The Yellow Monkey
1994「smile」
イエローモンキーをはじめて「面白い!」と思ったのはこの4thアルバム。それまではただのビジュアル系バンドと思ってたのが、シングルの「熱帯夜」を聞いてこれは普通じゃないと思った。さらにアルバムのジャケットは、英国バンドsuedeのパロディ。文字体から構図からそっくり。さらにはCDの帯も「ソニーミュージック風」。


1995「Four Seasons」〜「JAM」「SPARK」
一気に懐の広さを見せたアルバム。オープニングタイトル曲は壮大なバラードだし、後半にはエモーショナルな曲が繰り出される。4thから続く「熱帯夜」「Love Communication」のハネるリズムの「太陽が燃えている」はイエローモンキーのひとつのパターンとなったが、前のめりに突っ走る「Sweet&Sweet」のほうがはるかに魅力的で興奮する。
詩も下ネタ、他人とのコミュニケーション欲求と社会のなかの自分のようなものが混在し、ストレートな感情を吐露したような印象を受ける。
とどめのシングル「JAM」は、曲調こそアルバムに入っている「空の青と本当の気持ち」の延長線上だが、分かりやすさを増した詩と魅力的なメロディーは今なお聴くたび涙腺が緩む。
コロンビア最後のシングルとなった「SPARK」はツアーのために書かれた曲であり、当時のシングルジャケットにして「横向き・メンバーが全員写ってる写真」はツアーのトラックに印刷もされた。(同じことを3年後にもやっている)

1997「SICKS」
1.RAINBOW MAN /2.I CAN BE SHIT,MAMA /3.楽園 /4.TVのシンガー /5.紫の空 /6.薬局へ行こうよ /7.天国旅行 /8.創生児 /9.HOTEL宇宙船 /10.花吹雪 /11.淡い心だって言ってたよ /12.見てないようで見てる /13.人生の終わり
ファンハウス移籍第一弾シングルの「楽園」こそいつものハネるリズムを踏襲した曲だが、アルバム全体は前作に比べると格段にレベルが上がっている。
一曲目の「レインボウマン」からそれは顕著だ。厚くなったドラム、クリアになったギターとうねるようなベース。それでいて吉井のボーカルは余裕が出てきた感がある。二十代後半しか分からないようなタイトルのネタも笑える(シネシネのコーラス、最高!)。歌詞カードにも注目したい。英語風に発音して日本語で表記、という手法をこのアルバム以降吉井は随所に使う。この曲では「FAN=不安」、二曲目の「I CAN BE SHIT,MAMA=アカンベーしたまま」(こちらはは少々強引だが)など。後年のインタビューで吉井は桑田圭佑からの影響を公言しており、それが現れたものと思える。詩のセンスに加えて、バンドのキャラクターや音楽性ともあわないとうまく決まらない非常に難しいやり方であると思う。
四曲目「TVのシンガー」はレッドツェッペリンの「Black Dog」を髣髴とさせる。
音が厚い分、また核になる曲「天国旅行」や「人生の終わり」が重いテーマなため、トーンとしては暗いアルバムではある。

1998「Punch Drunkard」
1.パンチドランカー /2.球根 /3.間違いねえな /4.ゴージャス /5.見して 見して /6.クズ社会の赤いバラ /7.セックスレスデス /8.エブリデイ /9.SEA /10.BURN /11.甘い経験 /12.離れるな /13.LOVE LOVE SHOW

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旧譜を紹介したりするのに、やっぱり2〜3枚のアルバムをまとめて紹介してしまうのがわかりやすいし書きやすいだろう、ってことで、そんなページです。

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