはPlanet Earth、The Reflex、Wild Boysなど、昔のPVを色々つなぎ合わせたり効果を加えたりした映像が流れ、ステージ上の5人の「大人」の魅力と好対照でした。このとき、Nickもスクリーンをちらっと見ているようでした。

そしてとうとうRio!待ってましたという気持ちと、もう終わるのかな、という気持ちでちょっと複雑でしたが、思いっきり楽しむことにしました。スクリーンにはRioアルバムのジャケットのイラストが映し出され、気分を盛り上げました。

ここでいったんメンバーが退場。メンバーがいない間、スクリーンには「今日のライブのCDはいかが?」という広告が流れていました。

再びステージにメンバーが戻り、それぞれのポジションに着くと、Johnが日本語で照れくさそうに「ゲンキデスカ」。この人の笑顔は本当に魅力的。

アンコールの1曲目はThe Reflex!これを聴かずには帰れません。間奏のあの低音voice、"Yeah"を言うために、Nickが機材を出したり片づけたりしていました。そんな動作もどことなくエレガント。Simonは例の360度ターンをきりっとキメ、「どう?」って顔をしていました。もちろんメチャかっこいいです。

アンコール2曲目、この日最後の曲はGirls on Film!もうSimonがノリノリ。くねくねキャットウォーク風ダンスも絶好調。Simonの魅力が全開でした。実は演奏中ほとんど見えなかったRogerが、最後は勢いよくスティックを飛ばしているのが見えました。

こうして終わってみれば全20曲。あっという間でしたが、最後にステージに勢揃いしたメンバーも満足そうで、嬉しくなりました。

Simonは前回(2001年)よりもほっそりして見えましたが、もしかしたらファッションのせいかも。髪は短めで赤みが強調されたように見えました。Kingの風格とお茶目な魅力を併せ持つ、正真正銘のStarです。

Nickは黙々と演奏していましたが、SimonやJohnが何かするとつられてクスクス笑っていました。演奏がすべて終わった後の、shyな笑顔が素敵でした。

Johnは公演の最初から最後まで笑顔を絶やさず、5人でのステージが本当に嬉しい、という感じでした。しょっちゅうRogerのそばに行っていましたが、Simon、Andy、Nickと、結局全員とからんでいました。ベースがズシンズシン響いてきて、Liveなんだぁ、と感動しました。

Rogerの姿は残念ながら、演奏中はほとんど生で見ることはできませんでしたが、最後にステージ中央で見せた優しそうな笑顔が印象的でした。

Andyは演奏も演奏する姿もRockな感じで、男性ファンの「アーンディーー」という野太い声援に納得してしまいました(私の職場のヘヴィメタ系ギタリストさんもAndyがお気に入り)。

Setlistを決めるのは、本当にたいへんだったろうなぁと思います。私もほかに聴きたい曲は収拾がつかないほどあります。今回は1stアルバムから5曲という一方で、新曲が4曲聴けて満足でした。今後、しょっちゅう日本公演が行われ、例えばアンコールでSecret Oktoberが聴けるようなステージが実現すればいいな、と思います。
Sana-Japan  
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