The moon
月明かりの部屋
僕は窓を開けた
肌寒い風が
僕のそばを通り抜けた
僕は夜空を見上げ
月を見た
月は光り輝き
僕の顔を照らした
あの頃と何一つ変わらない
月の光は心までも
透かしてゆくように
澄み切った空を
走って行った
僕は月に問い掛けて見る
「あの人は元気でいるかな?」
答えが帰って来るわけも無く
独り言を言う僕を
ただ照らすだけ
君と月を眺めたあの時
君は「綺麗だね」って
そっと呟いた
僕はただ黙って
眺め続けた
もう戻らない時を
何万年も過ごした月は
変わらずに
今を照らし続ける
これからもずっと
僕等の周りを回り続けるだろう
なにも怖れずに
なにも怖がらずに
永遠とも言える時を