2001年9月の『一曲』


笠井紀美子 with シダー・ウォルトン・トリオ
「KIMIKO IS HERE」より
「SAD SONG」

今、どうしても欲しいCDがある。
笠井紀美子というヴォーカリストの 「キミコ・イズ・ヒア」 というCD。
先日、 「BOKUNEN」 に飲みに行った。
そこで聞こえてきたのが 「キミコ・イズ・ヒア」 である。
名前を聞くのすら初めてのアーティスト、笠井紀美子。
ジャズボーカルはあまり聴かないのだがこれは聴けそうだ。
声が好きだ。
綺麗な声は勿論素敵だが、少しイガイガしたような強い声の方が好きだ。
そんな感じの笠井紀美子。
エゴ・ラッピンの中納 良恵を連想させる。
右隣の友人は、そんな事はないと言っていたが。

シダー・ウォルトン・トリオをバックに堂々と歌い上げる当時まだ20代の笠井紀美子。
6曲目の 「サッド・ソング」
悲しい曲好きを自称する俺にとって、これ以上そそられる曲名はあるのだろうか?
期待は裏切られず、悲しい曲。

欲しい!すごく欲しい!ウォンテッド!
普段ならば次の日CD屋に駆け込めば良い事なのだが、今回はそうもいかない。
no money?
苦しいながら、一枚ぐらいならなんとか捻出できる。
しかし、”廃盤”ばかりはどうしたものか。
なんとか売れ残っている在庫は無いものかと、CD屋を3店まわるが却下。
生産中止の場合は在庫は残るが、廃盤は在庫もメーカーに回収されるのだそう。
明日はタワレコ行こうと思うが、期待薄。

無いと分かると無性に欲しくなるこの性格。
明日からはネットを駆使するとしよう。
待つのは大嫌いだが今回は我慢する。
どうしても手に入れたいのだ。
こうなってくると、実際手に入れた時を想像すると少し怖くもある。
過大に美化されている気がしてきた。
9月29日(土)




Bireli Lagrene&Sylvain Luc
「duet」 より
「Isn't She Lovely?」 (かわいいアイシャ)

朝、国立病院に寄ってきた。
右手人差指の第一関節に ”何か ”あるのだ。
この異物は10年以上前から俺の指内に存在していたのだが、煩悩と供に徐々に成長してきたようだ。
軟骨か何かだろうか?
レントゲンでもはっきりと球形の ”何か ” が写っている。
不便が無いのならば別に構わないのだけれど、痛い・・・
そのサイズと供に、痛みも又、激化している。
今のうちに治してしまわなければ。
整形外科はかなり混み合っている。
結構な待ち時間は覚悟しなければ。
雑誌も置いていない、医療現場観察会開催という事となった。
整形外科は比較的元気な方が多いな。
明るい顔で漫談してる年配の方がチラホラ。
お隣は放射線外科だっただろうか。
その奥に産婦人科。
小児科はどこにあるのだろう?
小さい子供を沢山見かける。

基本的に子供は嫌いだ。
でも病院で目にする、母親に抱かれて寝息を立てている赤ん坊等には 「可愛い」 と感じる。
この違いはどのようにして生まれるのだろうか?

「可愛い」 っていう言葉は個人の本能を表す言葉なのだという。

根拠も理由もなく、責任も義務もなく、社会性も利害もない対象について、
わたくしたちは普通、 「可愛い」 と発するのである。
〜高村薫 「半眼訥訥」 より〜

確かにそうなのだと思う。
可愛いと思った子供が、例えば飯屋で騒ぎ始めたら、もう可愛くなくなる。
そこには、俺にとって利害関係が成立するからなのだろう。
病院で目にした、母親に抱かれた子供にはそれが成立しない。
だから 「可愛い」 。
これがもし、自分の子供だったらどうなんだろうか?

好きな曲がある。
「Isn't She Lovely?」
スティーヴィー・ワンダーが娘のアイシャの愛らしさを歌った名曲である。
本当にそんな気持ちが伝わってきそうな愛らしい一曲。
今載せているのは、ビレリ・ラグレーンとシルヴァン・リュックという二人のギタリストのデュオ・アルバムなのだけれど。
勿論スティーヴィーの原曲も好きだが、そういえばそのCDはM田にあげてしまっていた。
この 「Isn't She Lovely?」 もとても良い。

いつか自分の子供が生まれたとして、俺はどんな風に感じるのだろうか?
「Isn't She Lovely?」
自然にそんな感情が湧き上がってくるならば、俺もその子も配偶者もきっと幸福なのだろうな。
9月27日(木)




jamiroquai
「jamiroquai -emergency on planet earth- 」 より
「when you gonna learn (didgeridoo)」

昨日からジャミロクワイを聴いている。
今、CD屋で大売れしているあのアルバム(ファンク・オデッセイ )ではない。
93年発表のファーストアルバムである。
なぁんでか?
先日、2コ上の友人にこのアルバムを頂いた。
ジャミロクワイをちゃんと聴くのは初めてだ。
メディアで見かけることは幾らかあったが、テレヴィによって焼き付けられたのは、
でっかいハット被って、ジャンプで壁すり抜けちゃうあの兄チャンのあの姿。
いつもクネクネ
当時の”シャレオツヤング”が聴いていたというイメージが残る。
「アシッドジャズ」っていう当時検討も付かなかったジャンル分け
つまりは、若干アングラなイメージ
そんなもんで、 「ファンク・オデッセイ 」 のオリコン2位には驚かされた。

実はそんな事は無かったのだろう。
何せ、当時の俺は ”チャゲアス” や ”尾崎” をやっとこさ卒業した頃なのだ。
”オザケン” 、 ”ピチカート” のドアをノックノックしてる頃なのだ。
そんな俺にとって、大抵の ”シャレオツミュージック” はアングラ的だったのだろう。
恥ずかしながら8年遅れでジャミロQデビュー。
あぁこれ!聴いたことある。
そんな感じ。
SONYのMDキャンペーンのCMで使われたらしい。
格好良いね!気持ち良いね!
でも、ライナー読んでビツクリ。
案外真剣なテーマな歌だったのね。
“WHEN YOU GONNA LEARN?” (いつになったら気づくんだい?)
これって環境問題について歌ってるらしい。
「強欲な人間はよぉ」 チックな。
ちなみに2曲目 “TOO YOUNG TOO DIE” は反戦の歌。
「スティーヴィ・ワンダーの声とジョン・レノンの心を持つ男」 って言われてたらしい。
確かに スティーヴィの声に似てるなぁ。
気付かなんだ。

そういえば、これが 「アシッドジャズ」 なの?
当時は勿論ジャズなんて聴かなかったから、
ジャミロQ = 「アシッドジャズ」 って思ってたけれど。
ジャズを聴きはじめて4年。
未だに 「アシッドジャズ」 って領域には踏み込んでおらず、その真相は謎である。
これを機にチョコットかじってみよっかな、 「アシッドジャズ」。
9月26日(水)



BLUE MITCHELL
「BLUE'S MOODS」より
「I'LL CLOSE MY EYES」


象が死んで、泣いている夢を見た。
とりわけ動物好きという訳ではないのだか。
今日は寝起きが悪い、更に頭痛い。
昨日飲みに行って調子に乗りすぎたのだろう。
きっと俺は 「下戸の酒好き」 なのだ。
酒に弱い人間が飲み続けると、喉や口内の他、
食道にも同時にがんが広がる 「多重がん」 になる危険性が、
酒に強い人間に比べ18倍も高いのだという。
気をつけなければ。

寝すぎた、もう正午をまわっている。
結構な腹部暴慢感有り。
三連休の二日目、まだ何も行動を起こしていない。
休日は蕎麦を食べに行くことが多い。
休日を堪能している気分にさせてくれるし、何よりも、最近蕎麦が好きだ。
せっかくの連休、少し足を伸ばそう。
福井の 「おろし蕎麦」 は有名だそうであるが食べたことは無い。
急遽 「福井蕎麦の旅」 が決定、福井へ・・・
お店はネットで調べた。
デジタル世代っぽいな、俺。
今庄町(遠い)ってとこが有名らしいが、時間も時間なので福井市のお店 「きょうや」 へ。
辛い!(おろし蕎麦だし当然か)が美味しい。
80km 金沢から遠のいた分だけの掛け値が全く無いとは言いきれないかもしれないが、美味しい。
満足して帰る金沢。
調子に乗って寄るCD屋。
以前から買いあぐねていたブルー・ミッチェルのブルース・ムーズを今日は買ってしまおう。
一曲目の 「I'LL CLOSE MY EYES」 でニンマリ。
買って良かった、名盤って言われてるだけあってやっぱり良い。
うまく言い表せない。
「ジャズって感じ!」 ランキングつけたらかなり上位に食い込む感じ。
ミッチェルのトランペットは勿論、ウィントン・ケリーの軽やかにスウィングするピアノも気持ち良い。
トランペットのワンホーンアルバムです。
日本のジャズファンはワンホーンのアルバムが好きなのだという。
俺も例外ではない。
「休日の夜は、ワンホーンのアルバム!」
ついさっき決めたところだ。
9月23日(日)



KEIKO LEE
「ローマからの手紙」より
「テネシー・ワルツ」

近い未来、例えば週末の予定が入っているが故に心弾む時もあれば、
予定が入っていないが故に何でもできる可能性と開放感で心地よい時もある。
今日は前者の気分に浸りたいのだが、心弾ませる材料は皆無である。
22日からの3連休がそんな気分にさせているのかもしれない。
先週末に 「ミチノク一人旅」 をしてきた。大きなイベントの次の終末だから
尚更、今週末の空白の3日間が惜しく感じられるのかもしれない。
何をするわけでもなく過ごす贅沢な時間も好きなのだが。

気分屋なもので、明日どう考えているかは分からないが、今日は何かしら行動を起こしたい気分だ。
しかし、先立つ"モノ"が無い、 「ミチノク一人旅」 で使用可能なだけの"モノ"は果ててしまった。

遠出は無理そうだ。
せめてCDぐらい・・・と昨日CD屋に出掛けた。
昨日の気分で聴きたくなったのが2〜3枚出てきた。
両手のそいつらを眺めつつ考えたが、結局諦めた。
21日にはキースの新譜がでるのだ、これはどうあっても購入しなければならないし・・・
無理だ・・・
昨日は 「テネシー・ワルツ」 な気分で、何かしら 「テネシー・ワルツ」 が欲しかったのにな。
ホリー・コールにしようか、オーティス・レディングにしようか、サム・クック、それとも他の誰かか・・・
なんて悩んでいたのに。

” no money no music ”

今日は手持ちの 「テネシー・ワルツ」 で。
ケイコ・リーの 「ローマからの手紙 」の5曲目です。
(スイングジャーナル社ジャズ・ディスク大賞(2000年度)の「日本ジャズ賞」を受賞)
以前に書いたけれど、悲しい曲は好きである。
この曲も然り

旧友に出会ったとき 
私はテネシーワルツを恋人と踊っていた 
そいつを恋人に紹介したら  
2人が踊っている間に  
旧友は恋人を奪ってしまった
あの夜とテネシーワルツを思い出す      
今、どれ程彼女を愛していたかわかる
そう、私は恋人を失ったのだ  
2人があの美しいテネシーワルツを踊った夜に

なんて感じの曲です(訳:nekoze)。
歌っている人によって、歌詞の恋人は男性だったり女性だったりします。
ヴィヴァッ!「失恋の曲」
何かのトラウマなのかは分からんけれど、好きな曲だ。

そうだ、週末だ。
決まらないし、"モノ"無いし、よい。
その時グッとくる事しよう。
今日はこれから被爆な実験だ。
9月18日(火)



Bonnie Pink
「Bonnie's Kitchen ♯1」より
「金魚」

特にBonnie Pinkのファンなわけではない。
というか、ほとんど知らない。
Bonnie Pink → 「Heaven's Kitchen」 → シャレオツ (お洒落) な音楽
といった、ステレオタイプの発想しか出来ない。
要は 「Heaven's Kitchen」 しか知らない。
では、なんで今Bonnie Pinkなのか、それも98年発表の 「金魚」 。

最近、自分の中ではカラオケブームが巻き起こっている。
一人カラオケもやりかねない。
そんなもので、 「何歌うの?」 なんて話をよくする。
先日、会話の中でBonnie Pinkの名前を耳にした。
懐かしいな、 「Heaven's Kitchen」 。
久々(というか初めてきちんと)にBonnie Pinkを聴きたくなった。
とりあえずレンタルショップへ。
何枚かあるアルバム、曲目見てもさっぱりわからん、
「Heaven's Kitchen」 しか。
「とりあえずベストアルバム!」 (これもステレオタイプ) ということで、このCDは月曜までうちに滞在する予定だ。

これはBonnie Pinkの初のベストアルバムで、
選曲は、全て日本語詞の曲のみを集めたものになっているそうである。
一曲目の 「Heaven's Kitchen」 から聴いていく。
まぁ、予想を裏切らない 「シャレオツさ」 である、気持ち良い。
こんな感じの満足感を求めて借りてきたのだ。
そういえば、カラオケ話の中に、 「金魚」 って曲も出てきたっけ。
8曲目の「金魚」へ。
俺のステレオタイプの 「Bonnie Pink像」 は正しくなかったことに気付く。
「シャレオツ」 ではあるものの、重く悲しい。
報われない恋の歌である。
一途な恋の歌である。
悲しい曲は好きだ。
「今は絶望の底だけれどがんばろっさ」 的な曲が。
日本人特有、いや雪深い東北の地で育まれた趣向なのか?
単に、根暗な俺個人の趣向か?
どうなのかは分からないが、もう少しこの 「プチブーム」 は続きそうである。
とりあえず、月曜にCD返却するまでは。
9月14日(金)



John Coltrane
「My Favorite Things」より 
「My Favorite Things」

昨日は一人で酔っ払っていつもより早く寝てしまった。
そのせいか今日は休日にしては早くから動ける。
日曜を満喫しよう
大好きな蕎麦屋、鶴来にある「草庵」へ。
「草庵」にはおそらく二組入れるだろう「蔵」の中の席があり、以前から気になってはいた。
今日はついている。
初めて「蔵」の中に在る席に案内された。
適度に暗い照明、素敵な友人、流れていたのはコルトレーンの 「My Favorite Things」
コルトレーンはほとんど聴いたことが無いし、ほとんど持っていない。
小難しいイメージが、軟弱ジャズファンの俺に「立ち居るべからず」と釘をさしている。
でも、このアルバムは何故か好きだ。
大した枚数聴いていないので参考にはならないのだけれど。
「My Favorite Things」 という曲自体が好きだ。
多くの人は何かしらで耳にしているはず。
「サウンド・オブ・ミュージック」という映画で用いられた曲です。
JR東海の、「京都行こう」のCM(数年前)の曲です。
すっかり良い気分になった。
昼間である事を忘れて、鴨、天婦羅、せいろを食せた。
少し酔った。
贅沢な時間だ。

まだ十分に日がある。
散歩に出かけよう。
犀川沿いの芝生へ。
赤いクーラーバッグに、以前「食」で述べたベビーシャンパンと生ハムを詰め込んでいった。
天気もよく芝生が気持ちよい。
ちょっと陽射しが厳しい。
向こう岸へ渡りたいが、気持ちよいので良しとしよう。
また少し酔った。
贅沢な時間だ。
9月9日(日)




THE HIGH-LOWS
「HOTEL TIKI-POTO」より
「十四才」

今年24歳。
ブルーハーツで育った世代を構成している一人であると思う。
中学の学園祭のテーマソングは 「情熱の薔薇」 だった。
カラオケはいつも、 「人にやさしく」 で締めていた。
「TOO MUCH PAIN」 で涙した。
ハイロウズになってからも変わらず聴いていた。
予備校のときは 「日曜日よりの使者」 が推進力だった。
いつも生活を飾っていた。
今でも勿論、「好きっ?」て訊かれたら「好きっ」て答えるけれど・・・。
でも、最近聴いてなかったな、ハイロウズ。
いつからだろ?

さっきCD屋に寄ってきた。
ハイロウズのアルバムが最近出たみたいで、試聴することができた。
シングルカットされてる「十四才」とりあえず聴いてみた。
ちょっとニヤケた、それから泣きそうになった。
全然変わってないじゃん。
新曲だし、聴いた事なんてなかったのだけれど。
でも変わってなかった。
つまらんかった中学の学園祭の時と。
怖くてたまらなかった入試の時と。
何度もフラレて、それでもなんとか気をひこうと思って
包丁も握ったことないのに料理の本なんて買っちゃった時と。

「 一発目の弾丸は眼球に命中 頭蓋骨を飛び越えて僕の胸に
 二発目は鼓膜を突き破り やはり僕の胸に
 それは僕の心臓ではなく それは僕の心に刺さった 」

ドキドキした。
こんなロケンロール好きだ。
ヒロトもマーシーも前に聴いた時と一緒だった。
胸が踊った。
少しは変わったと思っていた自分も、変わってないのだと思った。
俺は成長していないって事か?
純真無垢な気持ちを持ち続けてるって事か?
つまり「オバカサン」って事か?
好ましい事なのか?そうではないのか・・・
答えを出す気もないから別に良い。
こんなロケンロール好きだ。
嬉しくなった。

また泣きそうになった。
700円しか持ってなかった。
今日は一緒に帰れなそうだ。
週末まで待っててもらうことにした。
きっと迎えに行こうって思っている。
9月6日(木)




KEIKO LEE
「IMAGINE」より
「IMAGINE」

無事(?)終わりました。
「セミナー」
出来はどうあれとりあえずは任務終了。
英語はしばらく目に入れたくないものです。
眠っ!
もう無理!
KEIKO LEE でまったりして寝ます。
「IMAGINE」
あの、耳にしたことがあるだろう 「IMAGINE」 です。
ジョン・レノンのよりこちらの 「IMAGINE」 好きです。
今、ジーン (バカ)
眠っ!
いいなー KEIKO LEE
明日、確か金沢でディナーショーあったはず。
CMやってたし
行きたいなー
金無いなー
一人ディナーショーする度胸も無いなー
眠いなー
寝よっかな−

あ、セミナーの準備に協力してくれた先生、先輩、友人皆様
謝々!
本当に助かりました。
グンナイ....zzZZ
9月3日(月)



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