アルバム全曲一言感想

THE CHANGING SAME

平井堅 Ken Hirai

2000/06/21発売(SRCL-4854)

1

Introduction -HERE COMES K.H.-

平井堅の登場を告げる拍手。拍手が移動して聞こえるところがこだわり。言うまでもなくこのアルバムがかたちづくる一つのステージの始まりでもある。

2

Love Love Love

ア・カペラから始まり、彼のヴォーカルを堪能できる1曲。思いきり気持ち良さそうに歌っていて、すがすがしさと幸福感がこみあげてくる。この歌を「楽園」の前に聴いていたら即座にファンになっていただろう。好感度☆☆☆☆☆。

3

Why

「Love Love Love」の後に置かれるとやはり物足りない印象。まるっきり正反対の状況を歌っているので当然だが、気持ちがしぼんでしまう。好感度☆☆☆。

4

affair

「楽園」のカップリングで聴いたときよりはいい印象。サウンドとしてはかっこいいが、やはり歌詞がクサ過ぎと感じる。好感度☆☆☆。

5

the flower is you

暖かい歌詞が好き。本人曰く「ソファーに並んで座り、慰めるようなイメージ」。好感度☆☆☆☆。

6

Interlude -BRIGHTEN UP-

このアルバムのアップテンポなパートの始まりを告げる。

7

K.O.L.

K.O.L. = Key Of Life。前のInterludeからのつながりがかっこいい。リズムと韻の踏みかたが良い。好感度☆☆☆☆。

8

LADYNAPPER

平井堅言うところの「濡れる歌」。佐藤竹善ならば抽象的な描写で「チョリンチョリン」なムードを出す。例えばアルバム「FACT OF LIFE」の7曲目「LET ME IN」。桑田圭祐ならもっと猥雑な隠語を並べ立ててパワーで押し倒す。「エロティカ・セブン」など。どちらも本当はシャイな性格が現れているのだと思う。

平井堅の場合、エロいことを表す隠語というよりお約束の記号をモロに書いている。「濡れる」歌を歌うことに対する彼の愚直なほどのまじめさが見えて微笑ましいほど。淑女(これも本来の意味ではなくお約束の記号)を狙う少年の下心を描いたものだそうだが、甘えるようなファルセットヴォイスとも相まって、女性のいわゆる母性本能をくすぐるのだろう。「坊や、かわいい」である。下手をすると三流ポルノ小説に堕しそうな歌詞をキュートに聴かせる一曲。好感度☆☆☆☆。

9

Unfit In Love

アレンジとコーラスで久保田利伸が参加していると聞くと、なるほどとうなづけるサウンド。妙に説明的な割にピンとこない歌詞とメロディがunfitで、好感度☆☆。

10

wonderful world

ふわふわした感じのラブソング。「君がいる世界はなんてすばらしいんだろう。君は僕の世界そのものだ。」聴いて幸せになれる一曲。好感度☆☆☆☆。

11

Interlude -TURN OFF THE LIGHTS-

次の「楽園」のイントロへつながるクールダウン。見事。

12

楽園

やはり、この曲が来ると安心する。好感度☆☆☆☆☆。

13

アオイトリ

イントロが演歌みたいだと思ったらメロディーラインもとっても日本人好み。ベースが刻む細かいリズムとサビの「いっい〜」という声が印象的。好感度☆☆☆。

14

The Changing Same -変わりゆく変わらないもの-

変わりながらも歌い続けていくことこそが変わらぬ自分自身。Sing Like Talkingの「Seasons of Change」に通じる視点。死ぬまで歌い続けていたいと日頃から語る平井堅の姿勢が静かに示される。好感度☆☆☆。

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