洋楽 3

BRAINPOOL 『PAINKILLER』
epic sony
ブレインプールの2ndアルバム。
スウェディッシュポップといわれる数あるバンドの中でも、このブレインプールはその弾けるポップさで抜きん出てるんじゃないかな。スウェディッシュってどれだけ明るい曲でもどこかしら独特の空気っていうか、冬の澄み渡る青空の下のような楽しいんだけど切ないみたいな感じなんだけど(もちろんそれが魅力的な要素のひとつ)、彼らの音楽はひたすら明るくてご機嫌でカラフルなポップソングが揃っている。#2「Holidays」、#6「HaHaHaHa Honey」のようにメロコア並みの速さとエッジの効いたメロディでキラーな曲もちらほら。かなりお薦めなパワーポップ・アルバムです。 ナッヂの坂木氏のような巻いた歌い方も高得点。

Starlet 『When sun falls on my feet』
parasol records
前作よりもだいぶ沈んだサウンドへと深化したスターレットの3rd。 
ジャケの写真と、帯の「雨上がりに太陽が僕の足元を照らす」というキャッチコピーが作品の内容全てを表しているような内容。スミスやベルセバの持つ内に篭もりがちな内省的なサウンドなのだけど、それらのバンドが持つメロディの美しさも同じように兼ね備えている。それに併せてへなへなボーカルやストリングス、キラキラギターが作り出す世界観が見事。個人的には#3「CHRISTINE」で大合唱したい。名曲!

Starlet 『stay with on my side』
parasol record
スウェーデンを拠点に活動するスターレットの名作との誉れ高い2ndアルバム。
個人的には3rdを最初に聴いていたので、その幾分か明るいサウンドが気持ちよく受け入れられた。ぱっと聴いた感じだと3rdの陰鬱とした雰囲気と大差無いようにも思えるが聴き込むほどにこの心根を形成する青さが胸を打つ。このバンドは演奏がではなくその音楽の有り方が徹底的に瑞々しく青いのだと思う。

Brian Wilson 『imagination』
BMG
ビーチボーイズを聴いたことのない俺がここで扱っていいものか・・・。 かの巨匠、ブライアンウィルソンの実質的な2ndソロ・アルバム。  1stソロのアルバムもビーチボーイズも聴いたことないので比較とかできないし思い入れとかも無いのだけども、ただただこの作品の素晴らしさにはため息がでる。この作品・・というより#6「Dream Angel」という曲に。二人の娘に対し歌われているというこの曲は、瑞々しくジャングリーな演奏と包み込むような優しいコーラスが魅力的で、ため息がでるぐらいに美しい。 ギタポ好きはノックアウト確実だと思う。
ネットでの評価やライナーでの解説を見ると、『Pet Sounds』に劣らないほどの傑作、とか書かれているのをよく目にする。そんな歴史的名盤と同じぐらいの出来なのか・・・、すごいな。

Rooney 『Rooney』
geffen records
胸のすくような軽快ポップソングではなく爽やかな疾走感にあふれているというわけでもないのに、なぜか聴くたびに好きになっていくバンド、ルーニー。 ジャケから感じるような渋い哀愁が全編に漂っているんだけど、ポップはポップなんだよね。#4、#6、#8、#10とかは特に。なかでも#6「I'm shakin'」のシュッシュッシェイキン〜はかなりのお薦め。
どこかファントムプラネットっぽいなぁって思ってたら、ボーカルの兄貴がファントムプラネットのメンバーでした。驚き。

Farrah 『me too』
egging
  
今年2月には来日も果たしたファラーの2ndアルバム。
アコースティックパワーポップとでもいいましょうか、ジャングリーな演奏が力強い勢いを持って伝わってくる傑作かと。このサイダーのような清涼感と春風のように吹き抜ける疾走感が嫌いな人はいないんじゃないでしょうか。#2「Daytime TV」ぐらいはじけてる曲がもっとあってもいいかなという印象はあるけど、この1曲が素晴らしすぎるのであまり気になりません。
やっぱり自分、結局はこういう音楽が大好きなんだよなぁ・・・と感じさせてくれる1枚でした。

Farrah 『moustache』

上記ファラーの1stアルバム。2ndにどっぷりとはまってしまい、こちらも速攻購入。
これは予想以上の最高のアルバムだった。 2nd同様、ジャングリーなギターに走り抜けていくスピード感、そして何よりもこの甘酸っぱいメロディ!胸がきゅーんと締め付けられて、楽しくて嬉しくてたまらないのになぜだか涙がでそうになるこの感覚! こういうのをずっと求めていたんだ。手拍子もキーボードも全てが最高なタイミングだし、胸の内の切ない感情をしぼりだすかのようでいて甘甘なボーカルの声、それに聴き手をぐいぐいと引き込み虜にしてしまうメロディ。もう最高の一言。
2ndも素晴らしいけど#7「Life's too short」、#10「Talk about nothing」などの半端無い名曲が収録されているのでこの1stの方が好きかも。

THE DECIBELS! 『the bart thurber sessions』
egging
カリフォルニアのパワーポップバンド、デシベルズ。彼らの1stアルバム以前の楽曲を収録した編集版。 これ、非情にいいです。
ジャムやバズコックスを思わせる荒々しい疾走感と、60’s70’sを感じさせるレトロな雰囲気、だけど抜群にパワーポップしちゃってるその軽快なメロディが俺の心をがっしりとわしづかみ。 特に#2「Alison」なんて一回目の流し聴きの時点でかなり震えたよ。ファラーと同じレーベルということもあってか、彼らと共通する熱い高鳴りを感じた。 是非他のオリジナルアルバムも聴いてみたい。
ロンロンクルーとか好きな人なら気に入るのでは。 お薦め五つ星。

TEEN IDOLS 『Nothing to Prove』
Ambience Records
メンバーは皮ジャン皮パンでリーゼント、ジャケ裏にはドクロマークも見える。 絶対男臭いゴリゴリロックだよ、がなり声で歌うんだよ わかってるよ、聴きませんよ。
・・・って何でこんなにポップなんだ Σ( ̄□ ̄;)
ピギーズを思わせるサーフっぽいギターリフや絶好のタイミングで入る女性コーラス、さわやかに疾走するメロディー。 まさにポップパンク。 ラモーンパンク、POPBALL系やk.o.g.a系、ピギーズなどが好きなら迷わず聴いてみるのが良かろうもん。
ただメンバー間のいざこざが原因で解散が決まったらしい・・残念。

MANDO DIAO 『bring 'em in』
東芝EMI
レコファンを物色中に店内でいかしたCDがかかっていました。 重めのサウンドで正統派のロックといった感じの歌です。 根っからのギターポッパーである僕が普段確実に耳を貸さない音楽です、でもなぜだか気になる・・。 物色は続けながら何気なく音楽も聴いてました。すると、するとです。 力任せにかっ飛ばすロックンロールな轟音ギターポップがながれだしたではないですか。 おったまげまして。もうダッシュですよ、手前の男店員を通り過ぎaiko似の店員さんまで。 そしたらこのCDを教えてくれました、マンドゥ・ディアオっていうスウェーデンのバンドらしいです。
轟音ギタポの曲は後に#5「the band」という曲だと判明、最高にかっこいい曲です。
ジャンルで括るとなると、パンクやメロディックだとしっくりきません。ロックだねロック、くわしくないので浅い知識だけど日本で言うとミッシェルみたいな感じでしょうか。
’03サマソニのライブは入場規制がかかるほどの大人気ぶりだそうで。1stアルバムにしてこの人気と貫禄、今後が楽しみなバンドです。願わくば「the band」のような激疾走ギタポソングの充実を・・。