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『なびきさんのための高校英文法』 第2回 <仮定法> @基本編



遅くなってゴメンナサイ。人気講師はこの時期なにかと多忙なのですよ!()《管理人注:カキコの時間はあったようです(笑)》

さて、「日記・・・」にも書きましたが、聡明なる才媛なびきさんが、基本問題も解けないなんて、
絶対教え方に問題ありです。

仮定法は考え方と形をマスターすればいとも簡単ですから、安心してください。

では早速講義をはじめましょう。


@「もし明日晴れだったら、ピクニックに行こう。」

A「もし私が鳥だったら、麻衣姫のもとに飛んでいけるのになあ。」

さあ、@もAも「もし〜だったら・・・」と言う文ですが、「仮定法」を用いるのはどちらだか分かりますか?
両方とも?−いいえ、違います。
「仮定法」を使うのはAだけです。
どういうことか?

⇒「仮定法」とは、事実と反する仮定(筆者の想像)を述べる時の動詞の形についてのルール(法)です。



「明日晴れるかどうか」は確率が五分五分なので、事実と反する仮定ではありませんね。
一方、「私が鳥であったら」と言うのは明らかに事実と反する仮定ですから、「仮定法」を用いて書きます。

「仮定法」では、それが事実と反する仮定であり、筆者の想像(妄想?)であることを明示するために、
動詞の時制をひとつ前にずらします。

すなわち、現在の事実と反する仮定を述べる時は、動詞の過去形を用います。



A If I were a bird, I could fly to MaiK. となります。
「もし〜だったら」の部分を〔条件節〕、「・・・するのになあ。」の部分を〔帰結節〕と呼びます。


〔条件節〕には動詞の過去形を用いますが、be動詞の場合は主語の人称や数に関わりなくwereを使います。
〔帰結節〕には助動詞の過去形(would, should, could, might+動詞の原形が来ます。
この形を「仮定法過去」と呼びます。

ここで大事なことは、「仮定法過去」という呼び名は、あくまで動詞の形から来たものであり、
内容は現在の事実と反する仮定を述べたものである、という点です。



つまり、Aを事実をありのままに述べる「直説法」で書き換えると

B As I am not a bird, I cannot fly to Mai-K. となります。動詞も助動詞も現在形です。
(私は鳥ではないので、麻衣姫のもとに飛んで行けない。)(T
_T)


では、「もし麻衣姫の住所を知っていれば、彼女に手紙を書くのにあな。」はどうなりますか?
C If I knew her address, I would write to Mai-K. となりますね。

これを「直説法」で書き換えると、
D As I don’t know her address, I don’t write to Mai-K.
 (私は麻衣姫の住所を知らないので、彼女に手紙を書かない。)となります。


どうですか?形と考え方をしっかりマスターしてください。

<仮定法過去>

 
 

条件節(従属節)

帰結節(主節)

If+S′+動詞の過去形

be動詞は常にwere

S助動詞の過去形(would, should, could, might+動詞の原形

もし(今)〜であるなら、

・・・する、できる、するかもしれない、のになあ。

*〔条件節〕+〔帰結節〕の順序を逆にして、〔帰結節〕+〔条件節〕と書くこともあります。



では次。過去の事実と反する仮定を述べる時は、どんな形を使うと思いますか?
それが事実と反する仮定であり、筆者の想像(妄想?)であることを明示するために、
動詞の時制をひとつ前にずらすのが「仮定法」の形でしたよね。過去形よりひとつ前の時制は?−そう、過去完了形ですね。


これを「仮定法過去完了」と呼びます。

〔条件節〕にはhave+過去分詞(過去完了形)を使います。

〔帰結節〕には助動詞の過去形(would, should, could, might+have+過去分詞が来ます。


E If I had been there at that time, I could have met Mai-K.
 (もしその時私がそこにいたら、麻衣姫に会えたのになあ。)

しかし、悲しいかな事実は
⇒F As I wasn’t there at that time, I couldn’tmeet Mai-K.
 (その時私はそこにいなかったので、麻衣姫に会えなかった。)



いいですか?「仮定法過去完了」はあくまで、過去の事実と反する仮定を述べるときに使うのです。



では、これはどうなりますか?
「もし十分お金を持っていたなら、そのDVD買えたのになあ。」

G If I ( had )( had ) enough money, I ( could ) ( have ) ( bought ) the DVD.

   *答えは(  )内のフォントカラーを変更してください。 《管理人注: Ctrl キー+A または、マウスでドラックです》


ちなみに、直説法で書き換えると、
H As I didn’t have enough money, I couldn’t buy the DVD. となりますね。


                            <仮定法過去完了>


 

条件節(従属節)

帰結節(主節)

If+S′+had+過去分詞

S+助動詞の過去形(would, should, could, might+have+過去分詞

もし(その時)〜であったなら、

・・・した、できた、したかもしれない、のになあ。



どうですか?形さえしっかり覚えてしまえば、機械的にこなせるでしょ?



あと注意しておきたいのは、
「仮定法過去完了」の〔条件節〕+「仮定法過去」の〔帰結節〕という組み合わせのパターンです。


例えば、「若いころもっと熱心に勉強していれば、今は金持ちになっているかもしれないのにあな」
なんていう場合です。前半は過去の事実に反する仮定で、後半は現在の事実に反する仮定ですよね。

H If I had studied harder when I was young, I might be rich man now. とすればOKです。

ここまでは、「事実と反する仮定を述べる時は、ひとつ前の時制を使う。」
というルールさえマスターすればいけますね?


さあ、今度は未来の話です。当然ながら、未来の事実はまだ確定していないので、
未来における仮定に関しては事実ではなく実現性に着目します。
未来においてほぼ確実に実現しそうなことは未来形で書きますよね。

でも、未来において実現する可能性が極めて低いか、筆者が可能性ゼロと考えている場合は「仮定法未来」を使います。
ただし「仮定法過去」や「仮定法過去完了」の場合と違って、
「仮定法未来」は動詞の未来形を使うわけではないので注意して下さい。


「仮定法未来」は実現する可能性によって2つのパターンがあります。

1.
未来における実現性が極めて低い場合(万一)
例えば、「もし万一麻衣姫が僕の恋人になったら、彼女を絶対外出させないだろうなあ。」()ならば、
I If Mai-K should be my baby, I would never let her go out.となります。

<仮定法未来1>


 

条件節(従属節)

帰結節(主節)

If+S′+should+動詞の原形

S+助動詞の過去形(would, should, could, might+動詞の原形

*主語の意思を表す場合は助動詞の現在形(will, shall, can, may)を用いる。

もし万一〜したら、

・・・する、できる、するかもしれない、だろう。


そうです。〔帰結節〕は「仮定法過去」と同じですね。
ただし、主語の意思を表す場合は、助動詞の過去形ではなく、現在形(
will, shall, can, may)を使うこともありますよ。

J If Mai-K should marry me, what will you do?
「もし万一麻衣姫が僕と結婚したら、君はどうする。」なんて言う場合ですね。
()


2.未来における実現性がゼロの場合(仮に)
これは、絶対にありえない(と思われる)ことを仮定して、想像(妄想)に浸るときの表現です。()
K If I were to be Michael Jackson, she would accept my proposal. 
「もし僕がマイケル・ジャクソンになったら、彼女はぼくのプロポーズを受け入れるだろう。」()

また、このwere toは「たとえ〜しても」という譲歩の意味を表すこともあります。

L If the sun were to rise in the west, I would not change my mind. ←これは暗唱例文としてお奨めです。
「たとえ太陽が西から昇ったとしても、わたしの気持ちは変わらないだろう。」



<仮定法未来2>


 

条件節(従属節)

帰結節(主節)

If+S′+were to+動詞の原形

S助動詞の過去形(would, should, could, might+動詞の原形

もし仮に〜したら、

(たとえ〜しても)

・・・する、できる、するかもしれない、だろう。



いかがですか?かんたんでしょ?「仮定法未来」は「万一」のshould、「仮に」のwere toと覚えよう!
最後に、願望を表す用法に触れておきましょう。


M I wish I were a bird.
「わたしが鳥だったらなあ。」

これは以前、某英会話スクールのCMで繰り返し流れていたのでもしかしたら知ってるかな?

Swish「仮定法過去」の〔条件節〕現実において実現しにくい(不可能な)願望を表すわけです。
また、Swish「仮定法過去完了」の〔条件節〕にすると、過去において実現しなかった願望を表し、
後悔の気持ちを示す表現になります。


N I wish I had told her the truth then.
「あのとき彼女に本当のことを言っておけばよかった。」←いや、べつに何も隠し事はしてませんよ
()

というわけで、この辺までが「仮定法」の基本です。バッチリ理解できましたか?
では、冬季講習がんばってくださいね。A発展編は年明け早々にもお送りする予定?です。(;



I wish Mai-K were my baby. ()

J.P.(^_^)v

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