12月26日
6日前にCD「ALCHEMY」が発売になったばかりのHAL&RING
コンサートとCD発売に向けて私はどんなにわくわくした12月をおくっていたことだろうか!
そしてついにその日が来てしまった。いつもと変わりなく午前の仕事を無事終えて、午後はお休み。
スキップしておうちに帰り・・なんていうことはどうでもいいのだ。
雨の中初台についた。
半端ではない大雨だった。折りたたみの傘のほうが邪魔じゃないかな、と思ったけど長い傘でないとだめそうだったし、
龍の模様のついてる好きなブーツを履こうと思ってたけど、こんな雨じゃ、靴が傷むのでつまらん靴にした。
あ、そんなことはどうでもいいんだった。
少し早くついたのでとなりのとなりのドトールで震える手でコーヒーを飲む。
時間になったからお店の前へいった。番号順ということで、私は「チケットぴあ1番〜11番までの人」と書いてあるプレートを持たされて先頭に並ぶ。
1番なので威張って並ぶつもりでいたけど、傘が場所とってしまって威張れなかった。
やっとのことで入場。濡れてふにゃふにゃになったチケットを出して暗い会場内へ!すごくわくわくして声が震える。
最前列に座ることができ、知り合いのヤンマさんがとなりに来てくれて一安心。
時間が少しあったのでふらふら歩いて知り合いの方に挨拶をする。
前半は「RING」としての演奏
HAL&RINGの5人が定位置につき、演奏が始まった!
RINGの特徴は小久保さんの甘い歌声と、親しみやすい曲、それからデジャヴの感じ。
キーボードは重たくなく、日本的でもあり世界のどこか的でもあり、これはとても大切な世界。
でもCDで聴くよりもずっと、迫力がありズシンズシンと胸に迫ってくるものがあり、とても感動した。
松本さんのキーボードは落ち着いていて、冷静で、でもしっかりしていて、実は熱い。
RINGを聴いていると、とても落ち着く事ができたせいか、感情も自由になったのかな。
今からこんなに泣けるような気持ちだったら、後半の演奏はどういう気持ちになるのか、それも心配だった。
曲は
1.プロローグ
2.白い巫女
3.ピアノ・ソロ
4.スームの砂漠
5.マジック・レディー
後ろに大きいスクリーンがあって、いろんな模様や映像が映し出される。
リング=環の映像もあった。
RINGが終わって、「よかったね〜、びっくりしたね」と周りの人とちょっと話し、しみじみとした感動をかかえて、ビールのおかわりもらいに行く。
「ピンクフロイドみたいだなー!」と喜んでいる人もいた。あまりそういうのがわからない自分・・・
客席を抜けていく時、ちょっと異常な熱気というかエネルギーが満ちていた。
これからはじまるHAL&RINGの演奏に対する期待で、大きい話し声はしないけど、客席はざわざわしているように思えた。
きっとみんなのエネルギーが、外に向かって出てたんだろうな。あのひどい天気だし。
そして再びHAL&RINGのメンバーが普通にてくてく歩いてきてさっきと同じ位置につく。本当にさりげなく!(あたりまえだけど)
いきなりサーボーデンハウゼンがはじまっちゃった!!!
どうしよう、まだ心の準備もしてないのに、と思ってるうちに、やっぱり少しゆっくり目なテンポで曲はどんどん進む。
すごい!やっぱりライブは圧倒的なパワーであっという間に一曲終わっちゃった。
自分はただあんぐり口をあいてみてるだけ。
ベースの桜井さんはうわさは聞いてたけどホントにびっくり。雰囲気は静かだけど本当にすごい(としかいえない)
それからドラムの高橋さんは、新月の時とちがって、とってもロックなドラム。かっこよすぎ。
でも新月のドラムの方なんだな、と時々思う瞬間もある。
津田さんはあまり表情変えずに、どきどき左上をチラッとみながら、ぐっとくるHALのギターを弾いていた。
自分が子供の頃感じていた「ロック」のギターってこんな感じ。
新月全史の「HAL」の曲が終わって、ちょっと間をおいて、呆気にとられた様なお客の拍手が入るんだけど、それを思い出した。
そして花の乙女たちが始まる。
とても印象的な曲。ピアノの音が狂ったように響いて、色気のある曲というか、個人的には血の匂いがする曲と思ってる。
そしてニコニコ新月の花本さんが登場!
はじまった曲は「終末」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これは広島の曲なのかな、と思った。たくさんの亡くなった命。生きてたらいろんな事ができたのにね
そしてアルタードステイツU。この曲をライブでやったら静かな感じがするのかな、ちょっと(言っちゃ悪いけど)ライブ向きじゃないんじゃないか
と事前に思ってましたが、とても迫力があった。そして苦しい〜。でも目をそらしてはいけない事なのかな
死んだ人が見に来てたかもね、このとき。
次は大好きな、オープンビフォーノックだ!!
もっとノリノリで首とか縦に振って聴くかと思ってたけど、なんと〜〜〜鎌田さんが出てきたのよここで。
一瞬どなたかな、と思ったけどその人の顔には「かまた」と書いてあった。
ショルキーを持っている。これも意外でした。設置されたオルガンでガンガン弾くのかと思ってた。
ソロは昔のようなギラギラで土をどんどん掘っちゃうような雰囲気ではなく、
ぴろぴピろーと、早い手の動きでさりげなく弾いていた。この、鎌田さんの登場で首を降ることはすっかり忘れた。
演奏が終わると鎌田さんが紹介される。狂気する観客たち。
私もこの目で見るまでは、鎌田洋一という人が本当に生きているのか信じられなかった。
どうやらあの、新月全史の津田さんの文を読むと、鎌田氏はもう雲の上へ行ってしまったかも(そして戻ってこない)と思う人が多かったようだ。
その、鎌田さんの魂をとても感じることができる、悲しみの星〜魔人カルナディスの追憶がはじまった。
銅鑼は小久保さんがならした。
鎌田さんはロックな指揮をしていた。
この続いている2曲は長いはずだけど、CDではここはこうだなとか思うゆとりもなく、曲に入り込んでいたらいつのまにか
カルナディスの6分過ぎのところにきていて、ああ、自分はついにここまで来てしまったんだ(意味不明)と思い
ジーンと来るかと思っていたけどそうでもなく、ああ、津田さんのギターはロックなギターだなと思ってたら終わっちゃった。
わーん・・終わっちゃった・・と号泣の予定だったが、ここでもあっけにとられていてぱちぱちと拍手するのみ。
そのままぽっかーんと口をあいたまま、となりのヤンマさんとパッチンパッチン拍手をしてたら、再びメンバー登場
鎌田さんがいろんな事をしゃべっていた。後輩はなんだこいつと思うこともあるけど大切にしたほうがいいといってた。
そして〜〜アンコールはアイアンバタフライの「.In-A-Gadda-Da-Vida」
中央のマイクに向かい鎌田氏が叫び声のようなシャウトのような、なにかよくわからないロックな叫びをして客がふたたび、度肝を抜かれる。
後ろで花本さんがにやりと笑っている。
この曲で過激なドラムソロあり。すごいのひと言。
そして歌い始めた鎌田氏。歌がうまいのか下手なのか全然わかりませんが、目も耳も釘付け状態。
この曲で特に大喜びのお客、全体の5分の1ほどあり。私はなんとなく聞いたことのある曲だな、ぐらいの感想でしたが(若いから)
ライブが終わってしまって悲しくなるかとおもったけど、そんなこともなく次になにが起きるのか、それが楽しみであります。
それに思い出すとやっぱりとてもいいライブで楽しかった。
ありがとう、HAL&RING
これを書いているのはもう、ライブから10日ほどたったのどかな日ですが、
あの日の大雨&雷、そしてあのHAL&RINGのすさまじい演奏、あれはいったいなんだったのかと不思議に思う。
HAL&RINGは実在していたんだよ!
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