洋楽 5

THE GET UP KIDS 『Guilt Show』
VARGRANT RECORDS   
ゲットアップキッズ待望の4thアルバム。
2ndアルバムで「エモ」という言葉の代名詞となるほどの名作を作り上げ、続く3rdアルバムで同じバンドとは思えないぐらいの方向転換を遂げた彼ら。当然、その次のアルバムはどんな路線でくるのかが期待で膨らむし、同時に不安でもあったわけです。3rdの枯れた曲調を引っ張られたら困るなぁ、とか。しかしその不安は杞憂に終わりました。これぞゲットアップキッズって感じの疾走感が満載だったので。
だからといってただ単純に原点回帰したっていうだけでは無く、いい具合の落ち着きと深みを兼ね備えた新たなサウンドを聴かせてくれます。以前までの彼らの音楽がほどよくブレンドされてさらなる高みに辿り着いたという感じでしょうか。
なので#6「MARTYR ME」、#7「HOW LONG IS TOO LONG」あたりがこのアルバムでの聴きどころじゃないかな、なんて思うのです。

Feable Weiner 『Dear Hot Chick』
Doghouse RECORDS
   
オールアメリカンリジェクツと同じレーベルであり、しかもリンク先サイトで大絶賛されていたので、これは買わねばと。厚めのコーラスに拳を突き上げたくなるようなエモポップサウンド、サビ部分でググッと引っ張ってくれる切なめなメロ、これはかなり胸にくる。まだまだ知名度は低いけどパワーポップ好きの人たちにも広く受け入れられてそのうちに大ブレイクしそうな予感。
お薦めは#2「Lameface」#6「U Minus Cool」。

JIMMY EAT WORLD 『JIMMY EAT WORLD』
CARNAGE
ジミーイートワールドっていうと『ブリードアメリカン』か『クラリティ』が評価の対象になっているけど、今回このアルバムを持ってきたのはただ単純に「Sweetness」が素晴らしすぎるから。 『ブリードアメリカン』に収録されているのよりも明らかにこっちの「Sweetness」のほうが良い。なんていうか音に深みがあるのだ。興味ある人は国内盤で買ってください。国内盤オンリーのボーナストラックなので。他の曲は同じくボートラの#7「Reason346」とかはいいんだけど、他はちょいといまいちな感じは否めない。 まぁ「Sweetness」の為に買う感じで。
そんでその「Sweetness」なんだけど、イントロのギターでもう泣きそうになるが涙はサビまでとっておけ。 感極まって胸が熱くなり自然に涙が溢れてくるから! そしてともに唄おう! みんなでシンガロングだ! さあ一つになって肩を組み、♪せんそうがーおわった〜。

Sparklehorse 『GOOD MORNING SPIDER』
東芝EMI
「レディオヘッド大絶賛」の売り文句がとにかく目に付く、スパークルホースの2ndアルバム。
まず最初に。ポップでもパンクでもないです、この人たち。 すごくローファイ。 メロディもよくわからない。ただ淡々と静寂感の漂うゆったりとした音楽が続く。 オレの聴けるのは#1「Pig」と#5「Sick of goodbyes」ぐらいなんだけど、これがすごい。特に1曲目。なんかこの曲だけアルバム内で浮いてる気もするが、ノイジーなギターがうなりまくり静寂の中にも圧倒的な激しさを織り交ぜてきて、混沌とした世界観を披露してくれる。 だけどとてもなじみやすいメロディでポップでもある。聴きやすい。そんでヘッドバンキング必至。
新たな境地を開拓していきたい人は1曲目を聴いてみてください。けっこう衝撃かも。

SUGARCULT 『START STATIC』
maximum10
すんげー爆発力。シュガーカルトの1st。
いかにもな西海岸的ノリとパワーポップの美メロがみごとに融合されている。なおかつサビでぶっ飛ぶような爆発力を兼ね備えているのだから文句無しだ。 区別のつかないUSメロディックの人たちと一線を画しているのは、この聴きあたりの良いメロディのなせる技か。 #2「stuck in america」は爆音必聴!

THE GAMITS 『ANTIDOTE』
ambience records
  
日本盤としては前作『Leaps and Bounds』に続いての2作目。
はじめ聴いたときは「むむっ、ちょいと落ち着いてしまったか!?」と思ったけど、聞き込むほどにその成長具合と完成度が響いてきた。前作に比べるとスピード感は和らいだけどポップセンスには益々磨きがかかりパンクバンドとしての貫禄さえも感じる。 なんだか作風がゲットアップキッズの『guilt show』を思わせると感じたのは俺だけだろうか? パンキッシュでいて落ち着いたサウンドがそれとダブった。『guilt show』にも引けを取らないぐらいの名盤だと思う。

SUZY & LOS QUATTRO 『FREAK SHOW』
no tomorrow
よくわかんないけどスペインのバンドっぽいです。女1、男2のガールズパワーポップパンクバンド。
SUZY嬢のボーカルがこれまたキュートでたまりません。この声がラモーンズライクなめちゃめちゃポップな演奏にのっかっているわけだから文句のつけようがないっす! 女ボーカル苦手って人も泥臭いポップパンクは好きじゃないって人も思わずにんまりなパワーポップ全開アルバム。

NEW FOUND GLORY 『Catalyst』
drive-thru
  
2年振りNFGの3rdアルバム。
ちょいとジャケを見た時点で嫌な予感が。前作の爽やかジャケと比べてグロテスクだしヘビーな感じがする。んでやっぱり中身もそんな感じでした。メタリックなリフを多用した重厚な曲が多くなっていてライトなポップソングが激減。SUM41の『does this look〜』もそうだけどキャッチャーなパンクをやっている人たちはメタル好きな人が多いのでしょうか。
まあ確かに前作の路線でまた1枚アルバム作ろうと思ったら似たような作品になっちゃうだろうし、成長してないって叩かれることになるかもしれないので、バンドの可能性を大いに広げる意欲作であることは間違いなさそうです。 でも個人的にはやっぱり#4「truth of my youth」、#6「your biggest mistake」とかのポップチューンが好きだなぁ。

NEW FOUND GLORY 『sticks and stones』
drive-thru
ドライブスルーの人気者ニューファウンドグローリーの2ndアルバム。
個人的にこの手の洋楽を聴くきっかけになったのがこのアルバムだったので思い入れがあったりする。内容はメロコア大好きキッズを虜にしまくるキャッチャーなメロディーにジョーダンの透き通ったボーカルが乗っかった青春爆発系サウンド。聴いてて楽しいし演奏もボーカルもめちゃうまい、何かが足りないとすれば1曲ごとの特徴だろうか。全部似たような曲になってしまうのはこの手のバンドにとっては仕方が無いのかもしれないけど・・・。 その反面、このバンド苦手だなって思う人も少なそうなので幅広く支持されそう。お薦め。