かいたひと 柳家 松乃介
切れ端だらけで君が居た
夢の中では今日も君との自慢話さ。
此処でなら嫌味で無い会話に聞こえる、でも何故か三人称でいて疑問符と体言止めを繰り返す。
全て意味もないまま、眼が覚めた。
カーテンを開けないでも良い天気だ。
開けた途端雨が降った、初めて自分が雨降らしだと自覚した朝。
左端の席のあの子と良い仲に、やり方が解らなくて苦労した。
性教育をまともに受けておけば良かったと今になって後悔。
逐一彼女の部屋の引き出しの上から三番目が気になってイライラしたのは後で気付いた事。
次の日、彼女の席がどちらかと言えばそこはかとなく右寄りになっていた、
クラスメイトがそう囁いた・・理由は解らないと言う、全く女には秘密が一杯だ。
皆、鍋のセールス売りに気を付けて、誰も居ないから告げておく。
奴等の手の内で踊らされた複数の男達の声が今にも聞こえそうだ。
ほら、こんな話をしているからだ・・玄関のチャイムを長めに押して、作り笑いしてる。
居留守を使おう。
雪の日には傘を差さない、古き良き時代がそうであった様に我々も従うべきだ。
珍しく付けたラジオ番組、多分白髪交じりの小太りが声高らかに叫んでいた。
何時の間にやら知らない内にラジオ番組は変わってしまった。
久しぶりに帰った実家ですらそうなのだ、時代は流れているのだ。
やっぱり今年の花粉は凄い、何が凄いか言わずとも肌で感じた。
春で浮かれている連中には花粉だらけ、何だかお似合いだ。
そら、肩に、頭に足に指先に体中に一杯付いてる。
見ているこっちがむず痒い位に。
最近になって漸く認知された社会問題に不安感を抱く。
だが俺は解っていた、些細な問題でしか無い事を・・。
実は言うと只のカモフラージュ、ニュースで五月蠅い位に行ってるキャスターの後ろに。
居るんだろう?出て来いよ。
明日は明日さ、大体聞いてるだろ?
子供に付ける名前はあまり大それたものにするなって。
だから俺の息子は貧弱と名付ける気だぜ、それなら弱くても文句は言われねえ。
脳ある鷹は爪を隠すって事だ、ホントに貧弱ならお終いだ。
息埋めにするしか・・無いなホントに・・お前は。
じゃーな。
・・おいおい、お休みのkissは勘弁してくれよ。
あー?又か、だから彼奴のイビキが五月蠅くなる前に寝れって言ったんだよ。
ったく。
後書き
久しぶりに書いた又の滅茶苦茶文章です。
一行の文章だけでどれだけ魅力的な言葉を並べれるか。
これがテーマです、今迄の作品もそうですが・・。
乱暴な喋りを多用しましたが、気分を悪くした人は御免なさいです。
それでわ、又。