〜風俗ライター 鮪之介〜
第2話:鮪之介、ババアに食われる(後編)
暗闇で 目がよく見えず、
騒音で 耳がよく聞こえず、
加齢臭で 鼻もよくきかず、
強い酒で 味もよくわからない。
そんな中、ババアの言いなりになり、
ズボンとパンツを脱いでしまう。
ついに触覚と性的感覚を
失うことになるのか、鮪之介よ!
鮪之介よ!大人になるというのは
かようにして厳しいものなのか!
しかも童貞は続くし…
嗚呼!誇り高き童貞よ!
短小・早漏・包茎・童貞の4冠王に
劣等感と誇りを持って生きた奴よ!
他人にチンポを見せたく無い短小心者よ!
人一倍オナニーが大好きで
10000発を超えた猛者よ!
純情さを隠したまま下ネタを連発し、
いやらしいという皮を被せた包茎よ!
その純情さの下に破壊本能があることを察知し、
約束されたヤらずの地に安住することを
選んだ卑怯な正直者よ!
ソファに深く座ったまま、チンポだけ出すという
間抜けな格好だ。今思い出しても間抜けだ。
10000回オナニーをしたが、こんな体勢で
ヌいたことは無い。いくらしごいても無理だろう。
ましてや初風俗、ましてやババアである。
そう察知するも、隣にどかりと陣取るババア。
こら、お前、邪魔なんだ。自分でヌかせろ!
そして、周りを見渡すも、先輩がいない。
さっさと帰ったとは、まさかその時思わなんだ…
童貞の屈辱は今始まった。
ババアは俺のチンポを咥えた、らしい。
ヌルっとした嫌な感触があると思ったが、何も感じない。
後になって思うが、我ながら素晴らしい防衛本能だ。
それが数分続いたが、俺のチンポはビクともしない、
じゃなかった。ピクリともしない。相変わらずのウィンナー。
そのうち嫌になってきたのか、
ババアはマイ・マラをしごきはじめた。
奴はチンポを理解していないのか、
俺のチンポが特別なのか。
そんな握力で擦ったら、先っちょが取れちまう!
マラごと抜く所存か!『ヌく』の意味が違う!
おのれ、老苦之一め、成敗してくれる!
と思うも、急所を握られていては、いかなる抵抗もできぬ。
このままババアの思うツボなのだろうか?
そもそも、思う所は何なのか?
射精が目的なのではないか?
もしかして、精力を抜き去るのが目的ではなく、
ただ金を奪って帳尻合わせをするだけなのか?
貧乏人はこれで凌げと!恐るべし資本主義社会!
俺はまた一つ共産主義者への階段を登った。
そしてババアはこう囁いた。
『アンタのチンポ、ダメね。』
確かにインタラクティヴなコミュニケーションを考えた場合、
自分の責任というのは0ではないのである。
ビジネスにおいて、信頼というのは必要であり、
いくら相手に非があろうとも、自分の方に非がなかったか
幾分なりとも反省するのが良しとされる。そう叩き込まれた
そうか。俺のチンポはババア用にはできていなかった。
そうそう、他人を想像するというのもやめだ。それなら
オナニーで十分だ。何度でもやってきた。10000回も。
そういう意味ではダメなんだろう。しかし、ババアは?
自分が老いていることを差し置いて、その言い草は?
いやしかし、そこで他人を非難するのはたやすい。
と、その時の脳内の葛藤は物凄かった。
たった数十分のことなのだが。
そして、時間間際。40分で終了らしかった。
バ『もう時間切れになるから、早く出しなさい!』
鮪『そうですか。出なかったら出なくてもいいっすよ。』
バ『せっかくお金払ったのに勿体ないわよ。』
半ば脅迫されるように、射精を迫られた。
今から考えると、別に出なくても良かったのだ。
先輩のように帰る手もあったのだった。
ババアに脅された私は、
いかにして液を搾り出すかを必死に考えた。
受験生時代、オナニーで1日10発という記録を作ったが、
その時は、シコりながらオシッコでもするように絞っていた。
しかしその後は惨めだ。気持ちよさなどなく残尿感に似たものが
残るのである。その時も1発ごとに必ずオシッコに行った。
『オシコる』という造語(極秘)まで作っていたぐらいである。
そして、ババアの相変わらずのクソ力に負けず、オシコった。
時間は既にロスタイム経過。
まさに時間を失うだけだった。
『無理しなくていいですよ』と言ってみたものの、
無理しているのは明らかに鮪之介だった。
つつつ…
ショボチンから出てきたのは紛れも無い白い液体だった。
はなたれ小僧の鼻水ぐらいショボかった。そして残尿感。
いくら4000円が勿体無いとは言え、やってしまった…。
ババアはそんな屈辱的な鮪之介の顔など見向きもせずに、
チンポを中途半端に拭いた。雑巾は汚い灰色だったと思う。
残尿感と同時に、
解放感も味わった。
開放感ではなかった。
同時に偉大なる記録を達成していた。
一度も勃起せず、初射精!おめでとう!
勃たなくても、出るんです!初体験だ!
放尿しながら俺は何度となく街の空へ叫んだ。
『俺の、チンポ、返せ!!』
泣くな鮪之介!男だろう!童貞だろう!
お前は何も失っちゃいないんだ!
夢を持て!誇りを持て!
<予COCK>
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