■『アンダーグラウンド』は人間賛歌ということで。

空も飛びます ユーゴスラビアが第二次大戦のあと何がどうなって内戦が起こったのかはよく知らないが、この作品は面白かった。というのは見る側も映画化される側も、国や状況がまったく違っても同じ人間であるからだと強く感じた。実際起こっていることは悲劇なんだけど喜劇にしかみえない。これはコメディであり、人間賛歌であるといえるのではないだろうか。
いえなかったらごめんなさい。

とにかく登場するキャラクター全てがおかしかった。名前はクロとソニしか覚えていないが。
ちなみにあの音楽隊は一体なんなのか。わかるようで未だによくわからない。
ちなみにこの作品の監督であるエミール・クストリッツァははじめて(2本目?)の作品『パパは出張中』がカンヌでパルムドールを受賞していたと思う。3本目がこの『アンダーグラウンド』で、またパルムドールをとってしまった。
こういうことを書いてもこの映画のすごさは伝わらないかもしれないが、まあ世間一般の評価を知るための一助となるかもしれないと思うので一応書いてみた。
この作品の最もすごいところは、上記のようにどこがすごいのかよくわからないのに私のベスト3に入ってしまうところだと思う。


■フランス映画代表『デリカテッセン』

この人は主人公じゃないよ ジュネ&キャロの『デリカテッセン』をフランス映画の代表と言ったらちょっと偏っているだろうか。
いや、正直自分でも偏ってると思うが、これからもこういう作品が存在すればフランス映画界も大丈夫だろうと言う意味であるわけで、なんともでかい話になってしまった。
基本的な話としては肉が貴重になった未来の話で、肉屋に下宿することになった男が、男を食べようとする(売ろうとする?)肉屋の娘に助けられるって話だったような。
話はたいしたことないんだけどなんというか映像がすごいんだこれが。記憶にあるのは肉屋の顔とか。ドロドロした感じが最高。『ロスト・チルドレン』の時に「レトロ・フューチャーなおとぎ話」というキャッチコピーがあったけどジュネ&キャロとしては別に目新しいことではないと思う。まあそこがまたいいんだが。今度DVD探そう。

で、フランス映画の話に戻りますが他にすきなのはパトリス・ルコント(これは他で書いたので省略)とか名前忘れたけど『他人の空似』のダビー・デビートみたいな人とか。
なんというかユーモアのセンスがすごいなって感じで。
フランスぽく言うならエスプリって言うの?
非常にブラックなネタでも軽い笑いにしてしまえるようなトコがある。
そういうところが好き。


■『パトリス・ルコントのボレロ』もエスプリ?

↑で「フランス映画代表『デリカテッセン』」とか言いながらもパトリス・ルコントをとりあげる。
パトリス・ルコントの映画は割りと有名だしたくさんあるけど一番すきなのはこの『ボレロ』。短編。
ボレロの太鼓(ティンパニ?)叩く人をジーっと観察するだけなんだがこれがまたどうしてか面白い。説明しろと言われても困るけどね。たしか『パリ空港の人々』の同時上映かなんかで見たと思う。本編も面白かったけど私はこっちの方が好きだなあ。あ、『パリ空港の人々』は別の人の作品ね。
『タンゴ』『髪結いの亭主』もそうなんだけどどことなーく独特の雰囲気がなんともいえない。
まー要は見てみろってことなんすよ。


兄上〜♪ ■正直あまりよく覚えていない『ブリキの太鼓』


少年が泣き声をあげるとガラスが割れる。まるで忍者ハットリくんのシンゾウです。
そんな主人公だったと思います。あの特殊能力が映画の中でどう役立ったかはわかりませんが、この『ブリキの太鼓』もパルムドールをとっていたかと思われます。確か有名な文学作品の映画化じゃなかったかな?このあたりとても文学部出身とはいえません。
この主人公は、名前は忘れたんですけど確か自らの意思で大人になるのを止めた、という設定じゃなかったですかな。その少年から見たドイツ、みたいな感じで。
これはあんまりよく覚えてないんですよね。じゃ他のは覚えてるのかと言うとそうでもないんですが。とにかく浜辺にあった馬の首(?)にうなぎがぎっしり詰まっていたのは覚えています。というかそういう場面を覚えています。


■旅『リスボン物語』旅

旅ではさんでみました。
これはヴィム・ヴェンダース監督作品のロードムービー。
まあヴェンダースといったらロードムービーなんですけど、『パリ、テキサス』の後は長く低迷が続いていました。で、『リスボン物語』。彼の復活作と言ってもいいのではないでしょうか。
なんちゅうか画面が明るくなったんじゃないでしょうか。もっともこの映画は題名の通りリスボンですからドイツよりはそりゃ明るいんですけどね、ヴェンダースの映画って、例えば『パリ、テキサス』なんかはテキサスなのに陰鬱と言うか暗〜いイメージがあったんですよね。
ロードムービーってのは大体がこう、人が成長していったりします。旅ってモノがそういう役目を持っているのでしょうか。少なくともA地点からB地点に移動するだけでは旅とは呼べないようです。
ロードムービーと言いますとジム・ジャームッシュの『ストレンジャー・ザン・パラダイス』も好きです。旅に出たくなります。あ、ジャームッシュはヴェンダースの弟子でしたね。


戻る