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CARCASS/Heartwork

イギリス出身のデスメタル・バンド。 初期の頃はかなりグロいイメージとアングラな真性デスメタル
でマニアの好評を得ていたようです。 4thである本作から大幅に正統的メタルの手法を取りいれて
一般人(?)への評価を高めました。 その後も微妙に音楽性を変えつつも高品質なメロデス作を
数作発表したのちに解散しました。 メロディアスなツインリードを導入してるとは言え多くのメロデス
バンドと違い、ベタベタな哀愁フレーズを聴かせるのではなくて、もっと機械的なインストにサラリと
美旋律をのせる・・・といった感じがします。 いずれにせよ、最近巷に溢れているメロデスとはその
質が違うな、という印象です。 近代メタルの歴史に残る一枚。

CATHEDRAL/The Ethereal Mirror

リー・ドリアン(vo)率いるドゥームメタル・バンド。 初期BLACK SABBATHの影響を色濃く
受けた、ドヨロ〜ンとした重いリフを武器とした音楽性です。
とくに1st発表時なんかは「史上最遅」みたいなコト言われるような、スローでヘヴィな曲ばっかりで
当時のメタル・シーンにはかなりのインパクトがあったようです。 現在巷に溢れてるドゥーム勢・・・
つーか、SABBATHフォロワーなバンド達のリーダー的存在に思えるんですが、どうなんでしょう?
ちなみにこのテの音楽性はあまり得意ではない私が、唯一持ってるのはこの2ndだけです。(苦笑)
1stよりもメロディが強調されてるようで、比較的聴きやすいような・・・気もします。

CAUGHT IN THE ACT/Heat Of Emotion

アメリカのハードポップ・バンド。 キーボードを効果的に駆使したアレンジ、美しいコーラスワーク
哀愁があってそれでいて爽やかなメロディー・・・とメロディアス好きのツボをしっかりと押さえた楽曲
を高いレベルで提供してくれる頼もしいバンド。 このテのバンドって「アメリカのバンドとは思えない
音楽性」と評されるケド、じつはアメリカにこういうバンドはけっこう多いからただの偏見じゃないのか
とか思ったりして。(笑) ただ実際こうしたメロディアス系がメジャー・ヒットしない現状は悲しいもの
があります・・・、いいバンドがたくさんいるのにね。 ちなみにこのバンドは同名バンドがいたらしく
現在はGUILD OF AGESと改名して(元気に)活動中。

CELTIC FROST/Vanity/Nemesis

スイスの個性派メタル・バンド。 音楽的にはスラッシュ寄りのブラックメタル・・・なんでしょうか?
6thである本作を聴く限りでは(てゆかこれしか聴いたことない)、歌メロもしっかりと存在してるし
パワーメタルと言ってもいいような・・・。 でもかなり個性的。
ミディアム〜スローなリズムを基盤にゴリっとした重いリフを繰り出しつつ、アヴァンギャルドな空気
のメロディーをのせるというスタイルです。 初めて聴いた時は?マークくれましたが、何回か聴いて
いるうちになんとなぁくイイ感じになったような・・・。 じわぁ〜とくる感じですかね?
どこかアングラな空気を感じる音楽性が、人によってはクセになるかも・です。

CENTAUR/Power World

ドイツ出身のクラシカルテイストなパワーメタル・バンド。 チェンバロっぽい音のキーボードが
クラシカルなフレーズを奏でるドラマチックなパワーメタル・・・というとそのテのファンが反応
しそうですが・・・いえ実際哀愁を帯びたメロディーなんかもいい味を出してるんですが、詰めが
甘いとゆーか中途半端にワイルドなボーカルを中心になんか煮え切らない印象です。
マイナー臭いとも言いますね。 強いて言えば2ndの頃のPRETTY MAIDSに近いと言え
なくもない。 ・・・言えないか?(笑) コーラス部分のメロディーは「おっ」と思わせるフレーズ
が多く、化けるかもとは思いましたが・・・その後の作品はフォローしてません。(笑)

CHANGE OF HEART/Change Of Heart

えっと・・・たぶん英国のハードポップ・バンド。(苦笑) 1998年にデビューし、つい最近も2nd
アルバムを発表してます。(それは買ってないケド/汗) とりあえず、この1stアルバムでは
プロデュースをHEARTLANDのvoとgが務めたことで、その筋では注目されたみたいです。
HEARTLANDと聞いて反応する方はかなりのメロディアス派だと思いますが、このバンドも
そこから連想される通りの、良質なメロディ満載の優れモノです。 キーボードを配した耳障りの
良いサウンドにちょっと哀愁のあるメロディ・・・コーラス・ワークも美しいし、これといった欠点が
見られない良いバンドですよ、ホント。(じゃあ2ndも買えって、自分)

CHILDREN OF BODOM/Tokyo Warheart Live In Japan 1999

フィンランドのメロディック・デスメタル・バンド。 卓越した演奏力とメロディセンスで、他のメロデス
とは一線を画す強烈な個性を発揮してます。 多くのメロデス系が「哀メロ」を強調したムーディーな
音楽性に移行していくなかで、このCHILDREN OF BODOMはインストバトルを猛アピールした
テクニカルなプログレ系の匂いも漂わせてたりなんかしてかなり興味深い方向性に進んでいます。
そしてこのライブアルバムは、そんな彼らのポテンシャルが恐ろしいまでに発揮された作品です。
超絶なテクのギター&キーボード、むっちゃタイトなリズム隊、ライブとは思えない高音質・・・。
デス声オッケーなメタルファンはぜひとも一度は聴いてみて欲しい一枚です。
その他のタイトル
CHILDREN OF BODOM/Follow The Reaper
スタジオ録音としては3作目にあたるアルバム。 これまで以上にインストパートがパワーメタル寄り
になっていて、ブルータルと言うよりはアグレッシブな音楽性。 デスらしさは声だけ、かも。
全編で張り詰めてる緊張感は素晴らしく、着実に成長してるという印象です。

CHINA/China

スイスのハードポップ・バンド。 スイスという国のメタルの音楽性ってのがどんなモノなのか知り
ませんが、少なくともこのバンドの場合はかなりのアメリカ志向です。 伸びのあるハイトーンボイス
を中心に元気な楽曲、ドライなギターサウンド、キャッチーなコーラスとLAメタル全盛期の音に近く
メロディアスではありますが欧州的な哀愁メロディーは薄いです。
たぶん1stだと思う本作ののち、1〜2枚くらいアルバムを発表してバンドは消滅。 ちょっと残念。
メロディアスといっても哀愁味の薄いタイプなのであんまり好きではありませんが、「Don’t Look
Back」という曲は別。 ハードポップの名曲といっても過言ではないです。

CHROMING ROSE/Louis XIV

ドイツのメロディック・スピードメタル・バンド。 90年に颯爽とデビューし日本では輸入盤で評判を
呼びマニアの間で注目されていましたが、メンバーチェンジによる音楽性の変化とシンガーの
力量不足がマイナス要因となり次第に失速。 その後シンガーが交替し、音楽性も初期の頃から
大きく変化しているようなので、名前だけ同じな別バンドと言えるでしょう・・・てゆーか、
いまも活動してるのでしょうか? ・・・とは言え、この1stアルバムは話題になっただけあって
なかなか優れた作品で、疾走するリズムに判りやすいメロディーライン・・・HELLOWEENの
フォロワーと言ってしまえばそれまでですが、哀愁に満ちたメロディーはかなり魅力的です。
その他のタイトル
CHROMING ROSE/Garden Of Eden
メンバーチェンジ後の2ndアルバム。 その脱退したメンバーというのが1stで作曲を一手に
担っていたギタリストだっただけに深刻な打撃となりました。(泣) 前作での哀愁メロが激減して
平凡なメロディーになったし、ボーカルの不安定さも露骨になってガッカリって思いました。

CINDERELLA/The Best Of CINDERELLA

80年代のメタル黄金期を支えたバンドのひとつ。 個人的にはデビュー当時の彼らはと言うと・・・
LAメタル系のビジュアル、BON JOVIの弟分、バンド名・・・からして色モノかなぁとか思ってたり
したのですが(ファンの方ゴメンナサイ)実はブルーステイスティーな硬派メタルだったのです。
つまりPOISONとは違うのですよPOISONとは!(暴言) とか言いながら、実はブルース系が
得意ではないので、このバンドの事を長いこと守備範囲外として扱っていたのですが・・・ベスト盤
である本作が安く売ってたので買ってみたら・・・じっくり聴いてみたら、けっこう良いですね。(笑)
音楽のタイプは色々あれど、80年代と言うのはメタル的に素晴らしい時代だったなぁ、と。

C.O.E/Metal

ANGEL DUST〜SCANNER〜REACTORと渡り歩いたボーカリスト、S.L.クー(コー?)が
結成したバンド。 ジェフ・テイトと比較されたりする強靭な声の持ち主で、彼が在籍していた時の
SCANNERって好きだったので、かなり期待して聴いてみたのですが・・・う〜ん。(汗)
いわゆるジャーマン系パワーメタルで、方向性はグーです。 彼のこれまでの履歴から想像出来る
音楽でありました。 ・・・が、リフには哀愁味があって良いですが歌メロのフックが弱いです。
どうやら彼には、優れた作曲能力を持つパートナーが必要なのではないでしょうか?
独りで仕切るにはちょっと・・・。(苦笑) でも、応援したいミュージシャンのひとりなのです。

CONCEPTION/Parallel Minds

ノルウェーの正統派メタル。 リーダー格のギタリスト、トゥーレ・オストゥビーは結構テクニシャン
だし、ボーカルのロイ・S・カーンは実力派・・・という強力ツートップなバンドなら安心して聴ける
わけで、かなりいい感じです。 この2ndでは基本路線はQUEENSRYCHタイプの正統派で、
そこに北欧らしい透明感やひんやりした冷たさなんかを加味した独特の味を出しています。
でもって本作収録のバラード「Silent Crying」の美しさにはただただ涙モノです。
なお、バンドはこの後グルービーな要素を強調しつつ数作アルバムを発表して惜しまれつつ解散。
トゥーレはARKというプロジェクト、ロイはKAMELOTに加入して頑張ってます。

CRIMSON GLORY/Transendence

謎の仮面バンド。(笑) 86年のデビュー時はメンバー全員がミステリアスなマスクで顔を隠しており
そのコンセプトが話題になりました。 音楽性もそっちの話題に負けない高品質で、一言でいえば
QUEENSRYCH型の正統派。 ミステリアスで激しさと美しさが交錯するドラマチックな楽曲と
ミッドナイト(vo)の強力なハイトーン・ボーカル・・・これが正統派好きには堪りませんのです。
この2ndではキャッチーな「Lady Of Winter」や「Lonly」のメロディーの美しさはインパクトが
強いです・・・つーか、好きです。 なおバンドはこの後なぜかLED ZEPPELIN風の音楽性に
方向転換して顰蹙を買いつつ一旦は解散。 現在は元の音楽性に戻って再活動しています。

CROWS/The Dying Race

ドイツのパワーメタル・バンド。 IRON MAIDENを根底に、HELLOWEENあたりから影響を
受けてるお約束な音楽性。 それ自体は私、嫌いではないのですが・・・つーか大好きなんですが、
メロディーがイモいです。(泣) やたら垢抜けてません。 典型的なB級ジャーマンですな。
もう10年も昔の作品ですが、若気の至りとゆーか・・・買った当時の私も「ジャーマンならなんでも
いいって訳じゃないんだ」と、反省したとかしないとか。(笑)
今となってはいい想い出です。 このバンドがその後どうなったかは知りません。
・・・あ、でも決して嫌いではないですよ。(笑)

CRYSTAL BALL/In The Beginning

スイス出身のメロディアスハード・バンド。 バンド名、出身国、ジャケット・・・どれを見ても中身が
容易に予測出来そうですが、そうですッその通りの音楽性です。 ほ・く・お・うメタルっす!
透明感のあるキーボードの音色に飾られて、伸びのあるボーカルがキャッチーなメロディーを歌い
上げるという、あのスタイルです。 EUROPEとか好きな人にはストライクだと思うんですケド。
1stアルバムってこともあって詰めの甘さは見られるものの、北欧メロディアス系の良質な
メタルが聴けます。 そんなにネオクラじゃないし、結構好んで聴きましたよ?


CRY WOLF/Crunch

90年デビューのアメリカのフツーのメタルバンド。(笑) なんてゆーか・・・悪くはないのですが、
あまりにフツー過ぎるのです。 音楽的には当時衰退し始めていたLAメタルの影響下、って感じ
ですが楽曲も演奏も可もなく不可もなくってトコで・・・中の中です。
90年代の音楽シーンの変化と彼ら自身の力量不足とが相俟って、間もなくシーンから姿を
消しました・・・てゆーか、表舞台にあがってないだろうって?(汗)
でもなぜか来日公演は行なってるんですよねぇ。 バブリーだったからなぁ、当時って・・・。


CYCLONE TEMPLE/I Hate Therefore I Am

アメリカのスピードメタル・バンド。 中心人物は元ZNOWHITEのグレッグ・フルトンという黒人の
ギタリスト。 そのことはそれなりに話題になったようですが、音楽的な影響はまったくないと
言っていい叙情的なスピード/スラッシュメタルでこれが凄くカッコいいのです。
スラッシュ然としたキレのいい高速リフに咆哮型ではない「歌う」ボーカリストが憂いに満ちた
メロディーをのせていく、というかなり個性的な音楽性が斬新でした。
この路線のまま行ってくれればいいものを、続く2ndでは流行に流されたような音楽性に転換して
評価を落としそのまま消滅。 まったく惜しいバンドを失ったものです。


  
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