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M-16
SODOM (2001)
戦争をテーマにした今作は、まさに戦争さながらの突撃スラッシュ・アルバム。
ジャーマン・スラッシュ勢の中でも屈指のスピードと頑強さで走りつづけてきた彼らに我々ファンが期待するものを一切裏切らない気合の入った楽曲とタイトな演奏は健在。
その強烈なメタル魂はMANOWARに匹敵するものがあり、それ故に時としてシリアスに捉えてもらえず色モノ扱いを受けるSODOMではあるが、彼らは至ってマジであり、その意志の強さは彼らの歴史が証明している。

スピードこそ前作『CODE RED』に譲るものの、7.M−168.Lead injection10.Marinesにみられるような曲ごとのドラマチックな纏りは非常に良く、SODOM特有の殺伐とした雰囲気が最後まで維持されている。

ボーナストラック目当てに紙ジャケ嫌いをこらえて初回の輸入盤を買ったのに国内盤がまったく同じ内容だと知ってしまった時のショックや憤りの気持ちとマッチする11.SURFIN' BIRDも笑える。
ビクターのバカ。出すならもっと早く出してよ。 (2002.2.7)


I GET WET
ANDREW W.K. (2001)
米国の新人ながらイギリスで人気に火がつき、日本でも今のところは輸入盤のみながらも結構な話題になっている天才的バカ集団入魂の一枚。
アップで鼻血という刺激的なジャケットにも見られるように強烈なキャラを持っているようだが、音楽の部分でも強力な魅力を携えているからこそ話題になっているのは言うまでもない。

で、どんな音楽かというと「男性ホルモンを注射したCHEAP TRICK」とか「DEF LEPPARD只今宴会中」と表現できるような、そしてなによりWILDHEARTS的である痛快なほどポップでキャッチーなハード・ロックンロール。80年代風シンセサイザーやコーラスでとにかく重厚に作り出されたゴージャスなサウンドで終始盛り上がり続ける力任せっぷりは微笑ましいどころか爆笑モノ。
もちろんそれだけではなくて、ハイ・テンションぶりの根底には卓越したメロディセンスが垣間見えるし、だからこそこれだけ濃厚でありつつも最後まで飽きさせずに聴かせる事ができるのだろう。
どことなくぶっきらぼうなヴォーカルも不思議な魅力を感じさせるものがある。

小・中学校や幼稚園での運動会のBGMとして、目覚まし代わりに、超かったるい出勤・通学時の活力剤に、楽しいドライヴのお供にと家族揃って楽しめるマスト・アイテムです。
 (2002.2.4)