コタニキンヤ -「キンヤがくる!?」全国制覇の旅・長崎編-
2000.7.13 出島ワーフ
「キンヤが長崎に来る!!」
そのニュースを聞いたのは前日の夜だった。
いつどこに現れるかもわからないとのことなので、行くのは諦めていた。
しかし、直前に連絡が入り、参加できることが判明。
ということで、学校から帰ってすぐに会場へ向かった。
開始予定はPM6:00。
迷っておくんち広場まで行ってしまったために、到着したのは10分前。
中央の階段前に大きな花輪が2つ並んでいた。
しかし、ライブ前にも関わらず人が少ない。
本当にライブがあるのか疑ってしまうほどであった。
そんな中、スピーカーなどの機材が準備され、舞台?が完成。
ちょうど海をバックに、花輪に挟まれた感じになっていた。
とりあえず、友達とともにライブ開始を待った。
6:00を過ぎた。
まだキンヤは現れない。
何事かと集まってきた人はともかく、数少ないファンは今か今かと待ちわびていた。
数分後、「あ、来た!!」の声に皆が振り返る。
遠くからこちらへ向かってくるキンヤの姿が見えた。
「こんにちは!!」
笑顔でキンヤ登場。
この日はTシャツにオーバーオール、オレンジ色のリュックを背負っていた。
手に持ったラジカセは青いごんぞう
(ちゃんと石橋さんと中居さんのサインも入っている)。
荷物を置かずに早速人寄せを始める。
遠巻きに眺めている女子高生を近くに集めて、とうとうラジカセのボタンを押した。
1曲目、初の生ラジ語り体験の私は、最前で見ていたこともあり、かなり興奮していた。
他のファンたちも楽しげにノっていたが、残念なことに盛り上がっているのは1列目のみ。
これにはキンヤも困った様子で、「みんなライブとか行かないでしょ」と言い出す。
が、そんな状況にもめげることなく、『キンヤのフリ付け講座』を始めた。
「これは簡単でしょ?」と教えられたのは、某お笑いタレントのギャグのようなフリ。
それだけでは何の曲のフリかわからなかったが、曲がかかると納得。
皆がサビで踊りながら笑うと、キンヤも笑顔になる。
そして、彼は歌いながら階段を上り、建物の中へと消えていった。
もう終わり!?
フッとよぎった不安はすぐに消えた。
しばらくすると、奥にいた男子学生の手を引いたキンヤが再び現れた。
その後も離れた所にいる人に、「聞こえますかー?」と声をかけたりする。
観客とのコミュニケーションを忘れない姿に脱帽。
ちょっとファンは取り残された感じだったが。
「さっき他の所でもちょっとやったんで、聴いた人もいるかもしれないけど
(この日キンヤは繁華街をうろつき、CD店でもラジ語りをしていた)、
今日は新曲を持ってきました。これもフリがあります」と、
またもフリ付けの指導をするキンヤ。
「基本はコレです」と、その場をかけ足で回ったり、
「こう、手を引き付けるのと同時にウインクなんかして、腰もこうグッと入れて・・・」
などと言いながら、一生懸命に教えようとする。
が、なにしろものすごくテンポの速いこの新曲、できない人続出・・・。
仕方なく、「自分を捨てちゃってください」と頭を振るように指示した。
曲が始まると、何度も「回れ〜!!」と叫び、汗だくになりながら歌い続けていた。
割と踊ってる客がいたように思う。
もちろん前の方だけではあったが。
途中2度もマイクの電源を切ってしまうというアクシデントに焦っていたのはご愛嬌ということで。。
ミネラルウォーターを飲み、最後の曲へ。
「みんな知ってると思うんですが」と紹介したのが、パラパラでおなじみの4曲目。
曲の合間に「ヒゲダンス〜!!」などと言って笑わせるのも忘れない。
フリを知らない観客には、目の前で踊って真剣に教えながら歌う。
階段の方へ行って、女子高生の隣に座って歌ったりも。
もちろんラップもしっかりと。
ここでもラジカセの停止ボタンを押してしまうという大きなミスをしてしまったが・・・。
ライブ終了後、この旅のラストである、甲子園でのライブチケットとなる『約束手形』を配っていた。
手渡しながら一人一人と握手するキンヤは、かなり緊張していて、歌っていた時とのギャップを感じさせた。
私も、甲子園に行ける見込みはないものの、チケットをもらってきた。
ご本人には申し訳なかったが、せっかくだったので。
ちなみに、私が声をかけると、笑顔で答えてくれた。
お互い緊張してて話食い違ってたのは気にしない方向で。
そして、DA祭のPRの後、来たときと同じように普通に去っていった。
道路までかなりの距離があるため、観客からはずっと見えている状態で。
「ばいばーい」 「ありがとー」という観客の声に振り返っては、笑顔で応えて手を振る。
最後まで可愛らしい姿だった。
そういえば、追いかけていってる人はいなかったような気が。
そのため、混乱も起こらず、静かに終わった。
キンヤの目標である全国制覇に向けての、長崎での本当にちっぽけなライブ。
ノリの悪い長崎の観客に戸惑いを見せながらも、最後まで楽しませようとしているキンヤの姿には逞しさを感じた。
これからの成長を楽しみにするとともに、彼には、海を背に歌ったこの長崎でのライブをいつまでも忘れないでいてほしい。
それにしても、長崎で新曲初披露になるとは・・・貴重な体験をさせてもらった。
1時間にも満たない路上ライブだったけれど、楽しい時間を過ごすことができたと思う。
またぜひ参加したい。
【SET LIST】
1.スレスレなる季節
2.アブラカタブラ
3.Sweet Sweet Samba
4.情熱BALLAD
【衣装】
Tシャツにオーバーオール、オレンジ色のリュック。
青いラジカセ『ごんぞう』(石橋さんと中居さんのサイン入り)。