2003年11月
王手2003年11月30日
霜月もオシマイ。昨夜不意に前橋に住む叔父から電話があって、今日沼田に用事があって一家でやってくる、とのこと。僕の方も降って湧いた休日というタイミングの良さを利用して一緒に観光して廻りました。
車に乗っけてもらってりんご園に行ったり川場まで足を伸ばして地ビール飲んだり、食事を御馳走になったり(給料日前に2日連チャンで奢りなんて超ラッキー)と非常に休日らしい休日とあいなりました。朝は大量に降っていた雨も待ち合わせした昼頃にはほぼ止んだりとついてる一日でもありました。
叔父さん家は子どもが3人もいて、一番上の子は今度中学に上がるのでしっかりしていますが、下の子2人はまだまだやんちゃ盛り。賑やかで楽しげではあるけど子どもを持つ親の大変さ(どこへ行っても目を離せないし、油断できないものですね)というのをしかと心に焼き付けてきました。
稼ぎがどうこう言う前に、まだ地に足が着いてないに等しい今の自分じゃ家庭を持つどころじゃないわな、そんな自分でもいずれは必要に迫られるのだから早いトコしっかりしなくては、という思いでちょっとナーヴァスになってみたりとか。身構えても楽観しててもその時は来るでしょうし、いや来ないようじゃ困りますし。
東京・神奈川を除けば身内が最も多く住むここ群馬県、移り住んだのは気候や仕事のコンセプトだけを考えての事なんですが思わぬところで助けられてるのを思えば偶然のめぐり合わせに感謝するほかありませんです。
何気に待ち合わせ前に長いコト楽しみにしていたオフスプとKORNの新作、そしてレッチリのDVDをゲット。帰宅後はそれらをしっかりと楽しんで、久々に仕事の事をイッサイカッサイ忘れて過ごせた一日。睡眠もバッチリ取れましたし。
収穫期という名の8ヶ月に及ぶ修羅場も残りあと一ヶ月を切りました。気力の面は相変わらずなんとかなりそうです。風邪でもひかなけりゃ身体の方も大丈夫そうなので恙無くクリスマスを迎え年越しを果たせる確率は現在80%。
引越しやら何やらで一気に減りまくった貯金も5日後入る給料で八百屋勇退時まで回復の見込みでいろんな意味で無事に一年を乗り切った感。12月は平和でありますように。
再見2003年11月29日
おもむろに明日は休みを頂きました。今日のうちに超大量な明日の出荷分のメドがついたおかげですが。
雨の中キャベツもしっかり2日分収穫したり、ハードっちゃハードな一日でしたが明日中国に帰国する研修生の労をねぎらいましょう、ってことで夜は親方のおごりで外食。お金を気にせず食事できる喜びもさることながらガッポリ稼いで無事に親元に帰ることが一番の親孝行、とまじりっ気なしの素直さで言い切る生き様に感動する名場面。我々が忘れかけているものを山奥で生きる彼らはしっかりと保持しているのかもしれませんね。
僕にできる最高の親孝行ってのは一体全体どんなものなのかまだわからない気恥ずかしさを感じる一方で、まぁとりあえず頑張んべぇっていうポジティブな気持ちが固まったようでもある、そんな別れの夜でした。
老魔は一日にして成らず2003年11月28日
忍び寄る師走、ホウレン草は今のトコ予定より早いペースでとって回ってるのでむしろ高く売れる時季に不足してしまうのが心配なほどです。
明日は土曜ですが普通に出勤。代休?ないでしょうね、恐らく。今頑張って年末ゆっくりできる方がいいやってぐらいです。明日の自分もかわいいけど何より今の自分ありきだったかつてと比べれば懐が深くなったものです。
老いも若きもダメなやつはダメ、マトモなのはマトモ、それは当たり前の事ですが年くって性格悪い人間ってのは邪険に扱えない分(しかもそれにつけこんだりしやがるのでさらにタチ悪し)困ったものです。
ウチの両親より若い人がいないところが刺激的な自分の職場のパートさんは人の良い方ばっかりで助かっているのですがそれもやっぱり古株の人が新しい人を紹介してくれてるから類は友を、って感じで付き合いや環境も人格形成の一要素なのでしょう。
のどかな農村と言えども困ったチャン高齢者はそこかしこにいて、それを目撃したりどえらい話を耳にするする機会も多いのですが、大抵人より恵まれた半生を過ごしてきて人の気持ちがわからないとか逆に人より苦労してる分変なプライドと火柱が立つほどの猜疑心でねじれ曲がってしまった人ばっかりです。
また贅沢しなけりゃ食べ物に関しては困らないってのが逆に災いして、その人自体は悪い人ではないのに子どもは30代、40代だってのに仕事もせずにブラブラしたり親の年金せびって博打うったりっていうのが東京のスラムと謳われる僕の地元よりも多く見られるのには正直驚きました。そういう人たちが数年後マトモな年寄りになれるわけもありませんが、第三者が責めるようなことではないけど親も悪いんですよね。子どもに金貰ってパチンコ三昧な老人も結構いますが。
気晴らしや運動程度でも畑仕事を続けてる人は殆んどが素敵な歳の重ね方をしてるのですが、それは別に農業が慈愛と勤勉の結晶だからってわけではなく、人生に対するスタンスの表れってやつでしょう。生き甲斐と言えば大袈裟ですが何かしら没頭するものがある人は道を誤る事も少ない、と。
ダメ高齢者を見聞きして「うわっ」と思う気持ちも自分がジジイになってしまえばすっかり忘れてしまうのかもしれませんが、ああはなりたくねえものです。人生のナビゲーションシステムはこまめに点検・整備しましょう。
この男、雑食につき2003年11月26日
何の因果かは存じませんが、今僕の中でオーケストラが流行中。
ホウレン草刈りながら鼻歌で威風堂々を奏でてみたり、家に帰ればMETALLICAのS&MとかSCORPIONSのベルリン・フィルとの共演とか流しながら麻婆豆腐作って食べてみたりとか、日本酒飲みながらスメタナ聴いて「むむむ」とか唸ってみたりとかしています。
キンパツDQNな風体や日頃のスピーディミュージックへの愛に満ち溢れた発言から僕と言うとスラッシィでパンキッシュな小僧というイメージがすっかり定着していると思われますが、そもそもの音楽への入り口は60's、あるいは70'sロックであり(そこら辺は最近僕が実家に残してきたストラトを弾き倒していると報じられた生涯現役白髪HRオサーンな父の影響ですが)、同時にクラッシック音楽であるわけです。
母の胎内に在る時からZEPやCREAMを聴き、幼少の頃にはいっちょ前に題名のない音楽会とか歯科医の倅な友達の家にあるレコードに満足感を求めていた至極クソ生意気なガキは歳を重ねるにつけ喧しい音楽に魅せられて来たのですが、"ミツゴノタマシイヒャクマデ"そのままに、今でもその手の音楽には絶えず食指が伸びるものです。
で、ピアノ独奏や弦楽四重奏なんてのもそれはそれで好きなんですがやっぱり一番クるのはオケによる荘厳な演奏でして、コンサートでチビりそうになる快感とかはロックのライヴとはまた違った興奮と感動が味わえて良いのです。たまには行きたいなぁ。
こういう「で?」「だから?」な世界が当サイトCOLUMNの真骨頂。久々にキーを打つ指の弾むような手応え。なんだかモヤモヤした気持ちは結局音楽の話がしたかった、てだけだったようです。不意にここ休筆しようかと思ったんですけどこれまた不意に続投の意欲回復。漢ゴコロは複雑なのです。
ヘウレカ2003年11月25日
中国の研修生は今日が仕事納め。月末には帰国の途につきます。
コトバが通じないってのもあって部下として、パートナーとして扱うには難しい事もたくさんあったし、日本的ないわゆる"勤勉さ"とは異なる倫理観を持ってる子らなんで苛々するような場面もたびたびではありましたが、親元を離れて遠い日本の地で今までよう頑張ってくれました。
今年は僕も一年生なので特に大変なコトばかりでしたが、今年の経験を活かして来年またやってくる別な子たちとはもっと上手く接する事、効率よく仕事する事ができればと思います。良い人が見つかれば従業員も増える事でしょうし。
長い人生、出会いと別れは数知れず繰り返されるもの。僕の今までの25年も例外ではなく、たくさんの人と出会い、その中でも多くの人とは二度と再会することはないのかもしれません。
それを寂しがったり、残念がったりしている間もないくらいに新たな出会いがあって、また顔見知りであっても不意にその人の新たな面を知りえたりする事があるからやっぱり人生は面白いものです。世界を股にかけるビジネスマンであっても、僕みたいに狭い領域で生きる百姓であっても出会いの機会は常に確率変動。
一期一会というのは的を得たコトバですが別に出会いに対して積極的である必要もなし。ただただ出会った人物や出来事のありのままを見つめることから始めたいものです。
スポーツ大好き脳ミソきんにくん2003年11月24日
仕事は張りがありますし、ハッキリ言って週に一日休みがあれば疲れもだいぶ取れるんですが、それでも怨めしいのは世の中の3連休。明日も明後日もその次も休み、ってどんな気分なのかも今となっては思い出せじ。来月、サンタクロースはビッグな冬休みを働く好青年にもたらしてくれるのでしょうか。
過ぎたるは及ばざるが如しと申しますが叶うものなら時間とお金はいっくらでも欲しいのが人情。日食でどんなに感動しても煩悩は消えず。でも白夜が長く続く中での皆既日食ってのは凄い状態ですね。A
BLACK IN THE LIGHTみたいな。
特に大した用事でもないのですが母から電話があって30分以上もの長話。一山越えた吾妻郡東村ってトコに親戚が住んでいるのですが、そのおっちゃんが遊びに来いって呼んでるそうです。僕がおおっぴらに酒飲める歳になってからは確か会ってないし、お百姓の大先輩でもあるので会いに行きたいものですが、願いを果たせるのは一体全体いつになる事やら。
母との電話でいつもと違ったのは向こうばっかり喋ってるのではなくこちらも割りと口を動かしていた事でしょうか。仕事以外の電話なんて滅多にしないとかしばらく親と口きいてなくて寂しいとかいうよりは、ふと思い出した用事がいくつかあったからなんですが。駐車場所の問題でやっぱり車での帰省は難しそうだというのがわかって少し残念。っていうか何の用件で電話してきたのかよくわからなかったのですがまぁ自分の用件は済んだから良しとしましょう。
栃東の優勝は必然、ともいえる今場所のキレの良さでしたが綱にはまだ早い気もします。朝青龍もそうですがもうちっとどっからでも来い、って感じにならないと横綱とは言えないのではないでしょうか。と言いつつ武蔵丸が去って技巧横綱2人って事になれば面白い時代になるかな、と気が早い期待もアリです。土佐ノ海三役復帰で来場所はさらに見ごたえありそうで今から楽しみです。
ジェフ初Vはお預け。しかしながらこんだけ強いチームになるなんてJリーグ開幕からのファンとしてはそれだけで涙出そうなくらい嬉しい事です。最も華のないチームとか言われたり、降格しそうになったりって過去も今となってはお笑い種。来年辺り念願叶いますように。
ラグビーW杯はイングランド初優勝で終幕。当然ながらBS入れてない我が家では試合の模様を観戦する事はできませんで非常に残念。後輩の中には間違いなくビデオ録ってるヤツがいるはずなので恐喝してでも観たいんですが帰京時に誰か捕まえられないもんかな。
事実は小説よりキリがない2003年11月23日
休日。自業自得ではあるんですが休日といえば二日酔いやら寝不足でバッドモーニングな寝起きが続いた今月にあって久々に気持ちの良い朝を迎えた今日はまず洗濯を二回転(溜めてるわけではなくって仕事用の撥水ツナギとかは手洗いして一日通して干せる日でないと洗えないもので。実際炊事は外食なんかでサボる事もありますが洗濯は日に一度は欠かさずやっとります)片付けた後は本日唯一のお仕事である明日の朝便の振り分けに。
出荷場のアニキの車(代車だそうですが)を見て今どきの軽自動車の乗り心地のよさにビックリ。車検切れたら軽にしようかな、という思いがまた一段と強くなりました。
毎日仕事の行き帰りで必ず通る国道沿いのスズキのお店が気になって仕方ない今日この頃、他に必要なものがないわけでもないので今のが走れるうちは後回し中の後回しにならざるをえませんが、燃費とか税金とか考えれば早めのチェンジも一考でしょうか。
とまた煩悩を育てた後はせっかく昭和の山を登ったんでって事で昭和ICそばの直売所で野菜を購入。ジャガイモ・大根をはじめ地物の秋冬野菜がリーズナブルな時季がやってきたので大助かり。この時季に限った事でもないのですがもらい物と作ったものと安く買えるものがこれだけあれば野菜中心の食卓にもなります。
袋いっぱいで1,000円きっかりという買い物第一弾を済ませて今日の最重要事項であるいつもの温泉へ。普段来たことがない日曜の昼前って事もあってそこそこ人も多かったのですが広い湯船で問題もなくゆったり疲れを取ることができました。
ここ数日のジメジメした天気で特に酷かった肩や膝やあちらこちらの痛みは昨日今日のお天気のおかげか、温泉の効能か、はたまた十二分な睡眠の効果かわかりませんがだいぶ回復して身が軽くなった気分です。
帰りにちょっと寄り道してホームセンターで洗剤や弁当箱を買って、あとは準備も万端って事で引き篭り開始。レヴューをアップしてみたりネットを徘徊してみたりDVD鑑賞を愉しんでみたり、時間をかけてシチューを作ってみたりと充実した休日。
休みの日にいつもの習慣で早起きしてしまうのはどうしても損な気分になってしまいがちですが、オフを丸々有効に使えるメリットもあると思えばそれもまたアリという事で。無駄な事ばかりダラダラとやっているようでも慌ただしい日々の疲れや喧騒を忘れられるから良しとするのも同様。
思いや志を語るよりも起こった出来事をつらつらと書き綴る方が長文になってしまう、っていうのも考えものですね。何もないようで色々起こっているのがこの世界でありかつ我が人生である、と。
明日はついに気温が零下の予想、晴天も数日後には雨続きに替わるようですし、あと数日で研修生は中国に帰って人手は減るしでのほほんとしてられるのは今夜が最後、なんて事になるかもしれませんがそんなドラマティックさは欲しくありません。早いトコつつがなく冬休みを迎えたいものです。
男なら2003年11月22日
ヒゲをキレイさっぱり落としたら「"よっすぃー"に似てるよね」と言われました。なるほど僕は自分の顔が好きだったわけですね、これぞナルシストの鑑。
有名人に似てるね系の会話は概ねお世辞か茶化してるかなのでさして気にする事ではない、とわかっちゃいますがあまりに突拍子もない事を言われるとリアクションが難しいものです。そもそも似てないし。
外国人や女性ばかりでなくたまにはジャニーズやら人気俳優やらに似てるとか言われてみたいというのが男子の本懐。
昨日とはうって変わって昼間でも気温一桁なんじゃないかってくらいで、しかも北風が鬼のように冷たくって鼻垂れそうになりながらの土曜出勤。
そんな中で頑張った甲斐もあり明日は納品済みな出荷品の振り分けに行くだけなんで実質休みみたいなもの。トラック使わなくて良いので出かけついでにこなせるのも大助かり。
キャベツはようやく残り畑1枚。ホウレン草も全部足して1町(100a)ぐらいなんで最悪でもクリスマス前後には終了、っていう当初の予定には間に合いそうです。これからおよそ一月、平穏無事に行ければ言う事ないんですが、この際多少のアクシデントや悪条件はあっても良いから年内に大雪ってのだけはナシの方向でお願いしたいものです。
まだトマトが出荷されてるぐらいな現在までの驚くべき暖冬っぷりが持続するか、不意に酷寒に襲われプラマイゼロになるか、日常の業務だけでなく冬休みの日数にも関わってくるので超重要事項です。
にわかあめあがって2003年11月21日
午前中は太陽も昨日サボった分一仕事、って感じでポカポカどころか暑いぐらい。絶えず動いてるんで半袖1枚でも汗かいてみたり。もう11月も終わろうってのに20℃ぐらいまで上がったのではないでしょうか。
トンビがやけに鳴いているのでこりゃやばいかも、という予感いっぱいの心を黒く塗りつぶすように押し寄せる分厚い雲がやっぱりやってくれて、夕方には見事な夕立。オプションで雷もついて来たのでやむなく撤退。
その後出荷に向う頃にはいつものお天気雨、そしていつものように見事なアーチを描いたデッカい虹。ようやく紅葉を身に纏った近場の山々、遠くには雪化粧を施した山々。村中にあふれかえるコンニャク畑の多くが収穫を終え、大地の色がむき出しに。
いきなりの奇襲で泥んこになった僕をせせら笑うか、はたまた慰めるのか、昭和とその周辺の自然は色鮮やかこの上なし。大自然の恵み、なんてよく言われますが自然に囲まれた田舎でも、いや田舎だからこそ自然はそこにあるだけで恵みなのかな、と素直に有難味を感じる一方でやっぱり敵に回せばおっかねぇモンだと感ぜらるる毎日です。
日本だってもともとは自然の中に宿るたくさんの神を崇め奉っていたのです。その頃と同じ信仰を続ける人は田舎にだっておりゃしませんが、土や水や、生に対する親しみも畏れもリアリティを帯びる機会が幾分多いようです。
そんな田舎で暮らし、自然と取っ組み合う仕事をする中で自分が変わったのかどうかはよくわかりませんが、空を見上げ、風を受け、土の匂いを感じながらあぁなんか俺って人より生きものっぽくねぇ?と自分に問いかけるだけの自身というか自負みたいなのは備わってきたかな、と。
私信。
PANTERAやFACE TO FACEが解散しちまったのは知ってるかい?俺ゃあもう泣いちまったさ。FACE
TO FACEっていえばEP借りっぱで悪いね。大事にするから許して。
RANCIDのアルバムも凄ぇ最高だったよ。ちゃんと聴いた?
いきなり引越しちまったんで墓参りもできなかったしその後も盆にも帰れない有様だわ、今度の三回忌も行けないっすホント御免よ。年末こそ線香あげに参ります。
もうすぐあれから丸2年、君や皆との思い出の殆んどが結びつく町田を離れて結構寂しい思いしてる夜もあるけど、俺の事忘れられてたりしたら一番ヘコむんでその辺ヨロシク頼んます。
カイシャインオブラヴ2003年11月20日
生まれて初めて仕事でスーツ着ました。当然こちらでは初披露となるフォーマル姿へのリアクションの8割は笑いって僕はどんなキャラなのでしょうか。
そんな訳で結構大事な仕事、っつっても僕はただそこにいるだけだったんで気楽なもんでした。丁度雨降りだったんで「あぁ畑行かなくちゃ」っていう気苦労も少なく済みましたし。おかげさんで午前は雨中キャベツとったり慌ただしかったですが。
少しとは言え久々に平日の真っ昼間に時間が持てたのも幸運なタイミング、信金で国保税を支払う事ができました。
何の気なく通帳見て勘定してみたら、携帯含む通信費が月に10,000円ちょっとで済んでいるのにビックリ。近頃仕事の用ぐらいでしか携帯使わないとはいえ全部足してもこんだけで片が付いてるのは、プロパンなおかげで節しているつもりでも毎月4,000円超えるガス代とかと比べるまでもなく安いもんです。
水はタダなんであとはガソリン代と食費ひっくるめても生活費は給料の半分にもならないハズなのにその割にゃ大規模貯蓄が実現しないのは不可思議にも程がありますです。
だいたいの収支が把握できたのと毎日つけるのが面倒なのとで停止してしまった家計簿復活の需要が出てきたのかも知れないです。大事なのは無駄な出費をしないこと、突き詰めればお金の使い道をしっかり頭に入れておくことですからね。
たまにスーツ着て自分がサラリーマンだという希な実感を得てみたり、これまたたまに通帳とかチェックしてみたりとかすると考え方に微妙な変化も生じるもんですが、これがまた畑と家との往復暮らしに戻ると元に戻ってしまいがち。
しかしながら地に舞い降りた雨は晴れた後も全てが干上がるわけではなく、地下深くに蓄えられたり根から生の力となったりするのです。
お金は大事だとここに書き留めることでいつの日かこれを読み返した自分への戒めにならんことを。
っておとついもゼニのハナシしてたわけで。それほど困ってるわけでももちろん満足してるわけでもないから金のことが気になるってトコでしょうか。働くのは金のためです、ハイ。それが全てじゃぁないんですけどね。
金は天下のローリング・クレイドル2003年11月18日
キャベツ凍るの巻。一番標高の高い畑なんで追い風参考ですがそれだけ寒さも冬本番仕様になってきたって事です。こりゃ全部とる前にダメになってしまうかも、という危惧が現実になりそうです。
一方下の方の畑ではホウレン草が相変わらずスクスクと伸びているので文字通り追われるように収穫を急ぐ状態。標高差による気候の違いを頭と肌と両方で感じるインテリな職業、それが農民ライフ。とか気取ってる場合でもなく、キャベツがなけりゃ一日中ホウレン草に力が注げるのにとか、逆にホウレン草の心配がなければキャベツを毎日大量に出荷する事だってできるのにとか考えずにはいれません。
主よ、身体が二つあれば人はどれだけ悩めることなき生活を送れることでしょう。
日が短くなったので残業は殆んどない今月、前半数日間の苦難を除けば毎日約8時間の勤務でおさまっております。したがって給料も過去最安値に落ち着いてしまいそうなので倹約生活を送らねば冬休みの豪遊計画も叶わぬ夢と消えてしまいます。豪遊ったって帰省時はCD大量購入と呑み道楽が主な使い道なんでしょうが、スタッドレスタイヤやPCのプリンタ、そして念願の巨大CDラック、あとはコンポの新調と万単位の買い物も選ぶ時間のある冬場にやっておきたいので金はいくらあっても足りないものです。
無駄な出費を最小限に抑える為、外食禁止令と本屋さんへの立ち入り制限を開始します。まずは必要量以上の現金を口座に放り込む事が先決なのですが、昼休みに出歩く余裕がないので休日まではお預けをお預けです。
金といえばここギャンブル王国群馬県にあって、僕の周りの健全なお百姓さん方はパチンコすら殆んどやる人がいないマジメっぷりです。時間ないんだろと思うかもしれないですが他地域では寝る間を惜しんで博打に興じる農民なんて珍しいもんではありません。
それだけを基準にハナシをするのはあれですが、昭和の人たちはやっぱり真剣に農業に打ち込んでいるんだな、という指標の一つにはなるでしょう。と農業以外の仕事がメインなパートさんの話やら田舎名物のご近所噂話を聞いてて思いました。
AM I BLIND TO REALITY ?2003年11月17日
晴れの予報通り日光に照らされちゃいたんですが一日中お天気雨みたいな感じの山っぽい気候。足元まで2〜3kmしかないんじゃないのって程バカデカい虹を見つめながらのお仕事。
始めのうちはおぉ虹だ、なんて感動もあったのに月に何度も拝めると新鮮味有難味も薄れてきてはいましたがさすがにあっこまで巨大なのが見れると気分も昂揚するというもの。
昨日は親方の家で夕飯を御馳走になったので三日続けて自炊ナシで助かってしまい、嬉しさの反面賞味期限という大きな壁が眼前に立ちふさがった今日は、気合を入れて献立を工面。ギョーザと豚モツとうどんが揃って本日リミットって事で煮込みうどんとギョーザとビールという無難な逃げ方ができたのが不幸中の幸い。
二晩連続のタダ飯で一見家計は大助かりなんですが今日いつもよりハイコストな夕飯になってしまったので実はそれほど節約できていない現実。ってそれ以上に酒に大枚はたいてしまったのでかなりおっかないことになっているという逃げ出したいほどの現実。
ってなわけでいっちょ逃避してみましょうとPCに投入したのは先日購入したばかりの『世界遺産』初期の総集編DVD。
先人の残した功績の重みであったり大自然の圧倒的な美しさであったり、なんだかわけわからないけどとにかく凄いぜ、っていうものであったり、様々な映像を心置きなく楽しめたひと時でした。
メイキングのシーンも入っていて、暑いトコ寒いトコ、険しい岩山やドゥルッドゥルの湿地を重たい機材担いで、っていうスタッフの筆舌にし難い苦労も伝わって来るのですが、それでもやっぱりこの世の中にきちんと存在する現実がここまで幻想的なのは一体全体どういうことなのでしょう。
自分という存在はまぁ置いておくとして、自分が今まで触れてきた世界はホントに小さな一部分なんだと思い知らされる瞬間の連続、とはいっても決して嫌な気分ではなく、これから広がるべく我が世界への期待ってヤツが心を満たす癒しの時を経て、自分の中で何かが変わったような気分。こういうのって子どもの時にはヘタしたら毎日感じていたものなのかもしれませんが、今となっては滅多に遭遇できないものです。
伝説のチャンポン2003年11月16日
金曜は酒量も勿論多かったんですが最近ガッツリ飲む機会が減ってるもんでそりゃ抵抗力も落ちるかなって酔いっぷり&翌日ダウナーだったんで、こりゃしばらく酒は抑え目にしとこうと心に誓ったわけです。
そんな決意が実を結ぶ事ないのが人生のドラマティックな部分でして、昨夜は中国の研修生たちの餃子パーティに招かれて宴会。宴の中で乾杯を何度も繰り返すあちらの風習がみんな悪いんだ。というわけで2日連チャンで飲み過ぎてしまいました。
二晩で15時間ぐらい飲んで4回代行運転使ったってのはこっちに来てからの自己ベストです。しかも金曜の夜は焼肉で昨夜は中華料理てんこ盛り、あげく酒はビール→ウーロンハイ→焼酎ロック→日本酒(ヒヤ)と5杯おきぐらいのクレイジートレインあの世行きですっかりブロークンな消化器系。
今日は胃の中でK-1やってるんじゃないかという荒れ模様で仕事中に何度も昇天しそうになりました。自業自得とはいえムカムカしてるときに収穫で前屈みになるのは拷問中の拷問でした。
今まで意識していなかったことなんですがよその生産者さんのとこでバイトしてる若い衆や出荷場のアニキ等酒豪な方々のお住まいが僕の家から歩いて行けそうな範囲に固まっているのは運命のいたずらでしょうか。コミュニティも拡大傾向で、こりゃ冬は思ったより熱く過ごせそうな予感。
あんなに暴飲暴食はよそうよそうと思ったのに次回に備えてキャベジンとか用意してしまうのはビタ一文懲りてない証拠なのでしょう。
Endless Sacrifice2003年11月14日
今月で足を洗うことになった同業の方の送別会がありました。今後は故郷に帰って再出発、との事。寂しいですが新天地で頑張って戴きたいものです。
それにかこつけて、ってワケじゃないですがたまたま土曜休みを貰えたので朝方近くまで飲んで代行運転で帰宅、という久々の黄金パターン。
せっかく街を通るので時間前にCDやら生活用品やらの買い物をしてったんですが財布にいくら入ってたか覚えてなくて残金夏目さん数枚というのは今後の教訓として胸にしまっておかねばいかんです。ガソリンも入れたのでこの半月に使った金額の大部分を一夜で、ってのはとりあえず間違えないです。まいっか。
こっちに来て初めてのお別れってヤツに、農業というと永住とか生涯現役なるセオリーが想起されるけどやっぱり人それぞれだなぁ、としんみりしてしまいます。
永住って点では今月アタマに青森から仲間が戻ってきたんですが、その方は春は群馬、真夏と秋場は青森で、っていう多産地生産を実践していて温暖な地域で場所が確保できれば冬はそっちでなんて計画もあって凄いスケールのデカいお百姓サンです。
みんな頑張ってるんだから自分も頑張らなくちゃ、ってありきたりな反応しかでませんが勝ち負けや競争ではなく、自分の努力とそれをダイレクトに映し出した結果が全て、他に何かあるとしたら運ぐらいっていう世界ですからとことんストイックに行くしかないです。売値の関係もあって冬休みすら当初の予定よりも削ったものになりそうですがそれもまた仕方なしです。
目は口ほどにモノを食う2003年11月13日
昨日の午後もやったんですが、結構ダーティな仕事のひとつであるマルチ剥がしが本日のメイン仕事。都内の方にはあんまり覚えのない事かもしれませんが、道路なんかからレタスやキャベツの畑見ると地表でビニールがピカピカ光ってるのが分かると思います。
それがマルチってヤツで、雑草が生えにくくしたり地温をコントロールしたりって役割を担ってます。で、収穫末期の今はそれを剥がすのも大事な仕事。
ダーティ、ってのは単純に泥がはねて汚れまっせ、って意味もあるのですが現在はさらに趣がダークで、もう穫らない、要は"見切った"野菜を抹殺しつつ剥がすわけです。昨日は収穫終了したフリルをトラクターでつぶしながら、今日は今日で電動草刈でキャベツをなぎ倒しながら。小学校の社会科の教科書で見た嬬恋のキャベツつぶしの写真に"なんて勿体ない"と衝撃を受けた自分が今同じような事をしているのは皮肉な運命のいたずらでしょうか。
減農薬を前提とした契約出荷なので多少の虫食いや見栄えの悪さはOKって事になっていてもこういう仕事を避けては通れないのが現実。農協出荷や市場へ持ち込み、ってなればもっと"食える"物が食べられる事もないまま滅されてしまう確率が高くなってしまいます。
よく言われる話ですが大根。あれってよほど状態が良くて使おうって気がなけりゃ葉っぱ食べないじゃないですか。なのに葉っぱに虫がいたりすると値段を思いっきり叩かれてしまうんです。とどのつまり皆が農薬をぶちまけるのはあまり食べられない葉っぱをキレイにしておくため。
八百屋で散々目にして来た事でもありますが、野菜・果物の等級は味でも栽培過程でもなく見た目をダイレクトに反映したものであり、そこに品物の多少、産地のブランド力や信用が絡んで値段がつくって寸法です。
だから肉や魚ほどはとりあえずゼニを出せば当りを引く確率が高い、ってわけに行かないので意外とケチな買い物してる人のほうが味の良いものを食しているかもしれないのです。安全面でも中国産より農薬たっぷりな国産野菜なんてそんなに珍しいものでもありませんし。
水道水をそのまま飲める人、一度沸騰させればいいやという人、高級浄水器を使ってる人がいるように安心して飲み食いできるボーダーラインは人それぞれです。
ならば食べ物を作るのにこれが正しい、というものがないのは仕方のない事なのでしょうかね。とりあえずハナシ飛びすぎでしょうか。
Mr.Postman2003年11月12日
しっかり太陽に照らされるその気持ちよさ。同じ季節外れの汗でも雨ガッパ着て中が蒸れて掻くのとは大違いの日なたで動いての汗、これもまた気持ちのよいものです。
大学を出てからはすっかりさっぱり縁のない満員電車なんてのも汗がつきものですが、ありゃあ他人の汗までアタックしてきますから思い出すのもペインを伴います。お抱え運転手付きになってからが真のホワイト・カラー。
そんな気持ちよいワーキングタイムを終えて、家の前の郵便受けを開けてみれば東京から気持ちのよい贈り物。つとむさんからCD-Rが届いてました。何が気持ちよいって、郵便受けに入ってるモノといえばいっつも金の催促ばかり(といっても多額の借金抱えて首が回らん、ってわけじゃなくて携帯の料金とか保険税とかそういうののことです)。
そんな感じなんでただ"CD-Rを貰いました。"なんてドライな表現じゃ申し訳がたたないくらいの喜びようだったのです、ホントに嬉しい贈り物でした。
PC、携帯でのメールのやりとりの便利さを手放して暮らす、なんて事は今や考える事もできないくらいですがそれでもやっぱり郵便屋さんの仕事ってのは重要だなぁと感じました。
田舎に来て百姓やるようになって、物事の見方や考え方が大袈裟になったというか、自分がやけに感動しやすくなったような気がします。
もともと人より淋しがりやでかまって欲しい症候群な僕が住み慣れた地元を離れて新しい仕事をしながら独りで暮らして行くってのはそれなりにチャレンジングな事。それでも周りの人も含めた環境のおかげもあって今までのほほんとやって来れて、だから余計になのかもしれないですが今頃みんなどうしてっかな〜みたいのが無性に気になり始めたのは秋口ぐらいからでしょうか。
人のWeb日記を読んだり、メールや郵便を受け取ったりするのがこれだけ自分の感性にこだまするなんて思った事もなかったです。かつての自分はクールを装った淋しがりやだと自分では思ってましたが、実際は結構ドライで退屈な人間だったのかもしれません。
冬来たりなば2003年11月11日
朝から夕方までずっとずっとずっと雨。夕方拝む事ができた夕焼けに明日こそお天気を、と期待してよいのでしょうか。
暦の上でも冬は既に訪れております。"冬(フユ)"ってのは寒さが猛威を"振るう(フルウ)"だとか寒さで人が"震う(フルウ)"だとか単純に"冷ゆる(ヒユル)"から来たもんだったと思うんですが段々いかにも、って気候になってきました。
東京の方はどうなんでしょうか。北方で山、つってもまだまだ命の危険を感じるほどに寒いってわけでもないのであまり変わらないかもしれませんが。年明けはさんで冬本番、ともなればこちらの方が遥かに寒いと聞き及びますが実際に経験したわけじゃないのでまだなんとも言えません。
あまり期待はしていなかったのですが僕の住むアパートは思ったよりは気密性が高いみたいで木造にしちゃ夜も冷えないしストーブも寝起きに20分ぐらい火を点けるぐらいです。部屋着は相変わらずジャージで済んでますし、寝るときゃパンツマンですし、こちらも真冬になればそうも行かないのかもしれないですがもともと東京の冬レベルなら暖房ナシでも生きていけるんじゃないか、って感じの外仕事人間ですから杞憂するほどでもない、と助かります。
武蔵丸もうあかんのでしょうか。全盛期こそ同時に貴乃花っていう絶対的な存在がいたので優勝回数なんかは地味な部類に入る横綱ではありますが、おっとりとしたキャラや語り口が妙に良いんですよね。
朝青龍はまだまだ貫禄不足って感じですし三役陣もこいつだ、って程の強さを持った人がいないので武蔵丸の頑張りこそ大相撲の威厳回復に必要。負けるな、武蔵丸。
レッツゴー惨劇2003年11月10日
秋雨状態がしつこく続きそうな今週。気温の低下も相まって持病ともいえる古傷HERE,THERE,EVERYWHEREの痛みというか気持ち悪さはマックスに近づき寝起きとかもう我慢ならん塩梅なので今日はいっちょ温泉でも行ってやるべか、つう事で朝家を出る段階で着替え一式とタオルとシャンプーを玄関に用意しておいて、夕方仕事が終わるや否や一目散で逃げるように帰宅、玄関で荷物を拾い上げて温泉まで直行。
じっくりと湯に浸かって道すがらコロッケを買って帰り、家でちゃちゃっと炒め物なんぞこさえてさぁ晩餐、と気持ちよくジャーをあけるとヘンな湯気の出具合。どうやら朝タイマーだけセットしてスイッチは保温のまま(ウチの炊飯器は頂きもので20年以上前の型なのです)だったようです。
温まっただけで芯がしっかりと残る飯なんぞさすがの僕でも美味しく召し上がることはできないので思案の挙句ボウルにあげて潰し、フライパンでごま油絡めて焼いてみました。やっぱりまずかったので完食できませんでした。あと一歩で雨の中辛い仕事に堪えたのもチャラにできるような素敵なナイトタイムだったのにたった一つの過ちでショボーンな夜になってしまい、ものごっつい脱力感だけが残っております。
2合炊きで2食分炊くには少々手薄に感じる我が家の炊飯器、ヴァージョンアップしようかな、と考えずにはいられない久々に大失敗な晩餐でした。
刻舟2003年11月9日
バレーボール日本代表の背番号のあの見難さはなんでしょう。殆んどのスポーツについて言える事ですが日本代表ってユニフォームのセンスに疑問を持たせるのが狙いとしか思えません。
無理矢理でも盛り上げて日本を応援しよう!っていう今や伝統とか歴史すら感じるフジテレビジョンのスタンスも相変わらず嫌いです。24時間テレビみたいで。ヘンなニックネームつけるトコはもっとヘイト。
今スポーツをテレビで観て真っ当に感動できるとしたらそれは居酒屋なんかで音が聞こえないくらい離れて配置してあるテレビだったり、電気屋のショーウィンドウ越しに観る映像だったりとか限りなく素の映像だけで勝負できる環境が要求されるのかもしれません。
昔のスポーツ中継ってもっと楽しくなかったっけ、といつも感じるのは僕の感受性が年を重ねるにつけ鈍くなったせいかもしれませんが、この頃じゃドラマもバラエティも、とにかくテレビを観たいって気になる事がちっともなくなってしまったそんな中でもスポーツだけは観とこうと思ってスイッチを押すからには何らかの感動を期待しているのに、ヘタに演出めいた構成や実況に興醒めな思いをするのはとても損した気分を味わう瞬間と言えるでしょう。
大好きな阪神だろうと日本代表だろうと、偏った応援に夢中になってしまうと肝心なファインプレーや選手各々に宿る強い気持ちには目が行かなくなってしまいがち。スポーツを観る事の醍醐味ってのはいつから応援に限られてしまったのでしょうか。
ジークフリートになれなくても2003年11月8日
当たり前ですが今年のカレンダーもあと2枚っきりになり、世の中これから年末にかけて忙しさヒートアップ、って業界も多いんでしょうがこちらはピークをとっくに越えて安定の時を迎えつつあります。昭和でもコンニャクや白菜やってる方々は今こそお忙しいんでしょうが。
ふとした弾みで一人自分を見つめ直そうっていう衝動が沸き起こっております。秋の夜長っていうか、時間的に若干のゆとりが生じた事で脳ミソも意欲的になって来たって感じでしょうか。
充実してると思ってるのは自分だけで、ホントはただ漠然と目の前の仕事をこなしてただけなんじゃないか?いや、んなこたない。などという自問自答を繰り返したり。まだ今年が終わったわけではないんですが来年はもっと"俺はこれをやったんだ"っていう現実感を持てるような自信と落ち着きが要るようです。
人それぞれ自分の人生を背負って生きているのはカッコ良いことでもカッコ悪いことでもなく、美しくも醜くもなく、ただの事実でしかないわけで。
早いものでウチで働く中国の子たちが国に帰るまであと3週間、彼らの人生の中で僕がどんな脇役として映写されているのか、というのもちょっと気になるものです。
マチュピチュ付近で新たなインカ都市の遺跡が見つかったそうで、街ですら何百年、何千年もの間忘れられてしまうのですから自分みたいな存在がいかにちっぽけなものであるか、どれだけ人のココロや記憶に刻まれるかなんて考えるもんじゃないですが、せめて未来の自分があの日あの時あの場所でどんな出来事や人と出会ったかぐらいは容易に思い出せる程度の活気があればと思います。
そうなる為にこれまで通りで良い事と、変えていかねばいかん事をチェックしながら日々を送っていくのは簡単なのか難しいのか、全ては自分次第ってヤツでしょうか。
どうあがいてもMETALLICA行けなくて悔しい悲しいその怒りを紛らす為に小難しい事を書き連ねてみたり、いつもより多めに酒を飲んだりするのです。
デミアン2003年11月7日
昨夜は選果場のパートさん方の慰労会、という命題のお百姓さん飲み会。みんな飲み過ぎだし酒つぎ過ぎ、っていう大人な宴。
こっちに来てからは数少ない年下の知り合いである若手バイトのアンチャンと初めてじっくり話してみたら彼が現役バンドマンかつパンク野郎である事が発覚、意気投合して終宴後離脱して飲む。なぜなら今日は偶然にも出荷の都合でお休みという滅多にないチャンス。
その彼に紹介してもらった友人ってのがよその生産者さん家でバイトしている方で、今まで何度も出荷場で顔を合わせていたアンチャンだったのはビックリですが、もっと驚いたのはそのアンチャンもやっぱりメタルやコア好きで、中でもMEGADETH、NICOTINE、そしてなんとUNICORNのファンだっていう事。なんでも冬場はプロスキーヤーとして活躍してるとの事、かっこええな。
いるところにはいるんだわやっぱり、って事でそっち方面の会話ができる仲間がいっぺんに2人もできました。
で、朝まで飲んで今日は頭痛に苦しみながらボケッとしたり本読んだりラモーンズ・マニアやFINCHやエゴラッピンにアヴリルと、最近ご無沙汰だったCDをおもむろに聴いたり、夕方まで続いた二日酔いに後押しされて勇気ある怠惰生活。やっぱり休日はこうでなくっちゃ。
さだおさんがやってるのを見て興味を持ったエゴグラムを僕もやってみました。
性格:理想を厳しく追及するタイプですが、残念な事に、なり振り構わない行動を取れない性格なのです。何か事を起したり、事を進めたりする時に、世間の評判や自分のライフ・スタイルを非常に気にする所が有ります。泥にまみれたり、仕事の鬼になったりする事が出来ないのです。仕事は大成功させたいし、自分の楽しみは捨てたくないし、他人には良く思われたいと云う、かなり欲張った願望を持つ傾向がありますので、現時点で何が一番重要なのか、ポイントを一つに絞り、それに向かって遮二無二、突撃する必要が有りそうなタイプです。
恋愛・結婚:貴方が男で有っても、女で有っても、責任感は強いが、口喧しくて、我儘で、それで居ながら、物凄く気配りに細やかな所のある神経質なタイプです。結婚で幸せになれるかどうかは、一に相手との相性にかかっているでしょう。相手の配偶者として一番ピッタリのタイプは、優しい性格の、のんびり屋さんです。
職業適性:気質特性から見て、才能次第では、芸能や芸術方面で活躍が期待出来そうです。企画や広告宣伝、報道出版関係なども向いていそうな性格です。文筆家なども良いでしょう。不向きな職業としては、警察官、刑務官などの治安関係公務員、軍人、宗教家などでしょう。
対人関係: 理想が高く責任感が強くて他人に厳しい。我儘で自由奔放、表現力や想像力が優れていて感情の落差が激しい。神経質で意外な程、他人を気にする性質、端的に云うと、イイ子になりたがり屋。
以上のように、相反する内容の性格特性を持っていますので、人付き合いでは、いかにバランスを取って行くかが問題でしょう。
だそうです。いい線いってるっつうか、信用できる結果ではないでしょうか。性格の項なんて、今まさに自分と戦闘して脱皮を図ってるトコですし。
人間なんて大抵そうなんでしょうけど、いろんな性質が複雑に交錯しながら個を形成してるもんで、意識してようとしてまいと、自分を探しながら時を過ごしているわけで。それは仕事に奔走している時も、テレビみながら耳かきしてる時も、自分自身に向う途の上にあるのです。
思わぬ機会でヘッセなんて思い起こしてしまったアルコールの残る午後でした。
和光同塵2003年11月5日
思いのほか仕事がはかどって、残業もなく少し早めに帰宅する事ができました。得した時間は本屋さんでB!買ったり立ち読みしたりに費やし、満たされた気持ちに包まれました。本屋大好き。
小学校に上がる前から早々と活字の本に魅せられた僕は以降も病的に本が好きで、大学の図書館なんてもうユートピアとも感じられたほどなんですが、ここ数年は慌ただしい日常にかまけてめっきり本を読む事が少なくなってしまいました。
それだけ本を読んでいたのでガキの時分は博学少年を自負するほど知識は深く、今思えば嫌味ともとれるほどにそれをひけらかしていました。でもっておしゃべりでやかましく、大人相手でも小ばかにしたような態度を取る最悪の児童時代を過ごしていました。
それに比べれば今は物静かになったもので、会話の中でも相手の話を聞くって事をまず念頭に置いております。知識もひけらかすというよりは話の幅を広げる為に役立てるモノとして有効に使えるようになりましたし。いずれは農村の雑学王と呼ばれるようになりたいですが、それ即ち最も楽しき話し相手になる事だと考えております。居酒屋でバイトしたり八百屋に就職してたくさんのお客さんと日常の他愛もないコミュニケイションを繰り返した経験の中で、会話で知識を呼吸とも光合成とも言える形で創造・発散する術を学んだのが人生の良き肥やしになっているのでしょう。
とは言ってもやっぱり智を深めるのに最も有用なのは読書ではないでしょうか。読書の秋なんて申しますが何だかんだでゆっくりと腰をすえて本を読んだりするヒマもない現状ですが、仕事にとられる時間の少ない冬場こそはたくさん本を読みたいものです。買ったはいいけど未読の本もまだありますし、田舎とは言え本屋さんの品揃え(特に岩波文庫系)はかなり良いのでネットに読書に音楽にと、体力も気も使わない休息の時季が待ち遠しいです。
ジジイになったら畑仕事は気晴らし程度で、あとは本とCDに囲まれた自室でめまぐるしかった人生を振り返りながら茶でもすする、なんて風に過ごせたらいいな、と老後のプランニングをするのは気が早いでしょうか。
彩食主義2003年11月4日
早出残業。1時間弱の昼休みを挟んで朝は5時から夕方6時過ぎまで、って八百屋よりか全然マシなのに疲れるもんは疲れるのは少し若さを失ったという事でしょうか。前は年がら年中もっとハードな暮らしだったんですけどね。
ともあれ秋晴れの上天気に後押しされて仕事の方は滞りなく進み、明日は今日ほどは早起きもしなくても済むので幾らか気楽な秋の夕べ。呑気にシチューなんぞ煮込みながらの更新です。手羽元10本200円とお得な買い物に成功したので今日は珍しく肉をたくさん食べる事ができるのはラッキーです。
すっかり忘れてましたが明日は給料日。忌々しい年金は年度末までまとめて払ってしまったし、大きい買い物の予定や必要も特にないので財布にゆとりのある一月を過ごせそうです。年末の帰京時は漁盤しまくりたいので今のうちからお金もフラストレイションも一緒にとっておきたいところ。手頃な値段で味も文句ナシな地酒が気軽に手に入る環境なので秋冬の酒代はそれほどかからなそうですし、家賃その他を時間外分で捌いて基本給はそっくり貯金、なんて素晴らしい計画が実現しそうです。
それもこれも食費をセーブしているからこそ為せる業なんですけどね。キャベツとホウレン草と大根は確実にタダで手に入るのがかなりデカいです。料理の方も見た目とかまで気にするレベルになって来ました。どうせ食べるのは自分だけなのに。
君の名は2003年11月3日
雨。忙しい時に限って、まったくついてないです。しかも明日は良い感じに晴れそうなのでまたホウレン草たちはすくすく伸びてしまいます。同じ慌ただしさ・忙しさでもレタスやキャベツとは趣の異なるこの追いかけられるような感じ、年中葉モノやってるお百姓さん方はよくもまぁ胃をやられずに頑張ってらっしゃるもんです。僕はもう秋冬だけでたくさん、何が何でも年内いっぱいでとり切ってしまいたいです。
更新厳しいかも、と言いつつしっかりちゃっかり更新しているのはやっぱりサイトをやってくのが楽しいから。仕事もそうですが、自分のためなんだからそりゃ多少辛くたって頑張れます。生物学的にはよくある普通のヒトのオスだし、社会ではよくいる普通の一次産業従事者たる市民な僕ですが、唯一このサイトの中でだけは音楽評論家であり、エッセイストであり、そして哲学者であり、確固たるアイデンティティを惜しみなく放射できるわけです。
自己表現欲、そして自己愛、これこそが僕をキーボードの前に座らせるエナジーなのです。たった10分やそこらの更新作業が思わぬ自己セラピーになっている、なんて言うと大袈裟ではありますが、元来飽きっぽい僕が二年以上に亘り、こうして駄文をアップし続けるのは単なる習慣以上の何かがあるからなんですよね。
ちょっと話題がズレますが、以前YAMA-ZK師匠が「"Caught In A Mosh"ってsaippeくんならではのサイト名だよね」って言ってくれたのは凄く嬉しかったです。だってそこには一番アイデンティティを詰め込んであるんですから。
UWABAMI2003年11月2日
いろいろと事情アリで出荷量がいきなり増えてしまい、慌ただしい生活が戻って参りました。昨日のうちに休み取れて良かったとココロから思います。今日は夕飯を昨日の残りモノ+αで済ませたから良いものの、明日っからはレヴューどころか日記の更新頻度も落ちそうです。
木曜の夜は久々にデカイ飲み会もあるんで体力面でも若干不安な一週間、僕は飲むときにペース配分なんぞビタ一文考えない主義なので大人数の宴会ともなればカパカパ呑みまくってしまうダメ人間です。テーブル囲って飲むくらいの人数で飲むときは周りの皆のペースに合わせながら飲んだりする事も多いのですが(そうすればワリカンでもお互いスッキリしますしね)、困ったもので僕と同類の仲間の方が多いので結局呑みすぎてしまいます。サシ飲みとかになるともう最悪なもんです。
そんな交友関係は住処が変わってもやっぱり同じで、こっちで知り合ったのも良く飲む方ばかり。楽しく呑めるのですから喜ばしい事です。ただ自分が飲みすぎてしまう言い訳が欲しかっただけです。忘れてしまいたい事やどうしようもない切なさに包まれたときじゃなくても家で一人酔っ払うまで飲める男にも罪悪感はあるのです。
洗う門には福来たる2003年11月1日
休み。こちらが気兼ねしてしまうくらいに良い天気だったんで気合入れて洗濯三昧な午前、全自動洗濯機があっても作業着は要手洗いなんで手間も時間もかかります。大食いだから炊事もよそ様より手間が多いし、まぁそうでなくっても家事ってのは強敵ですね。
そんな諸々と買い物以外はPCの前に座りっぱなしな一日。ホント休みが一日ずれてれば強行軍でオフに出向く事もできたのに、なんて鬱憤を晴らすかのようにレヴューの更新に勤しむデイタイム。ココのところ良く聴くものから4枚をピックアップして聴きこみ直しながらしこしこと文章を紡ぐのは久々で楽しかったです。今日は珍しくノンアルコールで書いてみたんですが、たまにはそういうのも悪くないです。
夕飯はたまには和食らしいものでも作ってみるかって事であるものを見繕ったところ長ネギと大根とコンニャクが多めにあるので粕汁作り。もっと寒くなるかな、甘酒でも作ろうかな、なんて買っておいたのはいいけど意外と暖かくて出番のなかった酒粕も活用できて丁度良かったです。
良い塩梅に身体も温まったのでこれまた久々に食後はビール。近頃は頂き物の出羽桜とかがあったってのもあり、夜な夜な日本酒飲んで一人酔っ払う日々だったのですが、たまにはライトなアルコールも良いもんです。
朝冷え込んで霜も降りるようになったので出勤時間も遅まり(寒いから仕事したくないって事ではなく、霜が当たったまま出荷するとダメになってしまうので)、家事は勿論趣味に費やせる時間も次第次第に増やしていく事ができそうです。ホウレン草もそこそこ順調に折り返し地点が見えそうなところまで来ているのでこのまま穏便に収穫期を終える事ができるよう祈るばかりです。あれだけいろんなアクシデントに見舞われたのですから終盤ぐらい落ち着きたいという心からの願い、神様には届くでしょうか。
ちなみに僕の勤める会社の社名はローマ神話に出てくる豊作の女神(昔トヨタが車の名前にも使ってました)からとったものです。農業法人っていっても何とか農場とか無理矢理な横文字とかいかついネーミングのところが多い中でかなりスタイリッシュな社名は自慢でもあり、何気に就職を決めた要因の一つでもあります。
名前に限ったことではありませんが、人生や社会に於いて個々人のセンスが問われる場面というのは非常に多いもの。そうでなくても"粋"に拘って生きたい僕としてはそういうところは他人より気にしたいのです。