start 2003 March 29
![]()
3月21日の朝 新聞の記事に心を揺り動かされた
なぜか、自分の耳にするアメリカによるイラク侵攻のニュースには
この話題がのぼってこないのかが不思議だった。
いまだに耳にすることがないのは、たまたま自分が耳にしたり目にしたりするニュースでは言っていないだけ。。。
そう願っている。
が、
もし、この演説文を耳にしたり目にしたりした事のない人がいたらと思い
東京新聞さんの快い許可の元に
俺が読んだ記事をこのページに転載します。
「最小の犠牲で最大の効果を。。。」などと口にするような人が今後現れないように祈りつつ。
なぜならそれを口にする人たちは、決して「最小の犠牲」の中には含まれていないから。。。。
(以上は管理人からの言葉です)
以下 東京新聞 2003年3月21日 28,29面「こちら特報部」より転載
1人の少女の演説が、いま地球を駆けめぐっている
イラクの子供達はどうなるの? (What about the Iraqi Children?)
イラク攻撃が始まったが、砲弾に倒れるのは決して兵士だけではない。
子供達が犠牲になる。
米国メーン州の反戦集会で今月初め、1人の女子中学生が「イラクの子供達はどうなるの」と題して演説をした。
その主張は今、ネットで世界を駆け巡り、感動を呼んでいる。
戦争を進めるブッシュ大統領や自国民を盾にするフセイン大統領、そして前線の兵士らに届くだろうか(立尾良二)
この少女は、同州のカニングハム中学校に通う十三歳のシャーロット・アルデブロンさん。
イラクの子供たちの実情をどこで知ったのか。
「こちら特報部」の取材に応じたシャーロットさんは
「”イラクの子供”や”湾岸戦争””死”などの言葉を使い、人権団体のホームページやニュース検索で調べた」と言う。
普段から時事問題に関心があり、母親で弁護士のジュリアンさんとよく話すと言う。
「イラクの子供達も母親と食卓を囲みながら、爆弾がいつ落ちるかと心配している。そう考えると、とても悲しい」
最近、米陸軍の関係者がメーン州知事に「学校での討論が反戦に偏っている」と抗議、
全学校に「戦争について話す時は中立であるべきだ」との手紙を送ったという。
「大半の生徒は友達から反対されるのを恐れて、戦争について素直に意見を言わなくなった」とシャーロットさん。
今回の攻撃については
「法律違反です。米国のような国が国連を無視したら、だれも国連に従わなくなり世界は無秩序になります」
シャーロットさんの演説を支持する声は全米や各国から届く。
母親のジュリアンさんは「マリ、ルワンダ、コンゴ、ハイチなどで国連児童基金などの仕事をしていたため娘は多くの国で育った。
普通の子供とは違うものの見方をするようだ」と話す。
ジュリアンさんは日本のイラク攻撃支持について
「第二次世界大戦で米国が日本に引き起こした恐怖を考えれば、とても残念。地球の反対側に住む孤立無援の人々が
(当時の)日本とおなじ苦しみを味わおうとしている」と危ぐした。
演説全文(日本語訳 東京新聞記者)
米国人がイラク爆撃を思い浮かべるのは軍服に身を包んだサダム・フセインの姿です。
または銃を持ち、大きな黒い口ひげを生やした兵士、もしくはホテルのロビーの床に「犯罪者」という言葉を添えてはめ込まれた
ジョージ・ブッシュ大統領のモザイク画です。
でも驚いてはいけません。イラクの人口二千四百万人のうち、半分以上が十五歳以下の子供なのです。
千二百万人は私と同じ子供なのです。私は十三歳になりますが、イラクの子供達は私より少し大きいか、ずっと小さいか、
女の子もいれば男の子もいます。髪も茶色だったり、赤毛だったり。しかし、みんな私と同じ子供なのです。
ちょっと私を見てください。いいえ、じっくり見てください。
皆さんがイラク爆撃を考える時、頭に思い浮かべなくちゃいけないのは私の姿なのです。
皆さんが殺そうとしているのは、この私なのですよ。
運がよければ、私は即死するでしょう。一九九一年二月十六日、バグダットの防空ごうでスマート爆弾がさく裂して、
三百人の子供が死んだように。
猛烈な炎が襲いかかり、子供と母親の姿が壁に焦げ付きました。今でも石壁に張り付いた黒い皮膚の小片をはぎ取り、
湾岸戦争勝利の記念品にすることができます。
不運にも私はゆっくり死ぬかもしれません。十四歳のアリ・ファイサルのように。
彼は今、バグダットの子供病院の「死の病棟」に入院中です。皆さんが湾岸戦争で使用した劣化ウラン弾でがんになったのです。
私も生後十八ヵ月のムスタファのように、苦痛の中で死んでいくかもしれません。
サシチョウバエが媒介する寄生虫に心臓や脳などを食い破られるのです。ムスタファはわずか25j相当の薬があれば完治するのに、
経済制裁で薬がまったくないのです。
いえ、私は死なないかもしれません。
サルマン・モハメッドのように、見た目には何ともなくても、精神的障害を抱えて何年も生きるのです。
彼は九一年、皆さんがイラクを攻撃したとき、妹たちと生き延びましたが、そのときの恐怖が消えないのです。
サルマンは、いまだに空襲警報の悪夢を見続けています。
もしかすると、私はアリのように戦争孤児になるかもしれません。湾岸戦争で父親が殺されたとき、アリは三歳でした。
彼はその後三年間、父親の墓へ毎日通い、墓石の泥をはらいながら
「父さん、もういいんだよ。出ておいで。父さんをそこに閉じ込めたやつらはもういなくなったから」と叫びつづけました。
いえ、私もロイ・マジェドのように無傷で何とかやれるかもしれません。
彼にとって湾岸戦争は学校がなくなり、いくらでも夜更かしができることを意味しました。
教育を受けなかった彼は今、路上で新聞を売って生きようとしています。
皆さんの子供だけでなく、めいやおい、隣の子供たちがこうなると想像してみてください。
皆さんの息子が激しい痛みで断末魔の声を上げています。
でも皆さんはその痛みを和らげるすべが何もないと想像してください。
娘が倒壊したビルのがれきの中で泣いています。
でも、皆さんは彼女に近づくこともできないと想像してください。
冒険映画でも空想でもビデオゲームでもありません。
これがイラクの子供たちの現実なのです。
国際的な調査団がイラクに入り、子供たちが戦争の足音にどんな影響を受けているかを調べました。
半数が「もうこれ以上生きても無駄」と答えました。
本当に小さな子供でさえも戦争の意味を知り、不安がっているのです。
五歳のアッセムは、戦争を「銃と爆弾で空気は冷たくもなれば熱くもなる。みんな真っ黒焦げさ」と表現しました。
十歳のアエサルは、ブッシュ大統領に
「イラクの子供たちが大勢死ぬでしょう。あなたはそれをテレビで見て、悔やみますよ」というメッセージを送ろうとしました。
小学校を思い出しましょう。
問題が生じたら、叩いたりののしったりせず、話し合い、
「私なら」の精神で解決するように教わりましたよね。
「私なら」の精神は、相手の行為があなたに嫌な思いをさせていることをわからせることです。
そうすれば相手はあなたを思いやり、行為をやめます。
今こそ「私なら」の精神を伝えたい。
いえ「私たちなら」ですね。ひどい事態になるのをただ待つしかないイラクの子供たちが「私たちなら」。
自分達で何も決められないのに、すべての結果に苦しまねばならないのが「私たちなら」。
声が小さすぎて、聞こえないほど遠く離れているのが「私たちなら」。
次の日も生きているかどうか分からないなんて、怖いことです。
だれかが私たちを殺したり、傷つけたり、未来をはく奪するなんて許せません。
明日、両親が生きているかどうかを知ることだけが私たちの望みだなんて、悲しすぎます。
シャーロット・アルデブロン
昨日、3月28日にシャーロットの家族にE-mailを書いた。
原文を掲載させて欲しいと。
母親のジリアンさんは快く承諾してくれた
俺は思う。
戦う事をあきらめてはいけない。でも、それは殺しあうと言う意味ではない。
お互いの考えている事を話し合い、表現していく中で
なにか新しい考えを得、新しい関係を築くための闘いであると。
以下にシャーロットによる原文(英文)のスピーチを掲載します。
|
Published on Tuesday, February 18, 2003 by CommonDreams.org
|

スピーチをするシャーロットさんです。
|
Presque Isle, Maine Peace Rally
Speech
Before 150 Aroostook county residents from around the County February 15, 2003 - St. Mary’s Church |
|
by Charlotte Aldebron
|
|
When people think about bombing Iraq, they see a picture in their heads of Saddam Hussein in a military uniform, or maybe soldiers with big black mustaches carrying guns, or the mosaic of George Bush Sr. on the lobby floor of the Al-Rashid Hotel with the word “criminal”. But guess what? More than half of Iraq’s 24 million people are children under the age of 15. That’s 12 million kids. Kids like me. Well, I’m almost 13, so some are a little older, and some a lot younger, some boys instead of girls, some with brown hair, not red. But kids who are pretty much like me just the same. So take a look at me?a good long look. Because I am what you should see in your head when you think about bombing Iraq. I am what you are going to destroy. If I am lucky, I will be killed instantly, like the three hundred children murdered by your “smart” bombs in a Baghdad bomb shelter on February 16, 1991. The blast caused a fire so intense that it flash-burned outlines of those children and their mothers on the walls; you can still peel strips of blackened skin?souvenirs of your victory?from the stones. But maybe I won’t be lucky and I’ll die slowly, like 14-year-old Ali Faisal, who right now is on the “death ward” of the Baghdad children’s hospital. He has malignant lymphoma?cancer?caused by the depleted uranium in your Gulf War missiles. Or maybe I will die painfully and needlessly like18-month-old Mustafa, whose vital organs are being devoured by sand fly parasites. I know it’s hard to believe, but Mustafa could be totally cured with just $25 worth of medicine, but there is none of this medicine because of your sanctions. Or maybe I won’t die at all but will live for years with the psychological damage that you can’t see from the outside, like Salman Mohammed, who even now can’t forget the terror he lived through with his little sisters when you bombed Iraq in 1991. Salman’s father made the whole family sleep in the same room so that they would all survive together, or die together. He still has nightmares about the air raid sirens. Or maybe I will be orphaned like Ali, who was three when you killed his father in the Gulf War. Ali scraped at the dirt covering his father’s grave every day for three years calling out to him, “It’s all right Daddy, you can come out now, the men who put you here have gone away.” Well, Ali, you’re wrong. It looks like those men are coming back. Or I maybe I will make it in one piece, like Luay Majed, who remembers that the Gulf War meant he didn’t have to go to school and could stay up as late as he wanted. But today, with no education, he tries to live by selling newspapers on the street. Imagine that these are your children?or nieces or nephews or neighbors. Imagine your son screaming from the agony of a severed limb, but you can’t do anything to ease the pain or comfort him. Imagine your daughter crying out from under the rubble of a collapsed building, but you can’t get to her. Imagine your children wandering the streets, hungry and alone, after having watched you die before their eyes. This is not an adventure movie or a fantasy or a video game. This is reality for children in Iraq. Recently, an international group of researchers went to Iraq to find out how children there are being affected by the possibility of war. Half the children they talked to said they saw no point in living any more. Even really young kids knew about war and worried about it. One 5-year-old, Assem, described it as “guns and bombs and the air will be cold and hot and we will burn very much.” Ten-year-old Aesar had a message for President Bush: he wanted him to know that “A lot of Iraqi children will die. You will see it on TV and then you will regret.” Back in elementary school I was taught to solve problems with other kids not by hitting or name-calling, but by talking and using “I” messages. The idea of an “I” message was to make the other person understand how bad his or her actions made you feel, so that the person would sympathize with you and stop it. Now I am going to give you an “I” message. Only it’s going to be a “We” message. “We” as in all the children in Iraq who are waiting helplessly for something bad to happen. “We” as in the children of the world who don’t make any of the decisions but have to suffer all the consequences. “We” as in those whose voices are too small and too far away to be heard.
Charlotte Aldebron, 12, attends Cunningham Middle School in Presque Isle, Maine. Comments may be sent to her mom, Jillian Aldebron: aldebron@ainop.com |