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RHAPSODY                 78
 LEGENDARY TALES (1997年)

   他の追随を許さないどこまでも徹底された華麗なシンフォニック・アレンジ、
  騎士たちが剣を抜いている光景が目に浮かんでくるような、ファンタジックな
  RPG的な世界観。デビュー作にして、そのオリジナリティは完璧に確立されて
  いる。
   血が熱くなるこの独特のサウンドに、コーラスを引き連れてオペラティックな
  歌唱を惜しげもなく披露するファビオ・リオーネがなんとも勇壮で一種の誇り
  高さも感じる。
   冒頭のIra tenax〜Warrior of iceFlames of revengeではこちら
  の闘争本能を刺激されるほどの高揚感を覚える。

RHAPSODY                   79
 SYMPHONY OF ENCHANTED LANDS (1998年)

   前作同様、聴いてるこちらが恥ずかしくなるまでの劇的展開を持つファンタ
  ジックなシンフォニック・メタル・スタイルには一点の曇りも見られない。
   その基盤となる物語性は民族音楽的要素、オーケストラパートの充実によ
  り一層の華麗さを感じ、また、展開のコントラストも鮮やかである。
   その一方、前作に比べると、勢いはややトーンダウンしている感があり、なん
  か落ち着いたというか、おとなしくなったように感じ(あくまで前作に比べれば)、
  血が滾る感覚はちょっと減少した感あり(あくまで前作に比べれば)。
   ・・・まあ、そうは言ってもEpicus Furor〜Emerald Swordの辺りではひた
  すら狂喜乱舞。

SECRET SPHERE             84
 MISTRESS OF THE SHADOWLIGHT (1999年)

   イタリア出身6人組の1stアルバム。宮廷を連想するような優雅なアレンジ
  を持つ、心の琴線に触れまくる哀愁メロディの数々を、時に適度な疾走感を
  持つ曲で、時にはバラード曲において堪能することができる。
   躍動感に溢れるRecall Of The Valkyrie。ツボを突いた極上メロディは
  すでに一線級のレヴェルに達しており、ひたすら陶酔してしまう。
   哀愁美ここに極まる、といった感じの超極上バラードTwilight Of Fairy 
  Taleには、ただただ涙腺を刺激される。これまた最高クラスの名曲である。
   すでに、かなりの出来を誇る作品だが、特にパワー・チューンにおいて感じる
  Voの力不足。上昇の余地を残しているサウンドプロダクション。あと、中途半
  端なジャケットデザインなどからは、まだまだこれから、と言った感じの潜在能力
  の高さを感じる。

SECRET SPHERE              72
 A TIME NEVERCOME (2001年)

   前作、「MISTRESS OF THE SHADOWLIGHT」で、その類い希なるメロ
  ディのレヴェルの高さを見せつけて、衝撃のデビューを飾ったSECRET SPHE
  RE。この2ndでは、オリアンヌという少女についてのコンセプトアルバムとなっている
  のだが、前作に比べて大幅な進歩の後がうかがえる物語性を感じさせる華麗
  なジャケットからも期待が膨らむ。
   聴いてみてまず感じるのが、サウンドプロダクションの向上。これにより、その
  ネオクラシカルなアレンジを含んだメロディをより洗練された雰囲気の中で味わう
  ことができる。
   ただ、その一方、プログレッシブ・メタル的な要素が加えられており、前作で魅
  了されたような、わかりやすい極上美旋律を持った楽曲が減っているのは個人
  的な趣味で言うとちょっと残念。
   特に、ボーナストラックLost Land Of Lyonesseは、ネオクラシカルなGuitar
  が映える上質疾走チューンなのだが、サビの後ちょっともたつく展開になっているの
  がなんとも惜しい。まあ、それでも十分な出来だが・・・

SEIKIMAU                 86
 悪魔が来たりてヘヴィメタル (1985年)

   デビュー作にして、BURRN!誌のレヴューで0点をつけられた問題作。
  しかしながらその内容は、冒頭の名インスト曲魔王凱旋から必殺のスピードチュ
  ーン地獄の皇太子への繋がりは圧巻の一言だし、何と言ってもダミアン浜田により
  様式エッセンスが肌理細やかに組み込まれた6部構成曲悪魔組曲作品666番
  ニ短調は異端の光を放っており、紛れなく名作と呼ぶに相応しいものとなっている。

SEIKIMAU               86
 THE END OF THE CENTURY (1986年)

   2nd。THE END OF THE CENTURYJACK THE RIPPER等本作も聴き
  所満載の出来栄えになっている。

SEIKIMAU               83
 FROM HELL WITH LOVE (1986年)

   3rd。初期を代表する名曲EL・DO・RA・DOアダムの林檎収録、歴史
  的名曲地獄への階段はこの時点では触りの部分しか聞くことが出来ない。

SEIKIMAU               85
 THE OUTER MISSION (1988年)

   一聴すると日本語のように聴こえる歌詞が実は英語で、しかもその双方
  で意味を持った文章となっているマニアック過ぎるスピード・チューン不思議
  な第3惑星は一聴の価値あり。さらに憂いに満ちたメロディと雄雄しき力漲
  るヴォーカルが融和することにより珠玉のパワーバラードへと上り詰めたHUM
  ANE SOCIETY、伸びやかかつ堂々たる力強さに満ち溢れたヴォーカルが
  光るWINNER!収録。

SEIKIMAU               90
 愛と虐殺の日々 歴代小教典大全 (1991年)

   文字通り「嵐の前の静けさ」といった感の有る緊迫感溢れる様式センス
  が至上の扇情感をもたらすスロー・パートから後半一転、怒涛の疾走パー
  トへと繋がる様は圧巻の一言、近年他に類を見ない展開美を持つ異端の
  名曲地獄への階段<完結編>収録。
  

SEIKIMAU               87
 LIVE!BLACKMASS IN LONDON (1992年)

   1991年11月21日、ロンドン・マーキー・クラブにて行われた黒ミサを収
  録。大部分の歌詞が英語で歌われているのはデーモン小暮(Vo)の多彩
  な才能の成せる業か。
   なんと言っても選曲が素晴らしい、THE END OF CENTURYADAM`S
   APPLETHE DEMONIC SYMPHONY SUITE OPUS 666 IN Dmという
  彼らの楽曲の中でも屈指の破壊力を持つ超攻撃的楽曲群に狂喜の
  血を滾らすことは必至。さらにHUMANE SOCIETY、荘厳なまでの気高さ
  にただただ圧倒される美哀愁バラードBAD AGAIN等、全編息もつかさぬ作
  品となっている。

SEIKIMAU               78
 恐怖のレストラン (1992年)

   強烈なまでにマッド&ヴァイオレンスなテイストに満ち溢れた作品。子気
  味良いテンポが心地よいパワーチューンBREAKDOWN INNOCENCE
  独特のヴォーカルスタイルが楽しめるギロチン男爵の謎の愛人収録。

SEIKIMAU               89
 メフィストフェレスの肖像 (1996年)

 
   鬼才ダミアン浜田のペンによるアルバムタイトル曲メフィストフェレスの肖像
  は勇壮なコーラス、ダイナミックかつ叙情溢れる楽曲にDevid Defeis卿の
  ようなヴォーカル・スタイルを乗せるという異端の名曲。他にもGREAT DEVO
  TION野獣地獄の皇太子は二度死ぬ等佳曲揃い、中後期を代表する
  名曲。

SEIKIMAU               83
 NEWS (1997年)

   BRAND NEW SONGCRIMSON RED等、キャッチーなメロディと軽妙
  なテンポを持った曲が粒揃いの作品。比較的ストレートなメロディに、超絶
  シャウトを封印しメロディアスに歌い上げるVoが乗るというスタイルの曲が
  大部分を占めているため、以前の彼らからと比べるとやもすればポップさが
  色濃く出すぎな感もあるが、楽曲全般のクオリティの高さが見事にそれをカ
  ヴァーしている。

SEIKIMAU               77
 MOVE (1998年)

   前作で感じたポップさが更に色濃くフィーチュアされた作風となっている。そ
  れにより作品全体を通して爽やかな雰囲気に包まれており、当然の結果と
  してその分メタル度は減少している。が、それでも彼らの多彩な才能の成せ
  る業か、それなりの作品レヴェルはしっかりと保っている。
   スローバラードSTILL ALIVEはとても悪魔の歌とは思えないポジティブなメッ
  セージ溢れる美的哀愁曲。

SEIKIMAU                95
 『本家』極悪集大成盤 1999 Black List (1999年)

   過去の名曲な数々を再録した夢の集大成盤。冒頭にコーラス、ギターパート
  が追加されドラマティックに超パワーアップを果たした1999SECRET OBJECT
  らして既に鳥肌もの。他にも地獄の皇太子EL.DORADO、そして悪魔組曲作
  品666番変ニ短調等々全19曲捨て曲皆無。強いて言うならば初期の曲がもう
  少し入っていたらもっと良かったと思うが、これで地獄への階段でも入っていれば
  それこそえらい事に・・・

SEIKIMAU                85
 『元祖』極悪集大成盤 1999 Blood List (1999年)

   再録されている『本家』〜とは違い従来の楽曲からの変化は少ない。なんと
  言ってもTHE END OF THE CENTURYのリマスターバージョンが聞けるのが嬉
  しい。

SEIKIMAU               94
 LIVING LEGEND (1999年)

   最終大教典。最後にして最高傑作。従来より力強さ、重みがましたサ
  ウンドスタイルながらも適度に保たれている疾走感、そして彼らの強力な武
  器であるメロディの良さを非常に高いレベルで併せ持っていることにより非常
  に深く感性に突き刺さってくる作品となっている。
   曲頭の荘厳かつ宗教的なコーラスが印象的なROCK`N RENAISSANCE
  力強く猛進する楽曲が聴き手の魂を昂ぶらせるREVOLUTION HAS COME
  デーモン小暮(Vo)の気高き唱法がなんとも心地よいSILENCE OR VIOLEN
  CE?
   そしてなんと言っても特筆すべきは一曲目のHEAVY METAL IS DEAD、ハイ
  レヴェルなこの作品の中においてもずば抜けて存在感を放っている。全メタラー
  悶絶必死の歌詞は正に聖歌と呼ぶに相応しく、暴力的なまでにアグレッシブさ
  とつぼを突いたメロディが見事に調和した曲調、比類なき強力さを誇るヴォーカ
  ル・・・ジャパニーズ・メタルの歴史を見渡しても稀有な輝きを持つ名曲中の名
  曲である。

SEIKIMAU                81
 DEVIL BLESS YOU!〜聖飢魔UFINAL WORKS〜 (2000年)

   BMG移籍後の未発表テイク、シングルB面の曲などを集めた集大成盤。
  他の大教典に含まれていない曲で目ぼしいのが、史上最凶のクリスマス・ソン
  グ悪魔のメリークリスマス(完結編)、新たに追加されたコーラスによりさらに存在
  感を増した感の有る地獄の皇太子は二度死ぬ(typeβ)野獣(小教典Ver)
  ARCADIA(typeβ)あたりか。

SEVENTH AVENUE            74
 GOODBYE (1999年)

   8曲入りのミニアルバム、内3曲がGoodbyeの別ヴァージョン。タイトル曲は
  蛍の光のメロディが一部使われているバラードで(G)兼(Vo)のHervie Lan

  ghans
がうまく歌いこんでいる。
   2曲目のWhere You Belongは疾走感たっぷりで一番のお気に入り。4
  曲目のSouthgateは16分を超える大曲で複雑怪奇な展開を見せてくれる。

SINERGY                    60
 BEWARE THE HEAVENS (1999年)

   女性ヴォーカリスト、キンバリー・ゴスを中心にIN FLAMESイェスパー・ストロ
  ムブラード(g)、CHILDREN OF BODOMアレキシ・ライホ(g)など超豪華メン
  バーによるプロジェクト。アレキシの奏でるギターフレーズが所々で聴くことが出来る
  のだが、やはりと言うかさすがと言うべきか格好良い。が、肝心のVoがいかにも普通
  すぎてこの強靭なサウンドについていけてない感じがするのが残念な所。

SKYLARK                    88
 Dragon's Secrets (1997年)

   2ndアルバム。いかんせん音質がどう贔屓目で見ても良いとはとても言えず、
  FabioのVoも、静粛なパートでは女性的な繊細な歌唱法でもって、その崇高な
  雰囲気を際立たせるのに一役かっているが、力強さが要求されるパートではやは
  り頼りなさ、線の細さといったものが露呈してしまっている。
   が、それら欠点を全てかき消すとはいかないが、欠点に目を瞑ってリピートしてし
  まう魅力をこの作品を持っている。バイオリン、フルートなどを大胆に駆使して築き
  上げるシンフォニックアレンジ、それらとツボを突いた哀愁メロディが見事に融合(こ
  こらへんのセンスが最高)して繰り出される神々しいまでのサウンドスタイルは正に
  当代随一。切なすぎるメロディが泣けるCreature of the Debil、彼らのアイデ
  ンティティ極み、三部構成曲Light・・・たまらない。  

SKYLARK                     97
 DIVINE GATES PART1
 GATE OF HELL (1999年)

   Introから続くWelcome、その完成度の高い荘厳な楽曲にいきなり度肝を
  抜かれる。そして続く3曲目、こちらが求めている要素を全て併せ持つ名曲と言
  っても過言ではない未曾有の神曲The Triumph。9分以上に及ぶ長曲だが、
  その完璧なまでの展開美、どこまでも荘厳なシンフォニックアレンジ、こちらのつぼ
  をとことん突いてくる疾走感をもった旋律美、何度聴いても、その感動が薄れるこ
  とはまったく無い。
   これに続くのはまたもや8分を越える大曲Belzebu。キャッチーさを持った印象的
  なメロディラインがなんともたまらない。
   この前半部の大曲3曲はそれぞれが一撃必殺の破壊力をもっており、ここまで
  並べられるとやや、贅沢な感じすら覚える。
   その後スローな曲や小曲で心地よいアクセントを加えて迎える8曲目、Satan 
  Arise。しょっぱなのちょっと頼りないシャウトを乗り越えれば、その後は素晴らしい
  疾走世界がくり広げられる。
   続く9曲目Why Did You Kill The Princess。今作における後半部最大
  の重要曲と言えるだろう。その切なすぎる美旋律の数々にひたすら胸をうたれる。
   SKYLARKの魅力は圧倒的な疾走感、華麗な展開力、確かなメロディの良
  さなど様々なものが挙げられると思うが、その中で特に自分の感性を刺激した
  ファクターは言葉で表すのはちょっと難しいが一種の「神聖さ」のようなものを感
  じられることだと思う。それは前作まででも十分に感じることができたけど、今作
  ではFabio DozzoのVoの大幅な向上(もう個人的には何の問題も感じない)
  、サウンドプロダクションの向上などによりその魅力をよりストレートに味わうことが
  できる。
   
SKYLARK                   95
 DIVINE GATES PART2
 GATE OF HEAVEN (2000年)

   前作と対になる「DIVINE GATES」の第2弾、GATE OF HEAVEN。前作同
  様に素晴らしい世界観に浸ることが出来る期待を裏切らない作品となっている。
   その冒頭は、ミニアルバム「BELZEBU」に収録されているAmong The Clouds
  で幕を開ける。いきなりこちらの感性をしっかりと掴んでやまない素晴らしいメロディ
  を持った曲である。
   続くはこの作品における一番のお気に入りであるWho Is God?。SKYLARK
  の魅力がぎっしりと詰まったシンフォニックな曲で、特に後半の展開は聴いてて震え
  がくるほどに格好良い。ただただ格好良い。
   そして10分を越える大曲Lady Of The Sky、頼りなく聴こえる程にしなやかな
  Folco OrlandiniのVoが起伏が激しくドラマティックなこの曲に一層の哀愁を漂わ
  せる。
   小曲を挟んでのInsanity Is The TruthFabio Dozzoの渋い声が勇壮な
  後半の展開にとても合っていて、これまたお気に入りの一曲。しかし本当に好みな
  声を出してくれるね。
   切ない中間部のインストパートが胸をうつかなりシンフォニックなThe Guardian
   Angel、そして続く12分を越える大曲The Heaven Church、この曲は前半部
  をRob Tyrantが歌っているが当然のことながら上手い、上手すぎる。さすがである。
  終盤のインストパートを聴いてると正にHeaven Churchといった感じで、荘厳なそ
  の楽曲に飲み込まれそうになる。
   続くLast Christmas In Hell。いきなりダークな雰囲気をもつこの曲が流れてき
  て少し戸惑う。この構成は意図的なものなのだろうが、なんとも意味深だ。
   Outroの後のシークレットトラックA Star In The Universe(‘99version)
  ピアノを使った珠玉のバラードをこれもRob Tyrantが歌っており、もはや崇高なまで
  の美しさである。アルバムを締めるに相応しいと思う。
   それにしても前作に続いてのこの出来。次回作を否が応でも期待してしまう。過剰
  なまでに・・・

SKYLARK                    90
 The Princess` Day (2001年)

   あのSKYLARK特有の崇高な雰囲気は思いっきり健在で安心して聴ける。曲単
  位で言えばThe Princess‘ Day、Journey through the fire、Rufus等なんと
  も魅力的な曲がふくまれており非常に充実した一枚となっている。Another Life
  サビの部分で急に失速するのはややもったいない気がする。

SONATA ARCTICA             94
 ECLIPTICA (2000年)    

   フィンランドから現れた5人組の超新星SONATA ARCTICA、彼らの衝撃的
  な1st。
   先に発表されていたシングルUnOpenedを聴いた時からこのバンドのアルバムに
  は並々ならぬ期待を注いでいたが、ようやく手にしたこの1stアルバムはその過剰
  な期待をも遥かに上回る出来だった。
   1曲目のスピードチューンBlank Fileが始まって3秒後には、あまりの疾走感、
  息もつかせぬメロディの波による衝撃でおもわず卒倒しそうになったね。その後もい
  ちいち挙げてられない程に、きらきらしたサウンドをベースに哀愁を含んだ極上の楽
  曲が詰め込まれていて、かなりのめり込んだシングル曲が普通に溶け込んでしまって
  いるという状態。
   そして本編を締めくくるひときわ輝きを放つ大曲Destruction Preventerの静と
  動のバランスのよくとれたダイナミックな展開の素晴らしさには、もうため息すらもでな
  い。

SONATA ARCTICA             79
 SUCCESSOOR (2000年)

   衝撃のデビューアルバムからわずか半年で発表されたミニアルバム。1stの収録
  曲FullMoonのエディットバージョン新曲2曲、カバー2曲、ライブ音源4曲という構
  成になっている。カバー曲はともかく、ライブの曲はどう贔屓して聴いても荒さが浮き
  彫りになっている。
   しかし…新曲のSan Sebastianの何と格好良いことよ。1stに収められている曲
  と比べても最高クラスだね。

SONATA ARCTICA             94
 SILENCE (2001年)

   その圧倒的なまでに充実した愁いに満ちた楽曲群と、若さから生み出される凄ま
  じいまでのテンションの高さで衝撃のデビューを飾ったSONATA ARCTICA。彼らの
  2ndフルレンスとなる今作「Silence」では前作同様に破壊力を秘めた疾走メロディッ
  クチューンの数々と、所々に配置されたバラード曲の充実、インスト曲の存在などに
  より作品全体として厚みを持ち、一層グレードアップした雰囲気を味わうことができる。
   冒頭、...of Silenceから繋がるWeballergy、始まった瞬間、期待を裏切らぬ
  哀愁に満ち溢れた怒濤の美旋律に思わずクラクラしてしまう。彼らの作品の中でも
  最高の部類に位置する名曲だ。
   4曲めには、全6章からなる7分を超えるバラードThe End of This Chapter
  が配置されている。この構成からも1stで自信を付けた彼らの進化が窺い知れる。
   続くBlack Sheep、いかにもSONATAらしい哀愁疾走キラキラチューンだが、これま
  た高いクオリティを誇っている。前曲でややまったりした脳細胞を一気に覚醒させてくれ
  る。
   11曲目の珠玉のバラード、Tallulahではトニーの表現力が以前よりも増しているこ
  とによって、その美しさは一層際だっている。
   そして終盤においてまばゆいばかりの光を放っている超絶疾走曲Wolf&Raven
  異常なまでのテンションの高さと哀愁美旋律を、見事に併せ持つこの曲を聞いたとき、
  前作の一曲目Blank Fileを初めて聴いたときに、感じたような衝撃が走ったね。無茶
  苦茶格好いい曲である。
   とにかく、素晴らしい作品である。2枚目のジンクスなど、どこ吹く風といった感じで、
  過剰なまでに注いでいた期待に見事に応えてくれた。SONATA ARCTICA恐るべし
  である。

SONATA ARCTICA             75
 orientation (2001年)

   来日記念盤。SILENCE収録のBlack Sheep、ECLIPTICAのMary−Louのアコース
  ティック・バージョン、カヴァー曲2曲という4曲入り。これとは別にメッセージとWolf&Raven
  のビデオクリップが入っているのがファンには嬉しい。

SONATA ARCTICA             83
 Winterheart`s Guild (2003年)

   北欧メロディック・メタル界の若き王者SONATA ARCTICA、今作は彼らの待ちに待っ
  た3rdフルレンス・アルバムとなる。前作で大幅に増したミドル・チューン、バラードにおける
  ハイ・クオリティな香りは一層強く浮きでてきている感があり、ところどころ実験的のように
  加味されたプログレッシブな要素とあい重なり、1stの頃の若々しさは大幅に姿を潜めて
  いる。
   …しかし、肝心要の疾走チューンのあの爆発的なまでの破壊力が前2作にくらべると
  いまいち感じられないのが致命的、もちろん平均的な水準はクリアしているのだが…
   
STEEL ATTACK             67
 FALL INTO MADNESS (2001年)

   収録曲の内大部分が疾走チューンというその方向性は高感度が高い、が、こ
  れといった曲もなくいかんせ印象が薄い。

STRATOVARIUS               78
 DREAMSPACE (1994年)

   新しく(B)にヤリ・カイヌライネンを迎えた3rd。何と言ってもストラト最大の武器で
  あるメロディの美しさがいかんなく発揮されている名曲WE ARE THE FUTURE
  尽きる。このアルバムまで(G)のティモ・トルキが歌っている。15曲入りだがちょっとだ
  らだらした感じがある。

STRATOVARIUS               79
 FOURTH DIMENSION (1995年)

   4th。今作からティモ・トルキがギターに専念し、あたらしいヴォーカリストとしてティ
  モ・コティペルト
が加入している、前が前だけにパワーアップしたと言えるだろう。コテ
  ィペルト
は結構いろんな所で酷評されてる様だけど、高音部における悲壮感いっ
  ぱいの声はなかなか胸を打つものがある。

STRATOVARIUS               92
 EPISODE (1996年)

   5thアルバム。今作から新たにヤンス・ヨハンソン(key)、ヨルグ・マイケル(ds)
  の二人がメンバーとして加わっていて、この超強力な新戦力によりそのサウンドは
  大幅にパワーアップしている。特に,FATHER TIMETOMORROWなどにおいて
  はヨルグのツーバスがうなりをあげていて、その楽曲に一層の勢いを与えている。
   楽曲面でも大幅な進化を見せている、前述の2曲は前作のAgainst The W
  indと互角、もくは超越してる程ストラトの魅力が詰まった曲だし、WILL THE SU

  N RISE?
SPEED OF LIGHT、そしてストラト屈指のバラードFOREVER等、
  今までにない程充実したアルバムとなっている。
  あんまり魅力を感じない曲も何曲かあるけどこれだけの曲が入っていれば十分でし
  ょう。

STRATOVARIUS               89
 VISIONS (1997年)

   6th、アルバム全体の構成、完成度が前作より上昇しているように感じる。それ
  にしても期待を裏切らない素晴らしい出来となっている。、特に3曲目のForever

   Free
は正にストラトといった感じの曲で、聴いてると思わずにやついてしまう。ア
  ルバム全体として綺麗にまとまっている感じがして聴いてて退屈に感じる曲は前作
  より少なくなっている。

STRATOVARIUS               85
 DESTINY (1998年)

   神秘的なジャケットデザイン、アルバム冒頭をいきなり10分を超える大曲DEST
  INY
が飾っている点など他の作品とは一味違うにおいを感じることが出来る7th。
  バラード曲を中心にティモ・コティペルトの表現力が増してる様に感じられる。

STRATOVARIUS               84
 INFINITE (2000年)

   ストラトサウンドの完成形ではないかと感じさせる彼らの8thアルバム、ただ逆に言
  えば煮詰まって来ている感じもしないではない。7曲目に配置されたこのアルバムの
  なかでダントツのお気に入りFREEDOMを中心に壮大なイメージを思い浮かばせる
  MOTHER GAIA等、今回もそれなりの曲が揃っている。

STRATOVARIUS             84
 Elements Pt.1 (2003年)

   3年ぶりとなる今作も強力無比な演奏力、キャリアに裏づけされたスケール
  感、安定感は健在で安心して聴ける作品になっている。
   お約束のストラト節炸裂のLEARNING TO FLYを筆頭に、ティモ・コティペ
  ルトの悲壮無理矢理ハイ・トーンが響くFIND YOUR OWN VOICE、彼らの
  歴代の曲の中でも1、2を争うキャッチーさを持ったEAGLEHEART等スピード
  チューンは充実が著しく、またELEMENTS等の大曲では今回増した感のある
  シンフォニック・エッセンスによってか、一大叙情詩的な色合いが色濃くなって
  おり、その劇的展開が胸に響く。

SOUL DOCTOR               75
 SOUL DOCTOR (2001年)

   トミー・ハート(vo)がFAIR WARNING脱退後結成したバンドの1st。やはりと言う
  べきかロックンロール色を強く押し出した作品になっているのが個人的にはちょっと残
  念だが、これはこれでFAIR WARNINGとは違う魅力がある作品だと言えるだろう。
  まあ何よりもトミー・ハートの歌声がまた聴けるだけでも満足。

TOBIAS SAMMET‘S AVANTASIA   86
 THE METAL OPERA (2001年)

   EDGUYの若き中心人物、Tobias Sammetが様々なゲストを配して作り上げた
  一大コンセプトアルバム。
   壮大な物語の始まりを予感させるシンフォニックなインスト曲から繋がるは、いかに
  もTobiasが作った曲っぽい重厚なクワイアに彩られたメロディック・パワー・チューン
  Reach Out For The Light。サビを歌うErnieことMicheal Kiskeの落ち着きの
  ある歌声がやっぱり聴いてて気持ちいい。
   終盤の9分を超える大曲The Towerは、どことなく中世ヨーロッパ風の雰囲気が
  する数々の山場を持つドラマティックな楽曲をTobias Sammetのほかに、Ernie
  Andre MatosOliver HartmsnnDevid Defeis等のそうそうたるメンバーが次々
  と歌い上げていく夢のような曲である。(あと一応、Timo Tolkkiも参加)特にラスト
  のDevid Defeisの美しすぎる囁きVoがなんとも言えない輝きをはなっている。
   あと忘れてならないのが、ボーナストラックのThe Final Sacrifice。荘厳なオルガ
  ンで始まるこのパワーチューンは本編に含まれないのが惜しまれる出来の秀作である。
   複数のvo、重厚なクワイア、荘厳なシンフォニック・アレンジの数々によって、非常に
  バラエティに富んだドラマティックサウンドが確立されている。このプロジェクトの第二弾
  が楽しみである。

TOBIAS SAMMET`S AVANTASIA    77
 THE METAL OPERA PT.U (2002年)

   ドイツが誇る若き俊才、トビアス・サメットによる壮大なるドラマティック・メタル・プロジェ
  クトの第二弾。今作も前作同様に多種多様のヴォーカリスト陣が参加しており、豪華
  絢爛の共演を果たしている。
   やはりというべきか今作も全10曲無駄曲無し、前作やEDGUYの作品についても言え
  ることだが、トビアスの「最低限のレヴェルを持っていない曲は決して提供しない能力」は
  特筆すべきものだと思う。
   2曲目のNo Returnでは、トビアスマイケル・キスク(ex.HELLOWEEN)、アンドレ・マト
  (ex.ANGRA、SHAMAN)という稀代のハイ・トーン・ヴォーカリストの共演が実現され
  ているが、結局誰が歌っているのかわからなくなるという豪華すぎる弊害があらわれる一
  幕も・・・