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第2話「冒険」
作:chierin


今日は週初め、Chierin++は売り子の仕事をサッサと済ませ工房に帰ってきた。

「ふぁ〜終わったぁ〜!週初めは仕事多くて大変だった」

「Chierin++お姉ちゃんお疲れさまぁ♪それで売れた?」

「お、杏♪いっぱい売れたよ〜完売完売♪」

「やったぁ〜!自分が作ったのが売れると嬉しいね!」
杏は満面の笑みで喜んだ。

「うんうん!杏が作るパン美味しいもん♪」

「まだまだ見習いだけど、もっと美味しい料理作れるよう頑張るね!」

「うんうん!がんば!!」
「それじゃ、先にあがるね〜寄るところあるからさ」

「おろ?もう夕方なのにお姉ちゃんどこか遊びに行くの〜?」

「うん、最近友達になった人達と冒険の約束したんでさぁ〜」

「おぉ〜!すごいね〜いいなぁ〜!」
目を輝かせながらChierin++を見つめる。

「あはは、わかった今度紹介するよ♪」

「うん!お願いね!」
「それより、あんま晩くならないようにね!」

「ほぉ〜い!」

そんな約束を交わしたChierin++は、冒険の準備を済ませ
待ち合わせの東病院横に向かった。

時間が早かったのか、まだ誰も来ていなかった。

「ふぅ〜まだ誰も来てないかぁ〜・・・」
キョロキョロと周りを見渡していたら
そこへ可愛い女の子がニコニコしながら向かってきた。

「どーもー、ちびっ子隊副隊長のバディアです♪」

「わぁ〜初めまして〜・・というかバザーで会いましたよね♪」
「でも自己紹介まだでしたよね〜、みなさん集まったらしますね」

「うんうん、お願いね〜」

それから程なくして、秋君、ありさ、Goddessが待ち合わせ場所に現れた。

「そろったね。じゃぁ出発しよう〜」

「おーー!!」
みんな一斉におきまりのかけ声をした。
バディアは先頭に立ち皆を引き連れ歩き出した。

「あ、そうだ自己紹介するね。Chierin++と申します!よろしくね♪」

「ねね〜、Chierin++ちゃんは職業なにしてるの〜?」
と、秋君が興味津々に聞いてきた。

「あ、言い忘れた!えっと、私はクレリックだよ〜」

「お!僕もクレリックだよ!奇遇だね♪」

そこにGoddessの鋭い突っ込みが
「な〜に言ってるの、秋君は殴りクレでしょ」

「あははははっ」
「じゃぁ、Goddessさんは職業なんですかぁ?」

「あたしは、魔術師だよ」

「へぇ〜そうなんだぁ〜」
「バディアさんやありささんは何の職だろう?」
「・・・って敵だぁ!」

色々話している間に、敵に囲まれていた。
すかさずバディアは乱れ打ちを放ち。負けじとGoddessもヴォルケを飛ばした。

「うおぉぉ〜!」
かけ声をかけながら秋君は杖でバットを振るかのように敵を殴った。

「私も〜負けないよ〜」
そう言いながら、ありさも後に続いた。

すると、あっという間に敵は全滅していた。

「わぁ〜!みんなすっごぉ〜い!!あっという間に退治しちゃった♪」
「私の出番なかったよ〜ふふ」
「バディアさんは弓術士なんですね。ありささんは剣士ですか?」

「うんうん!剣士だよ」
ニコニコしながら答えた。

「あ、バディアさん、どこへ冒険行くんですか?」

「イールで牛鬼の話を村人から聞いたんで、牛鬼洞窟行こうと思うんだけど〜いいかな?」

「おぉ〜行こう行こう〜人助けだね!」

「うんうん」

ファンブルグの北東を進んでいくと、生い茂る木々の中にぽっかり口をあけた洞窟が見えてきた。


するとバディアは大きな声で
「ここからは、気を引き締めていこぉ〜!」

「おーー!!」
また一斉に掛け声をかけた。

入る前に見張りがいたので、みんな忍び足で中へ入っていった。
洞窟の中は湿ってて暗い。先頭のバディアはたいまつを持ち警戒しながら進んでいった。
すると、男性が倒れているのを発見する。話しかけてみると、この人も牛鬼退治に来ているようだ。
だが、一緒に来た仲間たちが捕らえられてしまったようで困っているようだった。
とりあえずChierin++はその男性にヒールをかけ手当てをしてあげました。

「すまないねお譲ちゃん」
「この先に宝物庫があるんだが、そこに私の仲間が捕らわれていて、牛鬼もいる」
「どうにか助け出してくれないだろうか」

「はい!任せてください!!」
威勢良くChierin++は言った。

「すまない・・・あ、そうだこの酒を持っていってれないか」
「途中見張りが居ると思うんだ。そいつにこの酒が効くかもしれん・・・」

「わかりました!やってみますね!」
そうChierin++は言うと、仲間とその場を去った。
途中何度も戦闘を行い少し疲れが出てきた頃、宝物庫に着いた。
そこには、さきほどの男性が言っていたように、見張りが立っていた。

「なんだ!貴様ぁ!」
斧を振り上げて攻撃を仕掛けてこようとしていた。

バディアたちは、もしもの為に戦闘体勢へ入った。

「Chierin++!貰ったアレ出して!!」
Goddessは構えながらChierin++の方を見て叫んだ。

「うん!わかった!」

Chierin++はすかさず貰ったお酒を取り出し、そいつに差し出した。

「おぉぅ?おめぇいい酒持ってんじゃねぇーか」
そう言いながら、お酒の栓を開け勢い良く飲み始めた。

「グビグビグビグビ・・・・うぅ・・なんだか眠く・・・バタッ・・・ぐぅぐぅ〜〜Zzzzz」

なんと寝入ってしまった。
メンバー全員驚いた。

「おぉ〜こんな効果があったんだね!」
「さぁ、捕らえられてる人々を助け出そう!」

オリに入れられていた人々を全員助け出し、先へ進もうとすると一人の女性が呼び止めた。

「ちょっと待ってください!そっちには、牛鬼の使い魔の鬼犬と牛鬼がいますよ!」

バディアはその人に向かってこう叫び、走っていった。
「大丈夫!私たち、ちびっ子冒険隊だもん!」

メンバーは武器を換え向かっていった。鬼犬はそう強い相手ではなかったためすぐ終えた。

Chierin++は慣れない冒険のため、少し疲れていた。
「あとは牛鬼だけだね〜。ここまで来るのに疲れたぁ」

張り切って乱れまくっていたバディアは、ちょっと疲れ気味。
他のメンバーも喋りすぎて疲れていた。
Chierin++は力が無いためヒールをかけるだけで精一杯だった。

「さぁ〜突撃だぁ!!」

「おぉーー!!」

かくして、Chierin++、バディア、ありさ、秋君、Goddess等は牛鬼に挑んでいった。

現在の実力では少しきつかったが、誰も負傷せず戦いに勝ったのである。
戦いに負けた牛鬼は、その場に倒れこんでいた。

「オマエらツヨイな・・・」

Chierin++は、恐る恐る近寄っていった。
それを見た仲間は止めようとしたが、止まろうとしなかった。

「牛君・・・これあげる」
Chierin++は何かを牛鬼に差し出した。

「ナンダ?オ?コレは、オレのスキなサケではナイカ」

「そこで居眠りしてる見張りのゴブリンが持ってたお酒を持ってきちゃったから」
少し照れながら微笑んだ。

「ム・・・ニンゲン・・・キライだがオマエいいヤツだ」
「オマエ、ココでイッショにイナイか?」

「あぅ、ごめんね牛君。私ここにいるみんなと一緒に帰らなきゃいけないんだ」
「でも、友達になろう♪また遊びに来るよ!」

「オウ・・・マッテルぞ」

「あ、ヒールかけておくね」
「じゃぁ、帰るね!またね!」

「ナニかアッタらオレをスグヨンデくれ。すぐカケツケルぞ」



そんなChierin++の行動を見たメンバーは驚きまくっていた。

「ひゃ〜すごいなぁ〜Chierin++ちゃん!あの牛鬼を友達にしちゃうなんて」
バディアは興奮冷めやらぬ様子。

「うんうん、すごいよねー」
ありさも少し興奮気味。

「あははは!」
秋君は笑いが止まらないようだ。

「すごいねぇ〜」
Goddessは結構冷静さを保っている。

そして、バディアはChierin++をちびっこ冒険隊に入らないか誘った。
「ねぇ、Chierin++ちゃんもうちのギルド入らない?」

「えぇ?こんな力が無い私でも入っていいの?」

「そんなことないよ〜!牛鬼友達に出来るくらいなんだから、頼もしいよ♪」
「ギルドに入れていいだろ〜?みんな」

「うん、OKだよ!」
みんなの意見は一致した。

「やったぁ〜!私これからちびっ子冒険隊なんだね!嬉しい♪」
「みんなこれからもよろしくね!」
ニコニコ微笑みながら、ちびっ子隊メンバーにお辞儀を一生懸命した。

無事冒険を終え、ファンブルグに帰ってきたのはもう夜中だった。
つづ〜〜くぅ
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