戦隊モノには大抵命令を出す人がいる。
サンバルカンでいうところの嵐山長官がそれだ。その肩書は長官であったり司令官だったりと様々だが、正義のメカにはスポンサーの名前が入っていないことから、彼らは国家公務員であることが推測される。
一般企業所有のメカ(しかもあんなにデカクテ広告塔にはぴったり)であるにもかかわらず社名を入れていないのだとしたら、相当慎ましい社風であるか、担当者が相当ボケているかのどちらかだろう。
すぐ倒産してしまいそうだ。
しかし国家公務員といっても、市長・町長クラスの人間ではあんなに怪獣に詳しくないだろうから、おそらく政府に直属する専門機関なのだろう。
ここで、長官と呼ばれている点を考えてみる。
日本で国家直属の機関といえば、まず省庁がある。省のトップは大臣、庁のトップは長官であるから、戦隊モノを指揮している人は大臣レヴェルの政界の上層部の人間であることになる。
次に、司令官と呼ばれている場合について考えてみると、これはいうまでもなく自衛隊。
それも防衛大出身のいわゆる制服組、かなりのエリートであろう。
日本の国防をその双肩に担っていると言っても過言ではないような人物である(この文章完成後、実は国連平和機構地球守備隊の長官であることが判明。しかもサミットで太陽戦隊の結成を提案したのも彼らしい。思っていたよりスケールがデカいなあ)。
つまり、どちらに転んでも東大卒か防衛大卒、日本のトップクラスの人間である。
それがサンバルカン・嵐山大三郎の場合、平時はスナック「サファリ」のマスターをやって非常時に備えているのだ!テレビの中ではいつもむすっとしているが、それもそのはず、日本の誇るエリートがカレーの大食いだけが得意であるような人間と一緒の現場で、それも最前線で働いているのである。
番組内でも何度かでてくるが、長官・司令官の居場所は攻撃を受けやすいようだ。悪の立場になって考えてみれば、まずは司令部が狙われるというのは気がつきそうなものだが、そこはお役所仕事であるから気がつかないのだろう。
政府直属機関のトップである人間があんなに危険な場所で働かされていていいものだろうか。しかもそんな中でさえ自分はいつも的確な指令を出している(と思われる)のに、おいしいところは大食いだけが特技の筋肉馬鹿たちに持っていかれてしまうのである。

日本の将来を担う男が、だ。

にこやかに仕事をできるほうがどうかしている。
ストレスもたまることだろう。
毎回毎回オペレーターの女の子と二人きりでいることが多いようだから、セクハラでもしているのだろうか(筆者註・この女の子は嵐山長官の一人娘・美佐であることが判明。まさか娘にセクハラはしないよね)。
番組の終わりに夕日を眺めていたりすることもあるが、きっと近い将来の天下り先のことでも考えているのだろう。
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