邦楽 2 PIGGIES特集

僕はピギーズに恋しています。
その気持ちは燃える様な愛情ではなく、会えない寂しさで枕を濡らすような切ない感情でもありません。ただ見つめているだけで心は暖かくなり、そばにいるだけで優しい気持ちが僕を包み、微笑みかけてくれる笑顔で嫌なことすべてを忘れられるような、そんなあの娘へ抱いていた淡い恋心のような感情です。この抑えようのない気持ちをどうすればいいのか僕にはわかりません。ピギーズは解散してしまいもう出会うことはできないからです。
だから僕は今日もヘッドホンをかけます。再生ボタンに指を伸ばしそれと同時に優しいメロディーが心に深く沁みこんで、そっと僕はボリュームを上げるのです。 その素晴らしい音楽に身をまかせるために。

PIGGIES 『PIGGIES』
K.O.G.A records
暑苦しい出だしですいません、ピギーズ特集です。自分このバンドが大好きで想い入れが強すぎて、語ろうとなると冷静になれないのです。
ピギーズはキタムン、テツ、あっちゃん、ミキの4人で構成されているポップパンクバンドで全員がボーカルをとっているという珍しいバンド、この1stでありラストになるアルバムを発表して解散しました。基本的に明るくはじけた曲調でありながら夕焼けのサマービーチを思わせるような青春の甘酸っぱさに満ちた曲が多く、ギターポップ、ポップパンク、パワーポップ、すべてのファンにお薦めできる世界遺産級の名盤です。普段はドラムを叩いているあっちゃんの激キュートボーカルとかわいすぎるルックス。キタムンの巻き舌っぽい歌声と卓越したメロディーセンス。ミキちん唯一のリードボーカル曲 #「CINNAMON」で何度泣いたことか・・、一生懸命でかわいらしいボーカルだよね。そしてメガネの素敵なテツさん。みんな大好きです。

PIGGIES 『Mrs.Dunn』
K.O.G.A records
ピギーズの2ndシングル、上記のアルバムには未収録の大大大名曲「by my side」「I'll be back」収録。ピギーズはキタムンとテツさんが作曲担当しているのですが、僕はキタムン派。 テツさんのつくるサーフっぽくもラモーン色の強い歌もよいのですが、キタムンのつくる泣き泣きメロディーのポップパンクに夢中でした。 畏れ多いことにキタムンのほうがいい曲多いなとか思ったりしてたのです。 だけどどうだい、テツさん作曲「by my side」の素晴らしさ!! 胸が締め付けられます、締め付けがきつすぎてちぎれてしまうよ。 ピギーズ最高の胸キュンソングで、自分がピギーズの中で一番好きな歌です。

PIGGIES 『思い出のサマービーチ』 / 『Mrs.Dunn』 (7'ep)
POPBALL records / K.O.G.A records
『Mrs.Dunn』は上記CDシングルのアナログ版。 『思い出のサマービーチ』はピギーズの1stシングル。こちらにはCD未収録の「WENDY」が収録されています。 これだけピギーズ好きを公言しておきながらなんとどちらも未聴です。 レコードプレーヤー持ってないから。 なのにヤフオクで買っちゃいました。噂によると「WENDY」はキタムン作の疾走ポップパンクナンバーだそうで・・・。聴きたいなぁ。でもこれ聴いちゃうと世の中のピギーズ音源を全部制覇して、その時点で自分の中のピギーズに一つの終止符が打たれてしまうような気がしてなかなか手をだすことができないでいます。

PIGGIES 『--』 (カセットテープ)

これは7,8曲ほど収録されたデモテープらしい、詳しいことは所持していないため不明です。もうひとつこれとは別にデモカセットが出てるっぽいです。 ここまででピギーズ単独音源は全てだと思います。 オムニバスにいくつか参加してるけど未発表の曲は収録されてないはず。 なんだか情報が曖昧で申し訳ないです、詳しいことは他にくわしいサイトがたくさんあるのでそちらで調べてみるのがいいと思います。



THE SQUEAKS 『TONIGHT』
K.O.G.A records
ピギーズの解散からしばらくしてリリースされたテツさんの新バンド、スクイークスのミニアルバム。
相変わらずののりのりラモ−ンパンクに、あっちゃんライクな女性コーラスも入ってピギーズファンの期待を裏切らない佳曲揃いの1枚です。特に#8「YOU NEVER KNOW」はテツさんには珍しい「by my side」のような青い疾走感に満ちた名曲。 後にドラムの方が脱退し、なんとなんとあっちゃんが正式にメンバーへと加入!! またあのキュートボーカルが聴けると思うといてもたってもいられません。

BUGLEGS 『無題』 (デモCD-R)

ヤフオクを覘くと必ず「PIGGIES」で検索をかけてしまうのが習慣の僕です。 いつものように「PIGGIES」のワードを入れてENTERを押すとこれがひっかかりました。 BUGLEGS・・聴いたこと無い名前です、 説明文を見ると一言「piggiesのacchanが歌ってます」と。 たまげた、息が一瞬止まったよ。こいつはどえらいもんがひっかかった、松形弘樹もビックリの超大物が釣れたよと。
なのでこの作品について詳しいことはわかりません、出品者の人によるとピギーズ解散後にでたもので大阪のNAT RECORDというショップで購入したとのこと。 市場には出回っているものなのかとか、あっちゃんが新しくつくったバンドなのかどうか、とか分からないことだらけです。
でもあっちゃんボーカルなら買うのが僕の義務です。500円スタートで始まったオークションは終了間際に値段が上がり続け僕ともう一人の競り合いになりました。 見知らぬ競争相手もピギーズが好きなんだなと思うと親近感がわいてきました、でも僕の心はやさぐれきっているので、こいつうぜえな早く降りろよとも思ってました。 そんな気持ちが伝わったのか相手は5000円未満で勝負をあきらめ無事僕が落札できたのです。ちなみに僕は頭がわるいことに2万円まではだすつもりでした。 そうこうして手元にCDが届きました。もう僕の手はアル中患者並みに、そして足は生まれたての小鹿のようにプルプルと震えが止まりません。 ゆっくりとコンポのトレイにCDを挿入します、再生ボタンを押し音楽が流れ始めます。 泣きました。あっちゃんです、あのあっちゃんだよ・・。 心配していた曲のクオリティもなかなか高いものです、うまく女の子ボーカルを生かすポップパンクナンバーに、ピギーズを思わせるようなたたみかけてくるコーラス、素晴らしい。 #1「HATE  YOU」、#3「COME AGAIN」で即死確実です。これからも一生ピギーズファンでいることを誓いなおしました。ありがとうピギーズ。

‘04、2月補足:buglegsは一時的なバンドだったらしく、現在は活動していないようです。あっちゃんはSQUEAKSも脱退されたようで、今は
fabulous planesというバンドのドラマーなのです。

fabulous planes -- (デモCD-R)

あっちゃんからの頂き物。ホントにありがとうっ、孫の代まで感謝します!
ピギーズが解散して4年近く経つけれど、ついにあの極上のメロディが帰ってきました。 メンバーはベース(?)がMIKIさんからYUKAさんに代わったこと以外はすべてピギーズと同じという最高の布陣! しかもボーカルと曲もキタムン担当なので再結成みたいなものなのですよ。もう俺ドーパミンが過剰分泌で今なら空飛べるんじゃねぇかなってほどハイな気分になっており、なおかつあっちゃんからのコメントが可愛すぎて床の上でもんどりうちながらCDを聴いたところ、ビックリ! ピギーズのイメージからは想像できない様なひずんだギターで始まり、ミドルテンポの曲調でポップさよりもギターバンドとしてのロック感を強く感じる印象でした。自分としてはやっぱり今回も爽快なポップソングを聴かせてくれるのかなぁと思ってたので相当意外だったのです。でもね、これが全然イヤじゃなかったの。俺好きなバンドが方向性変えるのってちょっとイヤで、今までどおりの音楽やってくれよっていつも思ってたんだけど、今回は違うの。普通に心から素直にいいなぁって思えるの。 だってさ、ぐいぐいと引っ張っていかれる勢いとか、サビの圧倒的な高揚感とかドキドキとときめいてしまう感じとかすべてがあのときのまま、ピギーズを初めて聴いて衝撃を受け、以後眠れない夜やどうしようもなくやりきれないときにいつも素晴らしい歌で俺を包んでくれたあのときのメロディそのままだったのだから。俺は音楽用語に疎いし語彙が乏しいのでどう説明して伝えればいいのかわからないけど、やっぱりキタムンの曲は最高なのだということだけは確かなんだと思います。 
だから俺はこう言いたいです、おかえり!そしてこれからもよろしく、と。

KITAMUN 『WHISPER OF LOVE』
自主制作
同じく頂き物のキタムンソロアルバム。キタムンさん、ありがとうございます・・・。
なんとなんとなんと、キタムンのソロアルバムなのですよ。こちらはまたピギーズとも新バンドとも違った感じで、スローでアコースティックな曲を中心に構成されています。なんていうかブライアン・ウィルソンの和みととろけてしまいそうな甘さ、それにティーンエイジ・ファンクラブのポップなギターサウンドとコーラスワークが融合したような珠玉のポップソングが11曲。最初聴いたときはやはりピギーズとの違いに驚いたけど、本当に好きな音を突き詰めた感じの本質的な部分に触れられたような気持ちがしたので嬉しく思いました。もしかしたらキタムンの本当に好きな音楽の原点はこういった歌なんじゃないかなぁって。ピギーズでも新バンドでも、根底に流れるあふれるようなポップ感の源を感じられたような気がしたんです。とにもかくにも素晴らしいアルバム、世に流通していないのが惜しすぎます・・・。 キタムンさん、世のピギーズファンは待っていますよっ。これからの活躍期待していますっ。