係員「あの」
館長「なに?」
係員「Shiela E.ってアイドルだったんですか?」
館長「私の中では」
係員「・・・・・・」
館長「CyndiにしてもShielaにしても、アイドルとしてはかなり見た目が突拍子もなかったのよね。その突拍子もない
ファッションになぜか惹かれた私・・・」
係員「・・・なぜ・・・?」
館長「まずMadonnaは超お堅いクリスチャンの家庭であるうちの実家では聞いちゃダメだったのね」
係員「理事長(館長の母)、そんなに堅いんですか?」
館長「ダイアモンドより堅いよ、奴の意思と価値観は」
係員「・・・で」
館長「CyndiはOKだったのよ。歌詞の内容がMadonnaと比べて全然穏やかだったから。で、私は当時小学生だったか
中1ぐらいだから、当然見た目からも入ったわけ」
係員「まさか鶏のとさかみたいな頭にしたんですか?」
館長「お堅い我が家ではそれはできないので、せいぜい母親のアクセサリーをこっそり拝借して、
じゃらじゃらつけるぐらい」
係員「それつけてどこ行くんですか?」
館長「渋谷に遊びに行ってた」
係員「うっわー、怖い中学生」
館長「当時の渋谷って今と違ってかなりひなびた感じだったから、全然怖いことはなかったわよ。その代わり
大学生にナンパされて、"短大生?OL?"ってよく聞かれたけどね・・・」
係員「老けてたんですか?」
館長「今とほとんど顔変わんないから(涙)」
係員「でもShiela E.はよく理事長が許しましたね」
館長「中学3年ぐらいにクラスでPrince殿下が凄い流行って」
係員「凄い中学ですね」
館長「(無視)まあ、中3にもなれば親の言うことなんか半分ぐらいしか聞かなくなるから、私もPrince殿下に嵌って、
その流れでShiela E.と」
係員「Princeファミリーの当時のあのファッションとか、真似したんですか、まさか」
館長「あれは流石に真似出来ないから見てるだけ」
係員「そうですよね・・・」
館長「でも、くっさい香水つけたり、セクシーな服を親に見つからないように買ったりはし始めたけど」
係員「はっ?」
館長「だってそういう服とか持ってないと、サーカス(六本木にあったR&B中心のクラブ)入れなかったし」
係員「・・・理事長が未だにむっとする成績超低空飛行時代の理由ってそういうことだったんですね」
館長「でも単純に音楽が好きでそういうところに出入りしていただけだから、親が心配するようなことは
成績の低迷以外はなかったけどね」
係員「それで十分です・・・」
館長「でも、Shiela E.というかPrinceファミリーにはまらなかったら、多分、牛乳瓶底メガネのお堅いつまらない
女になっていたと思うわ。Princeファミリーのおかげでお洒落する楽しみを知ったような気がする」
係員「ずいぶん極端な気もしますけどね・・・」
係員「あれ?」
館長「何?」
係員「館長ってSAW全盛期とかって結局SAWにはまっていたんじゃないんですか?」
館長「SAWは友達に付き合って行くとついてまわるものって程度で、実際その当時はまっていたのはやっぱり
PrinceファミリーとかJanet Jacksonあたり。基本的にPrinceかJam&Lewisがらみの曲にはまってたから」
係員「ずいぶん濃いですね・・・」
館長「何しろ中3か中2の時に一番好きだった曲がAnita Bakerの"Sweet Love"ですから」
係員「・・・・・」