| THE THUNDERTHIEF/JOHN PAUL JONES |
| 1.Leafy Meadows 2.The Thunderthief 3.Hoediddle
4.Ice Fishing at Night 5.Daphne 6.Angry Angry 7.Down to the River to Pray 8.Shibuya Bap 9.Freedam Song |
| べーシストであるという事やこれまでの不可思議なまでに多彩な音楽活動っぷりから考えて「JOHN
PAUL JONESのソロ」と言うとやたらと凝った、難解なものが想起されるが、それほど身構えて聴くような堅苦しさはなく、自然と耳に入ってしまうあたりがJonesの類まれなセンスの表れなのだろう。 Robert Fripp(g.)とのコラボレイションによる”Leafy Meadows”はいかにも、という感じの独特の緊張感に満ち満ちていて、一曲限りというのが勿体無いほどの出来栄え。その他にも各所でJonesのベースはブリブリバキバキ言わせているのだが、その一方で”Ice Fishing at Night”や”Down to the River to Pray”のような心に染み入るような切ないメロディもJonesの持ち味の一つと言えるだろう。 彼自身によるヴォーカルも技術的にはショッキングなモノだが、独特の声質が醸し出す味が妙な魅力を持っていて、敢えてシンガーを雇わない理由というのもわかる気がする。 一人でスコッチでも飲みながら聴くと極上。 (12/17) |
| INFATUATOR/SILENT FORCE |
| 1.Infatuator 2.Fall into Oblivion 3.Hear
me calling 4.Promised land 5.We must use the power 6.All guns blazing TRILOGY:7.Cena Libera 8.Gladiator 9.The blade 10.World aflame 11.In your arms 12.Nothern lights |
| もしかしたらJUDAS PRIESTで歌ってたかもしれないD.C.Cooper(vo.)を中心とするバンドの2nd。 最近身体がひとまわり大きくなったように見受けられるCooperの、それが功を奏したかのような力強いヴォーカルは期待以上。バンドのもう一つの顔であるAlexander Beyrodt(g.)の導きによるちょっとイングヴェイ入ったメタル世界がCooperの魅力を最大限増幅した会心作。 メタルヘッドなら血湧き肉踊ること必至の”Infatuator”、STRATOVARIUSに気骨のあるヴォーカルがいれば、という個人的願望を叶えてくれたような”We must use the power”などメロディ、勢いともに及第点をはるかに上回るグッドジョブ。 唯一独創性という点が弱いが、そんなことはCDをセットしてPLAYボタンを押してしまえば解決される問題だ。 前歴は存じないが、ドラマーがとっても頑張っている。 (12/17) |
| PROMETHEUS:THE DISCIPLINE OF FIRE AND
DEMAISE /EMPEROR |
| 1.THE ERUPTION 2.DEPRAVED 3.EMPTY 4.THE PROPHET 5.THE TONGUE OF FIRE 6.IN THE MORDLESS CHAMBER 7.GREY 8.HE WHO SOUGHT THE FIRE 9.THORNS ON MY GRADE |
| ブラックメタルの中心地ノルウェーにおいて、作曲能力・演奏技術・カリスマ性とあらゆる面で最高峰に君臨する”暗黒皇帝”のラストアルバム。 グチャグチャドロドロの多いデス/ブラック界ではひときわ輝く整合性が凄まじい。 暴虐性の中にも叙情性や耽美主義的なドラマティックさが強く見受けられた前々作の作風をさらに推し進めた作風は最高傑作と呼ぶにふさわしく、ラストなのが実に惜しまれる。 全曲がIhsahn(vo. g. b. key.)のペンによるものでその優れたメロディセンスと効果的なシンセの導入、場面毎に様々な表情を見せるヴォーカルと、どれをとってもきっちりとまとめられていて、ブラックメタルというとっつきにくいカテゴリのなかにあるがために多くの人から敬遠されるであろうことが残念だ。 空中分解したり、誰もハッピーでない状態のままだらだら延命するバンドが少なくない中で、これだけ強烈な形で”有終の美”を飾るところにIhsahnの、そしてEMPERORの意地と誇り、そしてファンを大切にする気持ちを感じる。 (12/6) |
| MORNING VIEW/INCUBUS |
| @NICE TO KNOW YOU ACIRCLES BWISH YOU WERE
HERE CJUST A PHASE D11 AM EBLOOD ON THE GROUND FMEXICO GWARNING HECHO IHAVE YOU EVER JARE YOU IN? KUNDER MY UMBRELLA LAQUEOUS TRANSMISSION |
| 実は僕は、INCUBUSというバンドについてよく知らない。このアルバムで何枚目なのかもわからないし、他に聴いた事があるのは前作だか前々作を友達の家で少しだけ聴いた事あるってくらいで、その時も別にいいな、って思う事もなかったし、今まで素通りしていた。 このアルバムを買ったのもたまたま時間が空いてて試聴してみて気に入ったからだった。 長くてありふれた前置きになってしまったけど、僕と同様このバンドをパスしてきた人も結構多いと思うし、そういう人にも是非聴いてみて欲しいアルバムである。 出だしこそニューメタルっぽいものの細かく刻む感じのリフが単純でそこそこ程度だけれど、その後はバラエティ豊かな楽曲を堪能できる。 どうやらギタリストはトム・モレロ的なことをやろうとするとうまく行かないタイプのようだが、その他のギター・ワーク、特にアルペジオなどは光るセンスがあってそこが持ち味と言えるだろう。 ヴォーカルはKのようなエモ−ショナルな歌唱もイイが、全体的に力みのない自然な感じが楽曲の雄大さとマッチしていて、タイトル「MORNING VIEW」ってのがピッタリなオーガニックで力強いアルバムになるのに貢献している。 今後の方向性を示唆するのか、はたまたお遊びなのかわからないくらい中華三昧なLは妙によくできていて、このノリでアルバム一枚作ってもけっこう面白いものができるのではないかとすら思える。 (11/8) |
| ENDANGERED/PINK CREAM 69 |
| @Intro AShout! BPromised Land CTrust The
Wiseman DDon’t Need Your Touch EHe Took The World FEnslaved GIn My Dreams HHigh As A Mountain IShadows Of Time JPinball Wizard KOne Time Is Not Enough LQueen Of Sorrow |
| 「Andy Derisがいたバンド」と言われつづけ、デビューから何度か音楽性を変えながらも生き残りいつのまにやらベテランの域に達した多国籍バンドの8th。 ここ最近は欧州らしいメロディを活かしたハードロックを聴かせていたが、本作もその延長にあると言える。 キャリアから考えれば当然なのかもしれないが、良くも悪くも”無難な”バンドになってしまった感は否めない。Bなんかはそれに近いものはあるが、飛びぬけた一曲がないのも個人的にはハマれない理由なのかもしれない。 巷で人気のDavid Readman(vo.)だけでなく、コンポーザーとしてもプレイヤーとしても個性と実力のあるメンバーが集まっているのだから、同じ方向性、同じ水準のアルバムを作りつづける事もできるのではないか、って皮肉も言いたくなってしまう。 そこにクリエイティブな面での限界を指摘するならバンドのメンバーがプロデュースしている点も問題なのかもしれない。 とはいえここ2作に手応えを感じた人や、哀愁を帯びた上質のハードロックを愛聴する方にとっては”買い”であることは間違いないし、ライヴも観てみたいな、って気にさせるだけのモノである。来日はしないのかな? (11/6) |
| JAKTENS TID/FINTROLL |
| スウェーデン語なのでさすがに割愛 |
| フィンランドの異色デス/ブラックバンドの2nd。 特筆すべきはヨーロッパ民族音楽の要素をごく自然に、かつあまりにも効果的にメタルに取り込む事に成功している点であろう。 なかでもポルカの軽快な二拍子のリズムと温もりのあるアコーディオンの音色とブラックメタルそのもののブラストビートは絶妙のマッチをみせ、トラッドフォークゆかりの叙情メロディも非常に効果的に用いられている。 その他の一般的なブラック=バンドのヘンテコ悪魔くんなアンチクライスト精神ではなく、原初的なアニミズムの立場から反キリストを掲げる点なども含めて、ともすれば狙いすぎの色モノでおわってしまいそうなところを、本気でカッコよいと思わせるだけの音楽的な地力と魅力を持っている。アレンジだけでなく、もともとの楽曲も優れたものがある。 世界は広く、可能性はさらに広いと感心させられる。 (11/6) |
| DOWN TO EARTH/OZZY OSBOURNE |
| @GETS ME THROUGH AFACING HELL BDREAMER
CNO EASY WAY OUT DTHAT I HAVE NEVER HAD EYOU KNOW...(PART1) FJUNKIE GBURNING OUT OF TIME HBLACK ILLUSION IALIVE JCAN YOU HEAR THEM? KNO PLACE FOR ANGELS |
| ヘヴィメタルというものを語る上で、オジーという男が果たした役割だとか後続に与えた影響はジーコやジョーダン、長嶋以上のものであるのだろうが、OZZY
OSBOURNE名義で出された作品の数々はポップでキャッチー、メタルの帝王にしては親しみやすいものであったが、僕はそういう音楽性こそオジーの魅力だと思うし、ベストなスタイルであると思う。 外部ライターを多く起用した本作はソフトな曲調が多く、今までよりもヴォーカルをフィーチャーしたものであり、バラードも多いが、それによって悪い方向に進んでいるという印象はなく、強いて言えばZakk Wylde(g.)を曲作りの段階から参加させて欲しかったが、バラードもその他の曲もオジーらしい歌メロを持った佳曲だ。変わるとは思ってなかったが。 鍵となるZakkのプレイだが、@から”ペンタの鬼”全開のソロを披露し、Aでは名刺代わりのピッキング・ハーモニクスをかますなど、人の書いた曲だろうがなんだろうがお構いなしの、一聴しただけで彼とわかる個性的なギターサウンドが全篇で鳴り響く。 そりゃぁケミストリー炸裂しまくりのアルバムを作って欲しい気持ちは強いけど、好きなギタリストとシンガーが最後まで安心して聴けるアルバムを作ってくれる事は今や貴重なので、優れたアルバムである事に変わりはない。 (11/1) |
| THE ANTICHRIST/DESTRUCTION |
| @DAYS OF CONFUSION ATHRASH TILL DEATH BNAILED TO THE CROSS CDICTATORS OF CRUELTY DBULLETS FROM HELL ESTRANGULATED PRIDE FMEET YOUR DESTINY GCREATIONS OF THE UNDERWORLD HGODFATHER OF SLANDER ILET YOUR MIND ROT JTHE HERETIC KTEARS OF BLOOD(Live) LFUCK THE U.S.A. |
| 狂暴で破壊的ながらもしっかりとしたメロディを持ち、リフの構築にも秀で、スラッシュ界にとどまらず、ジャーマンメタル=シーンの中でも屈指の成功を収めながらも、突然の分裂により全てを台無しにしてしまった過去も今となってはその破天荒ぶりを語るエピソードとなってしまったドイツの暴れん坊の復活第2弾。 その破壊力はいくらか健在である所をアピールした前作と比べてリフの構成力、リードのメロディアスさがアップしており、かつて自らが極めたスラッシュの完成形により近づいている。 とりわけエッジの効いたリフは絶頂期に劣らぬデキだと思うし、とっちらかったドラム、不良中年っぷり全開の歌詞を豪快にシャウトするヴォーカル、どれをとっても血沸き、肉踊る極上のスラッシュのそれである。 復帰への変な気負いなどもなく、出戻りとは思えない自信と貫禄に満ちた真性スラッシュをこのご時世に聴かせてくれるだけでクールなのに、内容も満足の行くモノで、思わずほくそえんでしまう一枚。 (11/1) |
| VIOLENT REVOLUTION/KREATOR |
| @Reconquering The Throne AThe Patriarch
BViolent Revolution CAll Of The Same Blood DServant In Heaven−King In Hell ESecond Awakening FGhetto War GReplicas Of Life HSlave Machinery IBittersweet Revenge JMind On Fire KSystem Decay |
| ジャーマン・スラッシュのベテラン、入魂の10th。 はっきり言って、このバンドはもう聴かないと思っていた。前作、前々作での、メロディに重点をおいた暗く物悲しい作風が全然楽しめなかったからだ。別にその手の音楽が嫌いなわけでもなく、スラッシュ以外をやるKREATORは聴く気になれなかったという事でもなく、ただ単に歌がヘタクソだったからだ。歌メロが活きてなくて、イマイチだと思った。 ダークかつメランコリックというのは路線は間違ってないが、その表現方法で失敗していると思ったし、このまま消えてしまうとさえ思った。 本作を聴こうと思ったのも、昔の路線に再び近づいたというのを知ったからで、Mille Petrozza(vo,g)の歌で一番の魅力はそのアグレッシブなシャウトだと思う。 嬉しいのは単なる原点回帰の出なおし作ではない、というところ。スピード・破壊力を取り戻すと同時に、メロディアスなパートもあちこちに散りばめられており、過去2作がただの気の迷いでなかったことを証明している。Milleもシャウトする唱法ではあるが、あきらかにメロディを持っており、成長の跡が窺がえる。 そこらへんも含めて、楽曲はどれも結果的にバンドが経てきた異なる音楽性のいいトコどりという表現がぴったリな感じに仕上がっている。 凶暴性と聴きやすさが紙一重のバランスで同居する世界観は、もはやスラッシュという範疇を越えてヘヴィメタル本来の理想的な姿に達していると言えないだろうか。いずれにせよこの作品が彼らの長いキャリアのなかで文句ナシの最高傑作だと思う。 (10/25) |
| ACOUSTICA/SCORPIONS |
| @The Zoo AAlways Somewhere BLife Is Too
Short CHoliday DYou&I EWhen Love Kills Love FDust In The Wind GSend Me Angel HCatch Your Train II Wanted To Cry JWind Of Change KLove Of My Life LDrive MStill Loving You NHurricane 2001 ORhythm Of Love |
| リスボンでのアコースティック・ギグの模様を収めたライブ・アルバム。 ぶっちゃけた話、ベルリン=フィルとの共演アルバムの次がアコースティック・アルバムというのには彼らの「おじいちゃんバンド化」への懸念や戸惑いを感じずにはいられないが、作品そのものは非常に上質で、安心して聴ける。 もともとバラードには定評のあるバンドだけに、バラード中心で攻めるというのもアリなのだろうが、そこは老いたるとはいえSCORPIONS、よく練られたアレンジで、ロックナンバーも新しい魅力たっぷりに生まれ変わらせ、アンプラグドならではの良さをしっかり聴かせてくれている。 Cのコーラスなんて、アコースティックギターならではの躍動感で盛り上がりが増しているし、個人的にはそれほど名曲だとは思えないJも、オリジナルより感動的じゃないだろうか。Hなどはもはや別の曲みたいだが、これもまた悪くない。 新曲も3曲入っていて、それぞれムーディでメロディアスなのだが、気持ちメロディがありきたりな感がなくもない。 しかしなんと言っても特筆すべきはKlaus Meine(vo)の伸びやかな歌声も、タイトな演奏も最後まで完璧であるという点だろう。 これってかなりスゴいことだが、何気なくこなしているあたりが、彼らのロックバンドとしてのキャリアの偉大さを物語っていると思う。 (10/25) |
| KARMA/KAMELOT |
| @Regalis Apertura AForever BWings of Despair
CThe Spell DDon’t You Cry EKarma FThe Light I Shine on You GTemples of Gold HAcross the Highlands IElizabeth i.Mirror Mirror Jii.Requiem for the Innocent Kiii.Fall From Grace |
| 元CONCEPTIONのRoy S. Khan(vo)が加入して3枚目となる5th。 Royが加入したという動機で聴き始めた3rdが個人的に何も心に訴えてこない期待ハズレなものだったのでマークをはずしていたが(4thも未聴)、なんだか変わったみたいだと評判なので手を出してみたら、メチャクチャ良かった。 シンフォニックでメロディアスなHMの中でも間違い無く最高水準に達してるといえる。 Sascha Paethの手腕による所も多分にあるのかもしれないが、盛り上げる所をよく心得たアレンジ&アンサンブルは非の打ち所がない。 そしてなんと言ってもこのバンドの看板であるRoyの歌唱がすばらしい。 歌がうまいシンガーというのは意外とたくさんいるが、そのほとんどが技術的なうまさだけで魅力に欠けているなかで、Royのヴォーカルは実に個性的である。 CONCEPTION時代から彼の歌声は「エロい」魅力に満ちていたが、そのエロティックさにはいっそう磨きがかかっており、ドラマティックな楽曲をさらに光らせている。 この手のバンドに良くある傾向として疾走曲・バラードは及第点でもテンポを落とした曲がクソで全体の印象を損なうというのがある(と個人的によく感じる)が、KAMELOTの場合むしろスピード・チューン以外でのドラマティックさの方が良かったりする。CDEの流れは圧巻。 哀メロもいいけど、それだけじゃぁ物足りないって人もきっと満足できるであろう名盤。 (10/25) |
DOMINATION COMMENCE/THE DEFACED |
| @October Ruins AGrow BForsaken Life CSown
By Greed DStoner EThe Icon FEntering Domination GPitched World Collapse HProzak Nation IFanatic Minds JDestination Devastation KWhen The Levee Breaks |
| スウェーデンのロックシーンというのは我々から見ると少々変わっていて、一人のプレイヤーが複数のバンドやプロジェクトでプレイする所謂掛け持ちはわりと当たり前のようで、それは彼ら自身が語るような「シーンのせまさ」が原因と言うよりも、彼らの音楽活動に対する取り組み方が純粋で貪欲である事の現れであるという見方もできると思う。 このTHE DEFACEDも、Klas Ideberg(g.)とJörgen Löfberg(b.)はDARKANE,Henry Ranta(dr.)はSOILWORKと、それぞれ一線級のバンドで活躍しており、彼らのサイド・プロジェクトのように見えるが、クレジットを見るとソングライティングの中心となっているのはMatias Svensson(g.)なる人物で、その音楽性はDARKANEともSOILWORKとも異なり、スラッシュ的色合いが強い。 グルーヴィなリズムとカミソリリフのコンビネーションという90年代以降に築き上げられてきたスタイルは、もはや目新しいとは言えないが、モダンへヴィネス的手法を加味している事を差し引いても、非常に高いレベルのスラッシュメタルアルバムだといえる。 何より、このテのサウンドの肝であるリフが良い。アルバム全編を通して攻撃的なリフが続々と展開されているが、普通陥りがちなワンパターンなリフの連発、ということもなく、2人のギタリストのリフメーカーとしての非凡な才能が窺がえる。 スウェーデンというと期待されるであろう叙情メロディは、その攻撃性と比べると微少だが、メンバーのテクニックも含めて、アグレッションやブルータリティのみでも魅力充分であるし、今後その凶暴性を磨くなリ、メランコリックなメロディを大々的に加味するなりして、より一層のオリジナリティを作り出す事ができれば、シーンの牽引役にもなり得るであろう素質が感じられるデビュー作だ。 (10/18) |
| BEAUTIFUL CREATURES/BEAUTIFUL CREATURES |
| @1A.M. AWASTED BSTEP BACK CRIDE DWISH EKICK
OUT FBLACK LIST GKICKIN FOR DAYS HTIME AND TIME AGAIN IGOIN’ OFF JNEW ORLEANS KI GOT IT ALL |
| ロックンロールという言葉から連想される躍動感や鋭さ、やかましさをカッコいいと思える人なら大抵このBEAUTIFUL
CREATURESのデビューアルバムを聴いて、ピンと来るものがあるのではないか。 アメリカン・ロックの王道的サウンドからは、ガンズ等、先人達からの影響が一聴してわかるのに、古臭さが無いし、ただのモノマネには聴こえないのは、それだけクオリティの高い曲を書いているからであり、また、Joe Leste(Vo.)の熱い歌唱、DJ Ashba(G.)のハードでありながらもきちんとツボを心得たフレーズの連発等、バンド独自の持ち味がしっかり確立されているからだと思う。 景気も活気もさえない昨今、こういう元気いっぱいのR&Rこそがお茶の間で愛されてもおかしくないのでは?ってくらいサビはタイアップつきそうなものも多い。 聴くと元気になる一枚。 (10/15) |
| 見知らぬ世界/人間椅子 |
| @死神の饗宴 A涅槃桜 B侵略者(インベーダー) Cさよならの向こう側 D人喰い戦車 Eそして素晴しき時間旅行 F甘い言葉悪い仲間 G自然児Hエデンの少女 I魅惑のお嬢様J悪魔大いに笑う K棺桶ロック L見知らぬ世界 |
| 日本のベテランHRバンドの10th.フル。 「文芸ロック」と称され、江戸川乱歩等の文豪の世界を再現するような歌詞が彼らの特徴の一つであったが、本作では文学作品からの歌詞はなく、同時に彼らにしては前向きで明るい詞が多く、長いキャリアのなかでも異色作と言えるだろう。 いつもながら、といった感じでブリティッシュロック系、もっと言えばサバスな@で始まるのだが、続くAやCなど和嶋慎治(Vo.,g.)の曲では彼のヴォーカルスタイルも含めてこれまでよりもポップな雰囲気が前面に出されていて、好悪の意見が分かれるところかもしれないが、Fの幻想的な雰囲気はまことに秀逸であるし、アルバム全体を聴くと、B、D、Kのような鈴木研一(Vo.,B.)によるアグレッシブな楽曲との妙なコントラストができていて、ともすればチグハグになりかねないバラエティに富んだ楽曲をうまく並べていると思う。 G、Lのようなプログレッシブロック的展開で気合の入ったプレイを聴かせる一方で、まんま”Get It On”なリフで笑わせてくれるJや、Bのもろインベーダーゲームなラストのような遊び心もみせ、改めて引き出しの多さを感じさせる。 (10/8) |