ご近所さん 私は毎日西新宿高層ビル街に通勤しています。高いところが嫌いな私には最悪の環境ですが、窓から外を、しかも下を覗き込むような真似さえしなければ、何とかやっていけます。
ところが先日、窓のすぐそばをカラスが飛んでいました。 地上何メートルであるかは知りませんが、他に鳥が飛んでいるのを見たことがないので尋常な高さではないと思います。

カラスは今でこそ害鳥として扱われていますが、その昔は熊野大社の守り神という、今となっては考えられないような崇高な地位にいたのです。現在でもその位置を誰かに譲ったわけではないと思いますが、一般にイメージの悪い鳥になってしまいました。

都会の番長 朝の通勤途中、カラスが生ゴミを荒らしているのをよく見かけます。これ以外にも、子供を襲った、農作物を荒らした、果ては電車を脱線させたなど、カラスによる被害は多岐にわたるにつれ、そのイメージは悪化していったのです。
何故カラスによる被害が多いのか。それは、カラスが他の鳥や哺乳類よりも頭がいいからでしょう。

カラスを見ていると、とてもえらそうにしていることと、ある程度以上のことはしない、つまりここまではやるけどこれ以上はやりません、という明確なラインを持っているのではないかと思わせます。
その要領のよさは某大学附属高校の生徒を思わせるものがあります。

頭がよい上に暴力と要領のよさを持ったカラス。
ここまでそろっていれば、人間を襲い、第2の万物の霊長の座につく日もそう遠くはないようにも思われます。

カラスが支配する社会。全く想像もつきません。 少なくとも人口増加(正しくは烏口?)、食糧問題、交通公害がなくなる分だけ、人間支配の社会よりいいかもしれません。

人間以外が支配する世の中というのは、世界の小説を探さなくても身近なところではドラえもんの世界からも見つけることができます。そういった話の中では、人間でない生物(植物や動物)が人間っぽい格好をしてその星やら世界やらを支配しています。そこにあるのは犬版の人間世界とか植物版の人間世界といったものばかりで、一口に言うなら人間の亜流です。
実際にそういう世界を見たことがある人はいないわけですから、何が正しいと断言はできません。
しかし私の考えでは他生物の世界が人間世界の亜流になるというこの考えは、非常に傲慢な、人間らしい考えであると思います。進化の過程、成立の過程すらも違うであろう他生物が、なぜ人間と同じような思考を経て、同じように国を作り、同じような行動(国家の形成や戦争など)をとると考えることができるのでしょうか。人間の子供ですら同じようには育つわけではありません。まして異なる種が人間と同じ思考回路になるでしょうか(いや、ならない)。

そろそろ科学の進歩、というか知識の普及によってそのぐらいの科学的生物学的矛盾がなくなってきてもいい頃ではないでしょうか。いつまでもそういう矛盾を垂れ流しにしておくと、いつか異星人と出くわした時に偏見を持ったままで接することになり、それが宇宙戦争の引き金になってしまうかもしれないのです。

戻る