かいたひと 柳家 松乃介
いつか見た、空の絵本
只、季節柄雨が降っていたか・・いなかったか。
それだけしか覚えていない。
何事にも統計を求めなさい。
何事にも傾向を見付けなさい。
何事にも我慢しなさい。
そして、私の言う事を聞きなさい。
誰にでも欠点を指摘しなさい。
誰にでも同情しなさい。
誰にでも耳を傾けなさい。
そして、私を知りなさい。
自分にも目を向けなさい。
自分にも甘えなさい。
自分にも影響を与えなさい。
そして、私に言いなさい。
貴方には判りません。
貴方には出来るとは思えません。
貴方には信じられません。
そして、私を誉めなさい。
好い加減なものは壊しなさい。
後悔し続けなさい。
疑い続けなさい。
迷い続けなさい。
騙し続けなさい。
一つだけを見続けなさい。
そして、私を殺しなさい。
いつか見た空の色は・・吐き気と絶望に染まっていた。
あとがき
テーマは、嘘です。
『・・なさい。』と言うのは嘘です。
本当にこんな事をしてたら、良い事多分無いです。
こんな感じです。