■ short review ■ |
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| ■ PUZZLE - tahiti 80 |
アメリカっぽい音楽って意識したことありますか?
このタヒチ80というバンドの曲を聴くと、
アメリカともイギリスとも違う、
独特の音楽観を楽しむことができる。
それはこのバンドがフランスのバンドであることとは無関係に、
限りなくピュアな存在だからだ。
なにもアメリカやイギリスのバンドがピュアじゃない、ってことじゃなくて、
このバンドの曲には澄み切ったある種の美しさがあり、リズムがあり、
それが唯一無二の存在であるというだけなのだ。
だからこのバンドはただのギターポップのバンドではないし、
3分間使い捨てポップスを量産するバンドでもない。
繊細ですぐに壊れそうな、
そして軽やかで優しい極上のギターポップバンドだ。
このアルバムを聴けば、自由で伸びやかな楽曲構成に驚き、
なぜ最初にこのバンドのオリジナリティーについて触れたか
理解してもらえると思う。
それに加えて、シンセの使い方がとっても綺麗。
あからさまな電子音ではなく、
rei harakami(日本産エレクトロニカのアーティスト)を想起させるような、
どこまでも柔らかで包み込むような音使いが一層曲を引き立てて、
新しいギタポの指針を打ち立てていると思う。
ジャケットも素敵。
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■ GOHST IN THE SHELL [MEGATECH BODY.Co.] - O.S.T |
「out of the blue」に続いてテクノです。
ジャパニメーションとして有名な、かの攻殻機動隊のPS版ゲームの
オリジナルサウンドトラック、と言えば分かりにくいけど、
平たく言えばコンピレイションアルバム。
ただこのアルバム、ちょっと信じられないくらいアーティスティックです。
収録曲のメンツも凄けりゃ、曲も凄まじい!
アルバム全般にわたって貫いてある明確なコンセプト、
それは近未来のサイバートランスな世界。
とにかく音がかっこよくて、
このCDをかけるだけで近未来の雰囲気が味わえます(笑)
収録曲はミニマルテイストな曲が多いんで、
テクノはじめたい人には難しい、なんてことは無いです。
(ミニマルテクノ、というのは音数を出来るだけ少なくし、
少ない音で最大限の効果を上げようとするテクノ、少々難解)
確かに最初は面食らうかもしれないが、
このCDに収録されている曲は総て、めちゃくちゃ良い曲+分かりやすい
という条件を備えてるんで大丈夫でしょう。
聴き所は全部、ですが特に一曲目の石野卓球「GOHST IN THE SHELL」、
二曲目のMIJK VAN DIJK「FIRECRACKER」は絶対にはずせない。
特に一曲目、なってる音滅茶苦茶少ないんで、
初めて聴いた人はきっと「なんじゃこりゃ、こんなん音楽じゃない!」とか
思うかも。
でもそれは最初だけで、この一曲目は凄い。それが理解できた時、
きっとあなたはテクノが好きになってるはずです。
テクノ入門盤として最適の一品。
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![GOHST IN THE SHELL [MEGATECH BODY.Co.]](p-ost-ghost.jpg) |
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| ■ out of the blue - system F |
僕は最近テクノミュージックを聴き始めました。
このアルバムは、そのきっかけであり、
同時に僕がテクノの素晴らしさを初めて理解したアルバムでもあります。
一口にテクノといってもかなりの数のジャンルがあるのですが、
このアルバムは「トランス」というジャンルに分類されます。
トランスは去年(02年)流行ってたみたいで有名ですが、
トランス・テクノ嫌いの人も一度このアルバムを聴いてみて欲しい。
何故なら、テクノ云々を抜きにして、音楽そのものの持っている魅力があれば、
楽曲の質にヴォーカルの有無は無関係であることを証明してくれるからです。
このsystem Fことフェリー・コーステンは最高の技で、
トランスの髄ともいえる美メロの嵐をこれでもかという程味わわせてくれます。
シンセサイザーから放出される蒼く鋭い放射は何重にも重ねられ、
その頂点へと拡散し、収束する。
聴いていると深海の蒼さを感じたり、
宇宙に浮かびながらフワフワしているような気がするのは、
さすがトランスの魔術師。
短いながらもトランスの醍醐味を凝縮した珠玉の名曲「out of the blue」や、
ヴォーカルをフューチャーした「cry」など、
とっつきの良い曲も多く、アルバムの構成も文句無しの完成度。
これは名盤だ。
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| ■ I GET WET - ANDREW W.K. |
ジャケットの鼻血からして只者じゃないって感じのアンドリューWK。
アンドリューは、ライブを盛り上げるために自分で自分の体を痛めつけて
怪我しちゃう、ちょっとお馬鹿なナイスガイなのだ。
肝心の音はというと、やたらとやかましいのに笑っちゃうぐらいポップ。
めちゃ特徴的なメロディーに、やたらと明るいギター、
安っぽいシンセの音が絡むアンドリュー節は、
メロ至上主義のリスナーにとって、聴いててかなり気持ち良いはず♪
ただ、個人的にはもうちょっとがんばって欲しいかな。
こいつならもっといい曲書けるハズ!次作は要チェックだ!
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| ■ hoobastank - hoobastank |
フーバスタンクと読みます。バンド名の由来は、
病院でいきなり医者にタマを掴まれた時の感じ(?)らしい。
ポストインキュバスっていわれてるだけあって、
しなやかでヘルシー、清涼感溢れるヘヴィ・ロック演ってます。
ヘヴィ・ロックの持つ醍醐味と爽やかなメロが、
激しすぎず柔らかすぎずの絶妙のバランスで一体化。
この爽やかさとメロで、ヘヴィ嫌いのリスナーもハマること間違いなし!
ドラムとギターが完全に融合した4曲目は特にかっこいい。
将来が楽しみなバンドです。
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| ■ IS THIS IT - THE STROKES |
ストロークス。もう最高です!!!
何が最高って?ロックンロールが最高に決まってるじゃないですか!
まさに、こんなバンドを待ってました、って感じ。
連中の音楽はとにかく熱い。
僕はニューヨークには行ったことないけど、
「ああ、これがニューヨークの空気なんだ。」って、感じれる何かがある。
ヒリヒリした触感のヴォーカル。
余計な装飾一切無しのシンプルさ。
このへヴィロック爛熟期に、あえてスカスカで昔っぽい音作り。
が、しかし、
ロックが失ったものを、ストロークスは持っていると思う。
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| ■ love is here - starsailor |
UKロックの大型新人、
スターセイラーのデビューアルバム。
このアルバムを一言で表現するならば、「情熱」。
もう「情熱」としか言えない。
ジャケット(個人的にこのジャケットはかなり好き♪)見ても分かると思うけど、
瞼を閉じれば、紅い夕陽に包まれた田園でたたずんでいる、
そんな不思議な気分になります。
アコギの繊細かつ力強いメロディーと、
それを補うピアノがドラマチックな展開を生み出し
ヴォーカルとベストマッチ。
エモーショナルで力強い美声はとにかく必聴だ!
トータルとしても、シングル曲をみても、
デビューアルバムとは思えない音のかっこよさ。
さらなる成長に期待したい。
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| ■ Hybrid Theory - LINKIN PARK |
マリリン・マンソンとかスリップノットが誹謗中傷していたので、
「リンキン・パークはクソだ。」って勝手に思い込んでた。
でも聴いてみるとそれは間違いだった。
メロ重視のヘヴィさがかなり気持ち良いし、
ほんのちょっとヒップ・ホップ臭かったりするところもgood!
ところどころにゆるーいエレクトロサウンドが絡んでたりするのも良し。
とにかくメロがいいからすぐに歌えそう(笑)。
ただ残念なのは、何回も聴いてるとイントロを長く感じてしまうところ。
曲の始まり方自体はかっこいいのに、
いきなり始まる曲が少ないから曲と曲の間でいらいらする。
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| ■ the bends - RADIOHEAD |
最近になって聴き始めたレディオヘッド。
本作はそのセカンドアルバムで、とにかく凄い。
「どうやったらこんなに繊細で独創的な音が作れるんだ、しかもギターで。」。
これが聴きまくった末のコメントです。
どう凄いかと言うと、
一曲一曲に世界が見えるところです。
ある世界は雄大でのびやか、
またある世界では荒っぽく、繊細で、優しく、時に残酷で・・・
これホントに!
何重にも重ねてあるギターの織り成すメロディーは、
しばらくの間浮世の世界を忘れさせてくれます^^
あと忘れてはならないのが、
バンドの中心的存在トム・ヨークの歌声。
表情豊かなそのヴォーカルは曲の要。
めちゃ凄い人です。
もちろん全曲、全曲が名曲。すばらしい。
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| ■ TOXICITY - System of a down |
今めちゃくちゃ盛り上がってきてるモダン・ヘヴィ・ロックシーンの中で、
他の奴らとは明らかに一線を逸するすげぇバンド。
それがSystem of a downだ!
一聴すれば分かると思うけど、かなりの個性派。めまぐるしく曲調が変わる、
荒削りなギターの音が、慣れるとまた良いんだなぁ。
僕も買ってすぐの頃、騙されたかなぁ、と若干凹みました。
けど聴きこむと、かなりハマる!なんと言ってもウリは、
曲のところどころに垣間見えるエスニックなメロディー。
もともと民族音楽に興味を持っていたと言うこのバンド、
メロディーも、リズム感も、どこか不思議な調和を持っている。
滅茶苦茶速いパートがいきなりスロウになったり、
アコギ鳴らした後いきなりエレキ暴走させたりとか、
でもそれが全然不自然でなく、むしろ自然に聴こえるのが良い!
歌詞は真剣、っていうか深刻なものが多い。
今日我々の抱えているたくさんの問題に対して、
彼らの真剣な姿勢が伺える。推奨作。
(2001.12.13)
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| ■ The Green Album - weezer |
ショート・レビュー第1弾となるこのCD、名盤です。weezerがやってくれました。
weezerはアメリカ出身で、リヴァース・クオモ率いる四人組のバンド。
今回の3rdアルバムがリリースされるまでに、実にいろいろなことがあり、解散説まででていたのですが、
そんな憂鬱を吹き飛ばすかのようにweezerは完全復活しました。音は一言で言うと「ギター・ポップ」。
これは誉め言葉です。ファーストアルバムの、どこかねじれたような音は影をひそめ、
聴いていてキモチの良い爽やかな作風となっています。
アルバムは全10曲(日本版12曲)、約30分間とコンパクトにまとめられていて、
ダルさを感じさせるようなこともなく(もちろん捨て曲無し、全て名曲です)、
分厚いギターの音が、リヴァースの歌声と共に最後まで突っ走ってくれます。
歌詞はと言うと、前作、前々作のような自らを赤裸々に綴った恋の詩から、
もっとサッパリとしたものになり、サウンドと共にリヴァースの成長が伺える。
7thコードを多用したアコースティック調の曲から、
胸を焦がすようなバラード、王道ロックまで、何回も聴きたくなるアルバムです。
※あと、絶対日本版オススメします。ボーナストラックのクオリティは最高です。
特に11曲目のクリスマス・ソングはレアらしいですから。
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