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2003年4月

タダ飯2003年4月25日
ついに雨。雨が降るとできない仕事は昨日までにゆとりを作っておいたので、午前中は種をまいたりといった内勤業務をしていました。午後も一人仕事で土壌の分析だったのですが、雨に加えて視界が周囲10mくらいという濃い霧のためどこが畑の真ん中なのか、今車でどこを走っているのかを見失ってしまいそうな状態でした。
この程度の霧はわりと良くある事でして、霧の有無に関わらずこちらに来てからだいぶ安全運転するようになりました。そもそも荷物いっぱい積んだトラックで山道を走る事も多く、あまりスピード出すと自爆するからではありますが。

そんな感じでやっとこ採って来た土を分析した後は会社のみなさんと食事。奢りなのでここぞとばかりに食べ、運転しなくていいのでこれまたここぞとばかりに飲んでおきました。焼肉バーベキューのお店なのにうどんが一番美味しい印象を受けたのは土地柄でしょうか。

休み前ぐらいは夜更かしでもしようかなとも思うのですが、お腹いっぱいになったら眠くてしょうがないです。休日よりも休日直前の油断しきった宵の方がヒーリング効果は高いのではないでしょうか。

アミノ2003年4月24日
いつ降るかわからぬ雨を気にしながら昨日やり残した仕事をやるという精神的にはあまりよろしくない仕事内容な一日だったのですが、やらなけりゃならない仕事はササッと片付き、結局雨も降らなかったのでハウスの建造作業に勤しんでおりました。
さすがに数年の間雨風に耐えるだけの事はあってハウスのパイプはまとめると結構な重さになり、バランスのせいもあってかなり運ぶのに難儀する代物です。この春は6棟解体して別な場所に2棟建てる、つまり8棟分の作業が展開されたのでとってもハードです。

我ながら感心するのは筋肉痛がその日の夜に襲ってくる若い筋繊維を保っていた事なんですが、早く来るからって痛いことに変わりはないんで関心はすれども嬉しくはないってところです。前みたいにプロテイン買ったほうが良いのでしょうか。

2003年4月23日
明日から天気が崩れる予報。先の仕事で雨だとできない分を今日のうちにやってしまおうという作戦で朝からずぅっとガシガシ植え付けの作業。気温が高くなってきたおかげで1日や2日早く植えてしまっても苗はしっかり根を張って育っていくそうです。そのかわり若い苗は機械の落としたとおりにまっすぐ植わらない事が多くて大変ではありますが。

こうやって早め早めに植えていかないとどこかで死ぬほどたくさん収穫しなけりゃならなかったり獲りきれずにダメにすることになったりとそっちの方がずっと恐ろしいわけです。そんな感じで機械化による大規模農業というやつは頭やカンを働かせなくてはならない部分が多く、思っていた以上にシビアな世界です。
何もないところからポッと現われた僕はまずその日々の感覚を身につける事と、作業のサイクルをマニュアル化してもっと会社が大きくなった時にそれを広げていくという難しいポストに立たされていますが、何も半年や一年でその全てをやれと言われているわけでもなく、実際日々の仕事もわからない事だらけなので急ぐ事よりも取りこぼしのない事を大事にやって行こうかと思います。
そんなわけでやりがいには困らない毎日です。

フジヤマ2003年4月22日
数日ぶりに思いっきり快晴でした。昼に通った農道は高度700m超なんで富士山もしっかり拝めました。実家の窓からはほぼ毎日見ることができた富士山、もっとしっかりと見れるキレイな山はいくらでもありますがやっぱり特別なものがあります。
富士山も日本一ですが僕の住む昭和村はコンニャクの日本一の産地でもあり、そこかしこにコンニャク畑があります。ちょうど今ぐらいは連作障害を防ぐ為の土壌消毒の時期なので理論的には僕の周りは猛毒ガスで溢れている事になるわけですが、マルチで密封してあるので別に吸い込む心配もなく、トラックは窓全開で快走しております。

八百屋の時以上に毎日の天気が気になるもの。朝はローカル局の市町村別天気予報を見るために6時からテレビにかじりつく有様です。他だと北部南部、あるいは前橋のみの予報しか見られないので畑の天候を知るのには非常に貴重な情報として群馬テレビ様様なところがあります。意外と正確だし。
今は特に天候が不安定で、週間予報が日替わりなんて失礼な話ではありますが頼らずにはいられないジレンマ。雨も痛いけど気温がまた下降しているのがとても心配です。もう注文が入ってしまったらしいので5月の第1週からいよいよレタスの収穫も始まりますし、それまでに少しでも立派で美味しいレタスに育ってくれる事を願うより他はありません。

プリン体2003年4月21日
仕事に復帰しました。いくつあっても休みが終わるのって実にあっけなく感じるものです。今日は終日ハウスの建て直し、農作業が機械化されていてもこういった作業は人力100%なので結構筋肉を使います。すでにその日の夜の今筋肉痛なので明朝はもっと来るでしょう。ハウスなんてめったにバラしたり建てたりってモンでもないので特に力仕事が多いわけではありませんが、いっさい筋トレしてなくても下半身を中心に安定した筋肉が組成されてきている感じがあります。
そういうのを自覚するあたりが筋トレヲタクのキショいところなのかもしれませんが。

でも毎晩毎晩きちんとビールを飲んでいるので割れていた腹筋は帰ってきません。測ってみないとわかりませんが今だいたい体脂肪は8〜9%のはずなんでそのうち下っ腹が占める割合はどれぐらいなんだろうと形而上学的思索にいそしんでいるうちに農村の夜は更けていきます。

第二の我が家2003年4月20日
どうにもこうにも実家より落ち着く気すらする寮での暮らしが再開しました。あと10日ほどで出なけりゃならないのが口惜しい趣すらする快適な居住空間です。
僕の部屋は6帖なんですが、実家から持ってきたたくさんの段ボールがところせましと部屋を占拠しております。来月から入るアパートは7.5帖、うまいこと収納を考えれば十分な広さなんですが今みたいに適当だと危険だという良きシミュレイションになりました。デカいCDラックさえあれば万事解決することなんですがね。

予報はピタリと当たって今日は朝から雨。のんびりと滞在したい気持ちを抑えて急ぎ足で帰ってきたのは正解でした。こちらでは雨に加えてものごっつい霧が立ち込めており、ちょこっと買い物に出るにも前の車が霞むほどで危機感を帯びるような有様。おまけに寮の周りは畑ばっかりなんで夕方買出しに行った帰りに危うく迷うところでした。

ついでに気温も再び下がってしまい、スウェットくらいは着てないと肌寒いくらいです。そんな天候に合わせて今日は野菜タップリのシチューを作りました。わりと近場に(それでも車で20分ほどですが)安売りスーパーを発見したので買い物も炊事も実に楽しいです。住めば都なんてよく言ったもので、買い物でも何でも多少時間かかっても苦にならなくなりました。ただ実家に帰ってやっぱりこっちの方がガソリンがえらく高いのを確信してしまったので経済的ではないんですけどね。闇カルテル許すまじ。

それから2003年4月19日
移動の時間と寝る時間を丸一日から差っ引いた時間の実家滞在でしたが、たかだか一月いなかっただけなのに自分の匂いのない実家というのは意外と落ち着かないものでして、しかも荷物まとめたりなんだりで慌ただしく過ぎ去り、家族とゆっくり話をしてなんて事も特になく帰ってきてしまいました。っていうかそもそも家にオカンしかおらんかったし。

かなり気合を入れて箱詰めしたので、全てのCDとほとんどの衣類、それからギターやらの小物も運びきりました。お盆休みはどれくらいあるかわからないので次に帰郷できるのは年末になりそうですが、その時は長く滞在できるよう電車で行くことにしようと思います。飲み会上等。
実家の自分の部屋からどんどん物が減り、次第に広くなっていくのはなかなか哀感漂うものがあり、いつもながらそっけない家族の応対も妙に嬉しかったりと実家に帰ったことで幾分癒されてみたり。
その一方でHotmail のアカウントが期限切れで受信フォルダもアドレス帳も全部消去されてて世間の厳しさを思い知らされてみたり。

群馬に戻る時は東名→環八→関越 というルートを使ってみたのですが(いつもは圏央道)、さすがに環八で多少詰まったものの荷物入ってスピード出ない状況でも2時間半くらいで来れたんでやっぱり渋滞さえなければ近いもんです。せっかく休みなんだから2泊ぐらいして誰かしらヒマな人捕獲して飲んじゃうって手もあったのですが、明日は雨らしいので荷物運びに難儀しそうですし、そもそも実家の周りに車置ける場所がないのでひっそりと行って帰ってきました。

凱旋2003年4月18日
正月ぐらいにしか経験できなかった3連休、こんな時期に訪れるなんて夢のようです。トラックも借りてきて朝一で出発する事もできたのですが疲れなのか昨日の酒も手伝ってなのか9時ごろまで寝通して、起きてみれば見事な上天気。これはもったいないという事で掃除と洗濯に大奮起して気付けば昼過ぎ。昼寝して夜出発する事に致しました。

トラックで高速入るのは初めてですし、マニュアル車で渋滞はまるのも厳しいものがあるのでむしろ夜出たほうがベターな選択かなと今思えばって感じです。ちょっと前に雪が降ったかと思えば今じゃ昼間は暑くてかなわんくらいになり、全然持ってこなかった夏物衣料が必要になったのと来月アタマに寮からアパートに移るのが今回の帰郷のきっかけなんで一泊だけの予定でのんびりどころかせっかちな滞在になりそうです。きっと家について速攻でネットに走るんでしょうけど。時間が許せばユニオンにも寄りたいけどギリギリ厳しいかな、という感じです。

そんなわけでこれからお昼寝です。

近くにありて忘るるもの2003年4月17日
ミスは謝罪よりもその後の働きで補うもの。八百屋の世界での慣わしは人生の財産と思い、今日は必死こいて働きました。昼休みを挟んで朝から日暮れまでモノも言わずひたすら植えつけること森の如し。作業に慣れてきたとはいえ今までで一番たくさんの成果に自分でも満足です。

その頑張りの甲斐もあってか、天候不順と気温のせいで遅れていた作業スケジュールについに余裕が生まれて、明日から実家に荷物を取りに行く為の3連休を頂きました。早いもので昭和村にやってきて丸一月、高速使えばいつでも帰れるからと思っているうちにもう一ヶ月かみたいな感じなんですが、もともと僕と同じで淡々とした人間の集まりな我が家とは言え、帰りたい帰りたいと思わずに来れたのもこっちでの暮らしが楽しくそして充実した毎日だからだと感慨深いものがあります。

そんな今日はちょっと南下した方面で桜が満開ということもあって、寮のみんなで仕事の後夜桜見物にでかけました。丁度月も良い感じに丸くて風の声と川のせせらぎしか聴こえない中で春の風流を存分に楽しんでまいりました。
僕の住んでいる辺りはまだ良くて二分咲きなんですが陽射しはバリバリ強く、既にキレイな土方焼け状態の腕がすこぶるカッコ悪いもののようやく春らしい香りに包まれながら汗を流しております。

HELL AWAITS2003年4月16日
死にはぐれました。まだ乗りなれてない幌付きの2.5トン車でバック上り坂幅ギリギリ両サイド土手、しかも雨の後でぬかるんでいるという難所にて、豪快に脱輪。トラックは見事に斜め45度になり、トラクターとユニックで救出してもらいました。もう少し風が強ければ転倒していたかもしれないイッパイイッパイの状態で、怪我もなく車も壊れなかったのはまさに奇蹟に近い状態。危なく報道デビューするとこでした。
怒られるどころか「こういう事を経験すれば慎重に運転するようになるしこうやって慣れて行くもんだ」なんて寛大に許してもらえましたが、間違いなく怒ってたというか呆れられてた雰囲気にビビりまくりでした。普通にシャレにならない事をしでかしてしまったんで以後気をつけます。

こんな感じで大小織り交ぜて様々なヘマを繰り返しておりますが、僕は物事に慣れるのに時間がかかるようでして、八百屋の時もその前のいろんなバイトの時もファーストインプレッションは「こいつはクビだ」みたいなものだったらしく、結構トラブルメイカーな側面が強いキャラなのです。
そんな僕が生き残るためにしてきたのは何よりも同じ失敗を繰り返さないこと、注意された事を覚えておくことでして、今までいろんな人と仕事をしてきましたが優秀な人に限ってそういうことを軽視していて、結局のところ最後まで残るのはよく叱られているけどそれを前向きに受け止められる根性を持った人であって、何でもできる人というのは羨ましいけど生きていくのに必要な努力というのは誰しも要求されるので楽して生きて行くのこそ難しいものなのだなと。

人が育つのも人を育てるのも容易ではないと一つの事故から学んだ一日でした。

新政策2003年4月15日
一日中雨でした。午前中は苗の管理や水撒き、午後は一人で畑の土を採って分析を繰り返すという渋い内容で終わってしまいました。明日からは気温が急上昇するらしいのである種"恵みの雨"的な要素が強いでしょう。野菜たちがモリモリ大きくなるのが楽しみです。

こちらに来てタバコを吸う量が増えてしまいました。ラクダさん亡き後LUCKY STRIKEに落ち着いた僕ですが、日に一箱は消費するようになりました。もちろんその中には畑やトラックでちょっとだけ吸いたくなって先っぽだけ吸って、なんて贅沢なものも含まれるんですがやっぱりプライベートな時間が増えたというのが増煙の最大の理由だと思います。
単純計算で月に8000円ぐらい使っているわけで、もし禁煙すれば引越し予定のアパートより8000円上等なアパートに住めるという計算です。こうやってお金に換算するとかなり減らそうという気も起きるもので、まずは月々CD1枚分ぐらいからの節煙運動を始めようかと思います。スパッとやめちゃった方が良かったのでしょうが、新生活のドキドキ感というのは意外と心的疲労につながるものです。
と言いつつ実は禁煙して太るのが恐いってのが理由なのですが。

天狗2003年4月14日
昨日はこちらに来て初めて暑いと感じるような陽気だったのに今日の夕方には雨は降るし風は冷たいしで作業着の調節もなかなか難しいです。

やっとこ桜が咲き始めようかという時季なのに白人対質な僕はすでに顔が日焼けしております。でもお天道様の下で仕事をするのは実に気持ちの良いもので、一月弱の農民暮らしの中で無駄な肉もだいぶ落ちてるし、そのわりには毎日食欲もバリバリだしで筋トレしなくても十分に人は健康的でいられるというのを身をもって実証する生活です。とりあえず実家に置き去りにしてきた筋トレグッズ達を早く回収したいというのもまた事実ですが。
諸先輩方のお話によれば農閑期である冬に太るのがセオリーなようなので、その時には筋トレとウインタースポーツでむしろ身体を鍛えようかと早すぎる計画を立てています。温泉巡りプロジェクトも練っているトコなんで、今一番楽しんでる書物は群馬県の地図という微笑ましい新生活です。その前に激しい収穫期があるんですが今のトコ良い事ばかりを考えるようにしておりますです。

鮮度が命2003年4月13日
そろそろHotmailの期限が恐ろしくなってきた今日この頃ですが、あと半月はネット復帰もままならないようなので諦めモードです。ジオも知らぬ間に居場所がなくなってたりするのでしょうか。BBS だけはケータイからまめにチェックしているのですがだいぶ閑古鳥状態、更新も全くしていない状態なのに書き込みしてくれている方々には本当にいくら感謝してもし切れないです。

働いて酒飲んで寝てまた働いて、っていうお約束のサイクルはそのままなんですが充実感はすごくある毎日です。今夜は今夜で土壌の分析を初めて自分でやりました。この年になって試験管やらピペットやらに触れる事になるとは夢にも思っていませんでしたが、今どきの農業というのはオツムも鍛えないとやっていけないもので、そっちの意味でも覚えなけりゃならない事が山ほどあって勉強勉強の日々です。
こんなに新しいものに囲まれるのは小学校入学以来かもしれないってくらいですわ。

倹約生活2003年4月12日
休みのたんびに雨だの雪だのというのはいかがなものかと。今日も朝のうちはお日様こそ出ないものの持ちこたえるか、という感じでしたが昼ごろにはしっかり雨が降り始め、ジメジメとした一日でした。でも気温は確実に上がってきているようで、昼間は10℃超えるようになりました。

そんな今日はアパートの下見。中は思った以上にキレイで、そこに決めちゃいました。来月のアタマに引っ越します。
不動産屋さんが良い人で大家さんも兼ねている事と、田舎である事、さらに転居のピークを過ぎている事などがブレンドされて、敷金その他全部あわせても10万切るという東京では考えられない破格の引越しとあいなりました。じっくり探した甲斐があったというものです。

観光案内2003年4月11日
僕が入社する少し前に植えつけたレタスが今年最初に収穫予定のもので、それは少し南に下った子持村というところの畑なんですが、あっちの方は桜も咲いており、だいぶ暖かさも違います。レタスの方も巻きはじめていて一月後には収穫も始まりそうです。

ちなみに子持村というのは日本のポンペイと呼ばれています。昔噴火の溶岩が村を襲い、人がオブジェクション化してしまったからというシュールな由来からなのですが、それにしてもインパクトのある観光事業ではないでしょうか。実は僕も幼い頃そこの資料館に連れて行ってもらった事があるのですが、後味悪かった思い出しかないです。子どもでそんななんですから大人が行って楽しめるかどうかはわかりませんが、興味を持たれた方は是非。

展望2003年4月10日
今日も一日植え付け。しかも休憩を挟んで朝から日暮れまでずっとレタス植え。一日で14,000の苗を植えつけました。次回植え付け予定の苗からは僕が種蒔きの段階から関わったものなのでそちらも非常に楽しみです。

僕が最初に植えつけた苗もそこそこに大きく育っており、あとはちゃんとした形になっていく事を祈らんばかりです。

夜には不動産屋さんから電話があって、今度の土曜日に部屋の下見をさせてくれるとの事。外観はかなりきれいな感じなので中がよっぽどでなければそこに決めようかと思います。駐車場も2台空きがあるみたいだし、トラックでも入れるしでおまけに会社にも近いアパートが見つかってよかったです。

まだ2003年4月9日
ネタなし。昨日・一昨日はひたすら植え付けを繰り返した感じで、作目もレタスのみならずキャベツやフリルレタスと全部併せればけったいな量です。収穫するのも自分なのでなんだか恐ろしくもなりますが。

わが社で作った野菜は農協を通さずに出荷・販売は独自の会社組織で行っております。たくさんの生産者を中心に作られた組織なのですが、ちゃんと株式会社の形態をとっていて多くの取引先を抱えています。
でもって夜はその組織の中のレタス部会の会議に参加しました。売り上げの40%はレタス。昭和村ではドル箱のレタス生産者が集まるだけあって白熱した議論が盛り上がること3時間半、"儲かる農業"を目指すのは非常に大変なものなのだなと改めて知りました。

桜もようやく蕾が見られるようになった程度なので、よそでもウチでもレタスの成長が遅れております。契約販売だとそういうズレも危惧すべきファクターですので、早く本当の春が来ないものかと焦ってしまいます。

Wake Up The 摩天楼2003年4月6日
寝坊。昨夜は宿舎の皆で派手に飲んでしまい、朝は120km/h出してかろうじてセーフでした。僕以外はみんな今日が休みだという誤算と目覚ましのかけ忘れとの2つがハーモニーとなって織り成したバッドモーニングでした。道すいてる田舎でなかったらアウトなとこでした。今夜からは目覚ましを2個使おうと思います。

しこたま飲んだわりには二日酔いに悩まされる事もなく、規則正しい生活と毎日身体を動かしている事のご利益を感じた一日でした。

2003年4月5日
ウキウキウェイクアップな休日なのに窓の外を見れば一面真っ白。そういうのにまだ馴れてないので5分ほど熟考してしまったんですが、普通に雪が積っておりました。幸いべチャ雪だったので車で走るのには障害なく、朝ごはんの後不動産屋さんに行く事ができました。今日は今までと違うところに行ってみたんですが、そこで紹介された物件が立地も間取りも駐車場も家賃も許容範囲で大家さんも良い人そうなので今のところ最有力候補になりそうです。
ちなみにそこは7.5畳ワンルーム、駐車場2台と水道料金込みで月3万5千円です。こっちでは珍しく駅から歩けなくもない範囲です。でも本数極小で電車に乗る人なんてほとんどいないので物件の条件を左右する要素ではないようですが。

昼を過ぎても雪は快調に降り続け、買い物に出る気力もいい感じに薄れてしまったのでありあわせの食材とありあわせのやる気で自炊してみたんですが、なんとかなるもんです。部屋の掃除と洗濯も割りに手際よく片付け、この調子ならアパートに移ってもやって行けそうな手ごたえがあります。ホント料理(というより食事が)好きで良かったと心から思います。

ニイハオ2003年4月4日
今日から中国人の研修生がやって来ました。僕の働く昭和村では中国のキツリン省から毎年農業研修生を受け入れていて、村全体で10人ぐらい、僕の会社では2人の中国人が約半年間過ごす事になります。1人は僕の2コ下の女の子、もう1人は僕より3つ下の男の子ですが、困った事にコトバがビタ1文通じません。北京なんかのインテリ学生なら英語でコミュニケイション図れるんでしょうが、結構強烈なところからやってきた純朴な青年たちなのでそういうわけにもいかず、あちらが日本語を少しずつ、僕が中国語を少しずつ覚えることで前に進むしかありません。

農作業、大型車の運転、一人暮らしと初めてのことが目白押しなのにさらに中国語という新たな必修科目が出てきて非常に活気のある人生になって不安なのはもちろんですが、なんだか燃えてきました。気力があるというよりは自分はマゾなんじゃないかとほんのり思えてきましたが、結果的にがんばろうという意志が生じるというのは良い事なのでしょう。

どっちみち雨の予報ですが、明日は最初から1日オフの予定なのでみたび物件探しに奔走しようかと思います。引越しやら家財道具一式揃えなけりゃならんわでお金がかかるというのに、早くも部屋にコンポのカタログがたくさんあるのはなぜでしょうか。

LONELY2003年4月3日
今日はどんよりとはしていましたが幸い雨に降られる事もなく、大分手際も良くなってきたので移動と昼の休憩除いた約7時間で12000〜13000株のレタスを一人で植えることができ、昨日のロスをチャラにすることができました。

僕が今入っている寮は、僕と同じようにここ昭和村の農業生産法人に入ったばかりの若者が住んでいるのですが、僕以外はみんな新卒さんなのでみんな新入社員の合同研修合宿みたいなものに行ってしまい、転職野郎の僕は広い寮で3日間の一人暮らしです。いつも夕食はみんなでまとめて作って一緒に食べていたので、1食100円台(もらい物が多いので)が当たり前だったのに一人じゃワリ悪くなるなぁとケチな事考えていたところに天の声、社長のお父さんから夕食のお誘いを頂いて、社長のご両親と3人で晩餐会。自家製の手打ちソバや炊き込みご飯など自分じゃそうそう作れないものをお腹イッパイ頂いて、お土産までたくさん頂いて幸せな夕べとなりました。

そんな感じで人の心の温かみに触れる機会というのが殊更多くなった今日この頃ですが、のどかというか、ちょっとスーパーで買い物してる時でもいろんな人(もちろん初対面)が気さくに話しかけてきたり、東京とは明らかに違う部分が数多あります。
そのかわり運転マナーは強烈な人が多く、慣れないトラックに乗りながら冷や汗かくこともしばしばです。

RAIN2003年4月2日
朝からタップリの雨。予定では苗を植える日だったのですが、変更して屋内で種蒔き。ほとんど機械がやってくれるので昼前には終了して、社長の家で昼食をご馳走になった後は半日オフでアパート探し。社長も着いてきてくれて、イロイロ現地を見たりとかしたんですが、なかなかビンゴな物件には巡りあえず、まだしばらく家探しは続きそうです。

この辺りでは家に駐車場1台分が付いてるのが基本なんですが、僕の場合仕事用のトラックでそのまま通勤してしまうので、その辺が結構難儀しております。っていうか、今の時点ですでに2t車ばかり乗っています。さすがにそんなアパートはザラではありません。日々の睡眠時間を削って、直接畑に行かずに会社でトラックに乗り換えて行くって方法をとるなら市街地に住むのもアリなんですが、収穫が始まれば早い日は深夜2時半とかから作業する事もあるとかないとかなので、ちょっとした悩みどころです。

住めば都なり2003年4月1日
早くも4月。こちらでは桜はまだまだ先のようですが、少しずつ春めいた陽気も実感できるようになって来まして、厚着しなくても作業できるどころか汗までかいております。
今日は次に植える畑にたい肥をまく作業。周りの人らが匂いに気をつけろと盛んに言っておられるのでものごっつい不安に駆られながら臨んだのですがそれほど強烈なものでもなかったです。ただ単に僕が鼻つまってるだけなのかもしれませんが、ラグビーや八百屋での経験でドロンコに慣れている僕に言わせれば現代の農業というのはちっとも3Kではないような気がします。収穫が始まれば朝どりレタスという夜明け前からの仕事もあるんでそれだけはやる前からキツさがひしひしと感じられますが、楽をしにやって来たわけでもないんで周りの人に迷惑さえかけなけりゃ良いかなと優雅に構えております。

町田では音楽中毒でネット依存症だった僕ですが、こちらに来てからは持ってきたCDだけでも十分に満足しておりますし、ネット繋がなくても人間って孤独死しないもんなんだなと知る事もできましてちょっとたくましくなったかなと。音楽の話題に触れていないと新譜欲しい欲しい病も緩和されるようですが、そもそもメタル置いてるようなCDショップなんて当然近場にないのでいずれは難儀する事でしょうが、ちょっとした買い物も車かっ飛ばして片道15分という環境にはすっかり慣れっこになってしまいました。買い忘れのないようにゆっくり回るので買い物にかかる時間は相当増えましたが。

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