Ann Sally
「Voyage」より
「All I Want」

ジャズ番長からメールが届いた。
「アン・サリー(Vo)って人のCDは必聴!!とにかく聴いて!ホナ!」
「〜まず2曲目を聴くべし!!」
ジャズは2つ上の彼から教わった様に思う。
ビル・エヴァンスもキース・ジャレットも、後期のマイルス・デイヴィスも彼の方が先に聴いていた。
最近は好みも若干分かれてきたが、かなりの影響を受けた事は否定できない。
ちなみに、俺の影響は全く受けてくれない。
とにかく番長にそこまで言わせるCD、とりあえず聴いてみねば。
幸いいつも行くお店で視聴できるらしいので学校帰りに向かった。
忠告通り2曲目から聴いてみた。
参った!
歌い初めの5秒間で勝負は決まってしまった、購買決定。
声が素適過ぎる!
番長の思惑通りになってしまい少々悔しさが残るが、良いのだからしょうがない。
それにしても、アン・サリーって初めて聞く名前である。
ジャケットのこの女性、正直好みである。
うつむいているのが少々怪しいが、きっと好み。
更に女医さんだというのだから、才色兼備ってあるものね。
店内のビラを見てみると、EGO-WRAPPIN'の森雅樹のコメントも掲載してあった。
〜 このやさしい声にやさしいサウンド
あーもう一生やれるやろなーとさえ感じました。すばらしい一枚です 〜
そうなると、EGO-WRAPPINの中納良恵の声に似ている気がしてくると言ってはあまりにゲンキンであろうか。
でも、そんな感じがしてきたのだからしょうがない。
以前、雑誌に中納良恵についてこんな表記があった。
「アップ・ナンバーでは悪女の妖艶さを、繊細なバラードでは透明感のある”天使の歌声”」
「悪女と聖女の魅力を兼ね備えたシンガーだ」
以前書いた笠井紀美子は前者の妖艶さを連想させられ惹かれた感がある、
ならばアン・サリーは後者の”天使の歌声”を連想させる。
更に、”透明感”という土俵だけで比較すればアン・サリーの方が勝っている様に感じる。
このアルバムは彼女のデヴューアルバムである。
アルバムを通してボサノバな感じである。
適度に”シャレオツ”で流しているだけでも心地好い。
「 All I Want 」 はジョニ・ミッチェルのカバーである。
今年の私的ベスト5に入るだろう一曲
是非この声を体験してみて欲しいです。
ウェルカム!
10月31日(水)
MILES DAVIS
「A TRIBUTE TO JACK JOHNSON」より
「RIGHT OFF」
今日退院しました。
なので、久々のUPです。
指先のほんのちょっとの手術だから・・・と甘く考えていたのだけれど、思ったよりは面倒だったな。
生まれて初めての筋肉注射、結構痛い。
なかなかうまくいかず、何度も首から針を刺された麻酔。
「太ってる人は難しいんだよねっ!」
175cmで59kgはデヴなのかしら・・・
隣の親父のイビキが酷かった、何か叩いて音だすと一時おさまるから不思議。
麻酔のためと脇毛を剃らされた、右だけじゃ格好悪いから左も剃った。
今、チクチクして嫌
結局麻酔は首から・・・
まぁ良い、手術はうまくいった様だし退院できたし
後期のマイルスに目覚めたし。
入院前に何枚かCDを買い込んで行った、暇になるのは分かっていたから。
そのうちの一枚がこれ
マイルス・デイヴィスの 「A TRIBUTE TO JACK
JOHNSON」
マイルスは60年代の後期からエレクトリックなサウンドを取り入れ始めた。
ロックファンから支持されはじめ、いくらかのジャズファンは遠のいていった。
これは後期の一枚である。
” ジャック・ジョンソン ” って知っていますか?
1900年代の初めに、黒人初のヘビー級チャンピョンになったボクサーの
” ジャック・ジョンソン ” 。
当時のアメリカは黒人差別が酷く、
白人を倒してチャンピョンとなった彼は黒人にとっては自由の象徴であり、白人にとっては嫌な存在であっただろう。
女が好きで(愛人の大半が白人)、派手な車に乗り、葉巻を吸い、最高のシャンペンだけを飲み、
勝ちたい試合は全部勝ったという。
そんな彼をテーマとした映画、 「ジャック・ジョンソン」
のサウンド・トラックとして用いられたのがこの一枚である。
正直、後期のマイルスを毛嫌いしていた。
「ビッチェズ・ブリュー」 が理解できなかったから。
それは今日でも理解できていないが。
そんなもので、これを買うのもかなり躊躇した。
「お望みなら、世界最高のロックバンドを組んでやろうか」
これぞマイルスの ” ロック宣言 ”
オビにこう書いていなければ買っていたかどうか。
この文句に偽りは無く、ベリーロケンロールであるが、今まで聴いた事の無い種の格好良さ。
マイルスのトランペットは勿論、ジョン・マクラフリンのギターがヤバイ!
後期マイルスをずっと避けて通ってきたことを後悔する一枚。
「このアルバムの音楽はそれ自体が語っている!ただ、ギターとベースを聴いてくれ。こいつらが凄い!」
(マイルス談)
「ロックファンの方、私のような浅井健一ファンの方、騙されたと思って一度聴いてみてください!」
(nekoze談)
※ 小ネタ (タイタニック号のお話)
大金持ちであったジャック・ジョンソンは勿論、豪華客船であるタイタニック号に乗るに足る金を持っていた。
ある時、彼はタイタニック号に乗ろうとしたが、
「あいにく、この船に石炭を載せる場所は無いんでね。」
と断られた。
そして、タイタニック号は海へ沈み、ジャックジョンソンは大喜びして踊ったそうだ。
10月26日(金)
TOM WAITS
「CLOSING TIME」より
「OL’55」
久々にゆっくり寝た、10時間OVER。
気付けば時計は午後1時をまわっていて、無性に損した気分になった。
最近は休日も午前から活動する様に心がけていたから。
パスタをゆで、軽く掃除して、身支度を整えたら午後4時。
こうなると出来ることは限られてくるわけで、選んだ選択は街ブラブラ。
23日から入院することになった。
右手指先に少々問題があり先月から検査を繰り返していたのだが、結局手術することになった。
整形外科の、それもちょっとした (おそらく) 手術なもので特に不安も無く、
むしろ人生初めての入院生活(3日間)にドキドキしている。
”やっぱり、入院には格好良いジャージが必要!”
という事でジャージのパンツを見てまわった。
電気は ”SONY” 、スポーツは ”NIKE”
というステレオタイプな発想で、最近OPENしたNIKEショップへ。
このジャージは退院後はジム通い用になるわけで、慎重に選ばなければ。
入院中はパジャマ代わりなのだから、ナイロン100%じゃまずいかな、なんて考えたりして。
即決な買い物ができないもので、1番シンプルな、黒地で白のスオッシュマークだけのものに
メボシをつけたところで止めた。
なんだかんだで、帰れば午後11時前。
寝すぎた為か睡魔は見当たらないし、活性親方(院の先輩)から先日大量にお借りした1枚を聴きなおそう。
トム・ウェイツの 「クロージングタイム」
というアルバム。
”酔いどれ詩人” と呼ばれる彼の1973年に発売されたデヴューアルバム。
夜、酒場、煙草の煙、男と女
優しいピアノとギター、ダミ声で切々と語りかけるようなヴォーカル
そんな感じ
これが当時23歳による仕業だというから驚かされる。どんな人生送ってたんだろうか。
SIONが、 ”無人島に持っていく1枚”
として選んだのだそう。(親方談)
酔いどれ詩人って呼ばれるぐらいだ、飲みながら聴きたい。
飲みに行きたくなった。
そういえばこの間、 ”Bokunen” でもこのアルバム流れてたっけ。
偶然ってあるものね。
10月14日(日)
(シングル)

学校帰りにジムに寄ってきた。
学校に安く使えるジムがあり、貯め込んだ脂肪を燃やす為に週2程度通っている。
決して ”マッチョ” なわけではないし、そんな風貌を目指しているわけでもない。
怠惰な生活によって気付けば20%を超えていた体脂肪を、
背水の陣のベルトの穴を、なんとかしなければというわけで必死なだけである。
ジムでは普段有線が流れていて、この時間がJ-POPの情報源のかなりの割合を占めていたりする。
しかし、今日は有線が流れておらず、おそらく
”HIP HOP” であろう曲が流れていた。
学園祭が近いもので、きっとそこでダンスを披露するのだろう方達が練習しているのだと思われる。
”HIP HOP” に不快さを感じるわけではないのでそれは一向に構わないのだが、今日は少しばかり参った。
それは、別に彼が金髪で眉毛が極細で声が甲高かったからではない。
「5.6.7.エーイトゥ!」、の掛け声がウザカッタからでもない。
いや、少しはそれも関係有る。
とにかく彼等は、今日の練習のテーマであろう一曲を繰り返し繰り返し・・・
同じフレーズが3分ごとに繰り返し繰り返し・・・
そのうち俺の頭の中でもそのフレーズが繰り返し・・・
さすがに参った。
勿論彼等が悪いわけではないが、快く思わなかったのは俺だけではないのだろう。
有線聴かせてくれよ!
J-POP聴かせてくれよ!
結局彼等の練習は貧弱な俺のトレーニングよりも過酷で、そのまま帰路につくことになった。
汗だくながらもCD屋に寄り道すると、 ”SHERBETS”
の新譜が出ている事に気付く。
ファンでありながら発売日から1週間全く知らずにいたわけで・・・購入。
6月のライヴで素敵な曲だなと感じた一曲だった。
特に静かなわけではないが、すごくセツナイ一曲。
多くの人には、 ”人生を変えた一曲” があるのかもしれない。
17歳で出会った ”BLANKEY JET CITY” の 「悪い人たち」
には、かなりベクトルを変えられた様に思える。
どういう経路を辿ったのかは良く分からないが、
「悪い人たち」 に出会わなければ
きっと今日ジャズも聴いていないだろう。
あれ以来、浅井健一は変わらず刺激を与えてくれる。
今、 ”BLANKEY JET CITY” を久々に聴きなおしている。
やはり、俺の音楽の核の大きな1ピースを担っているのは浅井健一であると思う。
浅井健一のギターと、キース・ジャレットのピアノとはしばらく離れられそうもない。
10月11日(木)
(シングル)
今日で3連休も終わりで、俺といえばまだ何処にも行っていない。
今年度に入ってからというもの、連休には何処か行ったことの無い場所へ行かなければという、
半強迫観念にとらわれている。
今日の目的地は福井の 「永平寺」 である。
特に信仰深いわけではないのだけれど、一応
”曹洞宗” なもので、
総本山である 「永平寺」 に一度は足を運ばなければと思っていた。
誰に気兼ねするわけでもない一人小旅行なもので、勿論
not 高速道路で。
2時間で到着、いざ 「永平寺」 へ。
さすがは総本山、信仰深くない俺でも歩きまわってて純粋に楽しい。
葉も紅くなってきている、いい季節だ。
おそらく隅々まで2周したら結構疲れた。えらく階段が多い。
帰り際に、誰のかはわからないが ”教え” っぽいのが書かれたパネルが10数枚あった。
”どう生きるか” とか ”この世は無情だ”
ということとか。
宗教についてのパネルもあった。
”宗教を信じるあまりに、他の宗教を否定してはならない、
宗教を信仰するもの同士が争いあうことはあってはならない”
という意のパネル。
そういえば今日、報復攻撃が始まったのだね。
あのパネルに書いてあったのは理想にすぎないのかと思わされる。
イスラム原理主義は理解不可能である俺も、きっと米サイドからしか見えていないしね。
時代背景もそれぞれの ”教え” も知らないくせして、米が
「正義」 って直感的に感じている。
今日何故これを聴きたくなったのかは上手く説明できないのだけれど。
「38 special」
”なんかみんな腐ってない?”
”おまえの涙はどうなんだい?”
”おまえのピストルは腐ってるのかい?”
問いかけるベンジー (浅井健一) は怒っているのだろう。
今日はさっぱり分からん、悟りも開けず。
煩悩捨てる気も無く。
なんとなくテレヴィ見ていたりして。
遠い国の出来事って事でリアリティー無かったりして。
俺ののピストルは腐ってるのだろうか?
10月9日(月)
上田正樹と有山淳司
「ぼちぼちいこか」より
「あこがれの北新地」
大阪に行ってみたい。
原因は先週、活性親方 (院の先輩) からお借りした一枚のCDである事は間違い無い。
題名から想像出来る通り、大阪の歌ばかりである。
これでもかってぐらい、コテコテにブルージー。でもユーモラス。
「悲しい色やね」 の上田正樹だし、当然といえば当然か。
歌詞も全部大阪弁、これもまた当然。
ギターとピアノも、これでもかと言わんばかりにこのムードを盛り上げている。
大して知らないのだが、大阪ほどその土地の歌ってのがある地域もない様に思える。
大阪ってどんな街なのだろう?
大阪に行ったことは無いもので、勝手な妄想は膨らむ一方だ。
本当に挨拶として「もうかりまっか?」っていうんですか?
「ぼちぼちでんなぁ」 って答えるんですか?
関西の友人は、こちらのたこ焼きは全然美味しくないというけれど、そちらのは本当に美味しいのですか?
大阪弁同士でも、どこの地域の大阪弁か分かるって本当ですか?
こんなにブルースが似合う街なんですか?
今日からしばらくは、謎めいた憧れの街になるだろう。
俺もブルージーな 「〜横丁」 でたこ焼きつまみたい。
北新地がどんな場所かは知らないが、皆あこがれるという北新地で酒を飲んでみたい。
三連休中だし先立つものがあるのならば今すぐにでも行きたい。
勝手に色々書いてしまったが、この妄想はかなりピントがずれているのだろう。
1975年発表の歌であり、既に25年以上が経過しているということもあるし。
妄想で勝手に楽しめるタイプなのでしばらくは勝手にしていこうと思っている。
活性親方、ありがとうございます。
さすが関西の方ですね、音楽の幅が少し広がりました。
ビヴァ!憧れのブルージー大阪!
10月7日(日)
  
最近よく耳にする曲がある。
グリコのアイス 「3C」 のBGMになっている、
aiko の 「be master of life」 という曲
” 誰が何と言おうと関係ないあたしは味方よ
そんなの当たり前の話よ
あたしもずっと意地も張ってられないから
たまにはそばにいて欲しい ”
っていうやつ。
aiko はシングルカットされている曲しか知らない。
それも、テレヴィで流れていたかカラオケで聴いたかってレヴェルのお話で、
知っているのは、ちっちゃくて可愛い (外見、曲
共に) ことぐらい。
そんな、アルバムの一枚も聴いたことの無いaikoだがグリコの数秒間にはとりあえず夢中です。
オバカなもので、こういう曲に弱い。
” 私は貴方がどうあろうと、ずっと応援してます
”
的な曲にはいつもドキドキさせられる。
” あたしは君のメロディーやその哲学や言葉、全てを守り通します。
君が其処に生きているいるという真実だけで幸福なのです。
”
椎名林檎の 「幸福論」より
とか、
” この口唇が いつか疲れて 声がかれても
歌ってあげるわ その胸に届け ”
JAMの 「ステレオ全開」 より
とか。
本当にオバカな妄想家である。
自分が、頭が古いタイプの日本男児 (軟弱だが)
であるのは既に痛感している。
しかし別に、” ビヴァ亭主関白! ”という分けでもないし、
巨人の星の飛雄馬の姉明子の様に、一歩下がって柱の影から想っている様を美徳だとも特に思はない。
でもやっぱりいいなぁ、コンナノ
男のエゴですね、コンナノ
彼女達の3曲をまとめると、
” 私は、たとえ自分が傷ついたとしても貴方の味方であり、
もしそれが伝わらなくても貴方が生きているだけで幸せなのです
”
こう書くと、えらく重い曲のように思えてきた。
” 着てはもらえぬセーターを寒さこらえて編んでます
”の
都はるみ 「北の宿から」 と同じような日本女性的ブルージーな曲だったのか?
教えて下さい、女性のミナサマ。
こんな気分になるものですか?
また、そんな事を期待しても良いのですか?
あんなにも慎ましやかな姉明子ですら、結局は花形コンツェルンの専務、花形満と結婚してしまうのですよ。
10月3日(水)
top
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