ジョン・レノンに捧げるピース・イベント
一年前の冬から、クロスカントリー・スキーを始めた。競技ではなく、冬の散歩である。専用コースを歩くこともあるが、自宅から車で40分ほどのところにある野原がお気に入りのフィールド。そこを1時間歩くと、程よい運動にもなり、ストレスも解消される。往き帰りの時間を合わせても2時間半あれば大丈夫なので、忙しい時期にも時間を捻出して時々出かける。いや、忙しい時ほど通っているかな。
日中に時間が取れればいいけれど、無理な時は早朝に強行する。朝、まだ暗いうちに家を出発。空が白み始め、遠くの山の端がおぼろげに見えてくる頃、到着。フィールド上で日の出を迎える。視界に入るものは、一面雪に覆われた大地と木々、遠くの山々。空と雲と太陽。それだけである。人工の建造物は一切ない(さすがに木の杭くらいはあるけど)。もちろん、こんな時間に他の人を見かけることも絶対にない。
特に美しいのは雲である。太陽が顔を出す前から、雲は刻々と形と色彩を変化させ続ける。運動不足解消のために始めたクロカンなのだが、足を止めて延々見とれることもしばしば。デジカメを持参した時は、数歩進んではシャッターを切るものの、家に帰ってパソコンで確認すると、のっぺり平面的でがっかりする。
思えば日常生活で空を見上げることなんてあっただろうか。ぼくは一日のほとんどを屋内で過ごすので、視界に入る空はいつも窓枠で切り取られている。外に出ているときでも、視線を電線や建物より上にもっていくことがほとんどない。そんなわけで、普段のぼくの生活において、空や雲は、視界にこそ入っているものの、直接焦点を合わせる対象ではなかった。
家のベランダから見える空も、クロカンの時に見る空も、実は同じなのだ。さらに当然のことだが、時おり砂嵐の吹き荒れる国の空や、「FREEDOM」を第一に掲げる国の空も同じなのだ。ぼくらは同じ太陽の恩恵を受けている。
オノ・ヨーコの、いわゆる前衛作品は正直言ってわからない。でも、時々空を見上げるくらいなら、ぼくにもできる。「リンク御免」を謳う我がサイトなれど、2003年3月20日、特例でリンクを張ることにした。(って、大げさすぎ)
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