月の夜

それは夜空が静かに
大地へくちづけしたかのようだった
花のほのかな明るみのなかで
大地がただ夜空だけを夢見るようにと

そよ風が野原をわたり
麦の穂はやさしく波うち
森はかすかにささめいていた
とても星のさえる夜だった

そしてわたしの魂は
その翼を大きく広げて
静かな田園を羽ばたいていった
まるで自分の家に帰っていくかのように


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